暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

不便

2020年04月20日 | 古民家

 護岸工事がされていない川を見つけると・・・川の両側は草木に覆われて・・・

雑草だろうか・・・?可愛らし小さな花が、川面に映り込み・・・

ユラユラと流れる水の流れは穏やかで・・・戯れながらフワリと蝶の舞う姿が見られようなら・・・

その風景の・・・朝や夕暮れの姿を見ないといられない・・・そんな心持になります・・・。

河川の災害が増え・・・蛇行した川は危ないと、極力川をまっすぐにする工事は古くから行われて来ました・・・。

川の様子に違和感を覚えるようになったのは・・・ダムが出来始めてから・・・

川の側面がコンクリートで固められ、えさ場や小動物の住処が脅かされて・・・・

砂防ダムで魚の行き来が妨げられ・・・川の水流や水量も少なくなり・・・。

以前ほどではないけれど・・・家庭用排水で汚れされている川の現状は今も続いています・・・。

山・川・海はすべて繋がり・・・どこかバランスが崩れても、環境に与える影響は大きく・・・

この所の騒ぎで起きた社会の停滞で・・・奇しくも自然環境の改善がほんの少し見えたようです・・・。

慣れとは恐ろしいもので・・・人を盲目にさせます・・・。(恋もそうらしいですね。ちなみに、結婚は視力を戻してくれるそうです。)

解っていても、見て見ぬふりをするのも・・・人・・・です・・・。

江戸時代の暮らしが良いとは言えず・・・薪などの燃料として、里山だけでなく・・・

山の木を無秩序に伐採して・・・丸裸にした歴史があります・・・。

戦後も。経済の発展と合わせるように、自然破壊は進みました・・・。

同じことの繰り返しは、いつの時代も続いてしまうモノですが・・・

元気ある山・川・海を保てるなら・・・少し不便でも健康的な暮らしはした方が良いと思います・・・。

便利で快適な毎日を過ごすだけの生活よりも・・・

健康で元気な毎日であり続ける少し不便な生活が、本当に幸せに暮らしていると実感出来るのかな・・・と思います。

 

 

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