暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

触れる

2019年06月28日 | 古民家

 ガタ・・・・有明海のムツゴロウが住む土・・・?砂・・・干潟のガタ・・・?

地元の方はガタと呼んでいて・・・砂でも土でも無く・・・・ガタだそうです・・・。

触ってみると・・・・ネットリと粘土質で・・・海の砂とは違い・・・・田んぼの土とも違います・・・。

ガタの土は、ムツゴロウが棲むには、まことに居心地が良い土と環境が整っているのだと思います・・・。

土壁は、藁スサや麻を入れて・・・練り込んで発酵した土は・・・竹になじみ、粘り強い壁になります・・・。

田んぼの土も・・・毎年耕し管理する事で・・・肥えた土となり・・・良質な日本のお米を育てます・・・。

泥団子・・・・作った経験のある子供は多くなり・・・農業体験も各地で行っています・・・。

田んぼの中に足を入れて、ドジョウを取った世代・・・・

少しひんやりして・・・足にまとわり付く感触をおぼえていますか・・・?

発酵した土壁用の土・・・・何となく、ザリガニの匂いがして・・・・

池や・・・あぜ道の用水路で釣り上げたザリガニを思い出しませんか・・・?

遊びの中で・・・・自然に学んだ環境は無くなり・・・学習と銘打って・・・土いじりが勉強になりました・・・。

必要か必要で無いか・・・?はいろんな考え方がありますが・・・

場を提供しなければ・・・学べない・・・不便な世の中になり・・・

子供らしい遊び・・・・大人が懐かしく思える場も無くなって来ました・・・。

ぬくもりややすらぎ・・・・それは、心落ち着く時間に感じる気持ち・・・。

手で触れる事も・・・・肌で感じる事も・・・・香りで感じる事も・・・・

教えるのでは無く・・・・自然に感じ・・・・経験して来たのですが・・・

背比べをする柱が家の中に見当たらない・・・・

足の裏で感じる・・・土や・・・石・・・砂・・・無垢の木・・・

いろんな素材で出来た地面が見当たらなくなり・・・・

現代社会では必要ないと思われそうな経験が・・・・普通に出来なくなりました・・・。

不便な古民家の暮らしは・・・・体に負担がかかり・・・経済的に裕福な人の道楽・・・

そんな感覚でとらえられています・・・。

立派な古民家から・・・そこそこの古民家まで・・・暮らし方は様々で・・・

みんなが裕福な暮らしをしている訳では無く・・・それは今もおなじで・・・

そこそこの・・・自分の身の丈に合った・・・古民家の暮らしで、やすらぎを感じられる

そんな暮らしで良いのかな・・・と想います。

 

 

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