暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

あいまい

2019年06月18日 | 古民家

 新しいモノにはなんとも言えない香りがあります・・・。

どんなモノにも香りはあるのですが・・・新車や新築・・・新しく建てられたビルの中に入った時・・・

スマホや時計・・・・包装された包みを開けた時に感じる香り・・・

包装紙の紙のにおいなのか・・・?・・・商品の金属やプラスチックのにおいなのか・・・?

新しいモノには・・・人の心を、なんだかワクワクさせる力があるように思います・・・。

新しい畳のイ草の香りがとても心地良かったり・・・

干草も・・・お日様を浴びて乾燥しているようで・・・少し草いきれの若さも感じられて・・・

蒸し返す夏の日・・・古民家に入れば・・・少々ホコリっぽく感じながらも・・・・

スッと頬に感じる風は・・・ひんやりと通り抜けに、体の熱を奪ってくれて・・・

暗く・・・静けさが残る部屋の奥の窓・・・見える外の景色は・・・・

立ち入ってはいけない・・・あいまいな時間への入り口のように感じられます・・・。

人の感覚は不確かで・・・人それぞれに受け取りかたも違い・・・年齢でもその捉え方は変わって来ますが・・・

小さい頃の記憶・・・良くも悪くも、刺激を受けた感覚は・・・長い時間忘れていたとしても・・・・

何かのきっかけに思い起こされる時があるそうです・・・。

香りや・・・食べ物・・・景色・・・・五感で感じられるものは・・・理窟で覚えているのでは無く・・・

感情の記憶・・・そんな気がします・・・。

新しいモノには新鮮な感情が先に来て・・・そのワクワク感が強く・・・・

気分が高揚するのと・・・・普段は触れる事の無い、多くの素材が放つ若いにおいで・・・

良くも悪くも・・・体が反応しているのかもしれません・・・。

自然中で感じる安らぎの香りは・・・時間と歴史の流れにのって・・・漂うようにやさしく包み込んでくれます・・・。

立ち止まってみれば・・・・なにかを感じる場面はたくさんあります・・・。

木陰の下・・・・・たまたま見つけた小道・・・・

・・・・思い出を呼び起こしてくれる空間は、そんな場所にあるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

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