ウツウツ記

毎日の生活で感じたことを書いています。

何故執着したのだろうか。

2022-08-10 10:04:46 | 日常
安倍元総理襲撃犯の母親が会見を開かれるとか。
犯人の親だからといって
必ずしも責任を負う必要はないと思いますが
今回に限れば、大きな要因になっていますから
渦中の人が何を感じているのかは気になります。

今回の事件、様々なことを感じています。

まず、一つ。
大きなことは、犯人はどうして母親を捨てることができなかったのだろうか。
疑問です。
事件の目的は、ただ一つ
母親に振り向いて欲しかったのだと私は思っています。
母親から謝罪の言葉、できれば労わりの言葉が欲しかっただけだと思います。
振り向かせるための行動。
でも、振り向きましたか。
どうも振り向いてはいない様子です。
そんな親、必要ですか?

私には、疑問です。
どうして捨てなかったのでしょうかね。
全くわからない。理解できない。
兄弟の苦境を救おうと自殺未遂までした青年なのに
元凶を断ち切る勇気がないなんて。

宗教に絡む金銭問題を除けば
基本的には良い母親だったのかもしれません。
どこかに、良い思い出があったのかもしれませんし
得られないものだからこそ、執着したのかもしれません。
また、断ち切ることへの罪悪感に縛られていたのかもしれません。
それにしてもな。

私も、母親との関係を断つ時は
四六時中、寝ている時でも罪悪感がまとわりついていました。
自分で自分を責めるのは苦しかったです。
自分を守るために関係を断つのに
長い間、心の中に亡霊が住み着いていました。
結局、カウンセリングと時間が救ってくれました。
母親への希望を持った頃もありましたが
結局、何一つ通じるものがなく
自分を凹ませるだけでした。
犯人も、早く気が付いていたらと思います。
会見で母親が何を発言するかわかりませんが
もしも、また宗教を優先するのなら、それは犯人にとって死刑宣告と
同じでしょう。

通じ合えない人とは通じ合えないのですよ。
例えそれが、血がつながっている相手でも。
求めてもムダな人はいる。
諦めるのは悔しいけれど、それは受け入れるしかない。
だって、自分の人生は自分のものですし
これからの時間の使い方を考える方が、よっぽど自分の為になります。
頭も良かったようですし
何度も現状打開を試みたようですし
母親に執着したことは残念です。

それから、事件についてもう一つ思う事。

それは、事件が起きることによって
明らかになってきた宗教団体と政治家の繋がりです。
この問題を掘り下げることは、犯人の思うツボだから
掘り下げない方がいいというコメンテーターがおりますが。
全く、違うと思います。

犯人が求めていたのは、母親への執着。
たまたま殺害されたのが有名人であっただけ。
宗教ではなく、異性関係に溺れた母親だったとしても
同じ犯罪を起こしたと思います。

だから、この宗教団体と政治家の癒着を掘り下げても
犯人の思うツボではありません。
違う問題が明らかになっただけです。

一つの犯罪から露呈した問題が
大きく、大切な問題だと思うから、掘り下げてほしいと思う訳です。
大きなお金が日本人から吸い上げられ
他国に流れる。
日本人女性が他国に売られている。
そんな団体にお墨付きを与える政治家を問題視して
どこが悪いのでしょうか。
もっともっと掘り下げて欲しいです。

他にも、宗教2世の問題など
今までよく知らなかった問題も、今回のことで報道されるようになりました。
もっと明らかになってほしいです。

初めに犯人に対して疑問をぶつけましたが
もしも、ここに至るまでに心を開く相手がいたのなら、
と強く感じてもいます。
私は、行き詰って必死に探し回ってカウンセラーにたどり着きました。
カウンセラーも相性ですから
信頼できる相手に会うまでには、何度も悔しい思いをして泣きました。
心を開く相手を得ることは、簡単なことではありません。
信頼しても、それでも最期まで言えなかったこともあります。
でも、出会えて私は幸せだと思います。
彼にも、そういう第三者がいてくれたら、と強く思います。
母親に執着せずに、自分にフォーカスする生き方を
一緒に探してくれる相手がいたら。

母親には、会見で彼への気持ちを一番に話してほしいですが
また、希望を持たせるだけかもしれませんね。
現実は厳しい。
今度こそ、母親の真の姿を見て、幻想を捨て執着をすてる時なのかも。
(母親自身の信仰心は、本人が幸せならば干渉できないと思います。
 例えそれが犯罪団体に等しいものであっても、幸せの定義はそれぞれですから。
 そういう人もいると思うしかありません)
そうしたら、自分が行ったことに対して
本当の反省が生まれるでしょう。
誰の命を奪っても、それは間違いだと。

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