熊本レポート

文字の裏に事件あり

山本自民党熊本県連会長が「辞める」と言い出して歓迎される支持率33%の新会長

2017-12-14 | ブログ

 政治は正しく生き物である。  
 6月に再任された山本秀久自民党熊本県連会長(82歳・県議会議員10回当選)が、12月県議会の最終日を終えて県連会長を「辞める」と言い出した。再任半年での意外過ぎる辞任劇だが、その背景に果たして何があったのか・・・。
 その疑問に応えたのが、地方議会、経済界の事情通である爺さまである。
「嫌気が差したんだ、山本会長は・・・。震災後、その復旧工事で決して褒められない政治的な行為が耳に入った。それを複数の県議から責められたことで、『そりゃ、全く知らん話だ』とは応えられないし、その頃から辞めたいと漏らし始めた。ところが『再任』と言われたら断れない性格だし、県議を勇退するまでは辛抱と切り替えたのではないか。ところが、忘年会で某県議が『金も溜(×貯)まったし・・・』、いや、これは訂正、『準備も整ったので次のステップに転じる』との志を表明したと、それが会長の耳に入った。再任を願われて、半年も経たない間に『俺が替わる』と言われたら、そりゃ、好き勝手にやんなさい、となる」   
 その背景は呑み込めた。それでは、『その県議とは?』と、推察した人物を確認するように尋ねると、
「先に述べた問題の県議だよ。昔は学歴詐称でも問題になったが、無選挙の繰り返しで力を蓄え、ライバルらが出て行き、また送り出して、県連の重要ポストに就くと、それはここまでのオタクは様変わりを見せ、水を得た魚の如く勇士に化けた。そりゃ近所のおばちゃん、同級生でも驚くわな…その彼が、会長となると、やはり運の強い男だ」
 やはりライバルは出ないのか・・・。
「そりゃ、陰では愚痴を吐いても、見せられたら人は『嫌』と拒む者は少ないからな、特に政治家は・・・。『有り難や、有り難や、復興事業様』と言うことになって、そぅ、反旗を翻す者も半減する。確かに個人的に恨みを買うほどの人間性でもないのだが、『明日の熊本県にはプラスにならない』と見ている同僚の県議も居る。そうした県議が何名ほど残っているか…それが見物(注目点)」  
 敢えて、強調する「プラスにならない」について尋ねると、
「その影響。利害関係しかない大手ゼネコンの営業所長が『立派な人』と評したということでも理解されるが最近、会計検査院の検査を要する復興補助金を受けていながら、非公開の指命入札で建物建築の発注を行ったり、思惑の業者が詐欺横領で指命停止期間中だと知ると、その明けを待って入札を延長予定したりと、公金まで手を着ける輩が堂々と出て来ているが、そうした輩が表に出て来る明日」  
 納得したい想いにはさせられても、少し極端過ぎる見解ではと考え、質問はここで閉めることにしたが、会長の勇退を惜しむ県民が居る一方、想定される新会長を待ち望んでいる者の居ることも確か。
 禅問答のような内容で、夕方に入った自民党県連会長の『辞~めた』をマスコミ報道に先じて取り上げたが、噂の域であれ、また賛否はどうあれ、爺さまの話を半分以上は理解の出きる県民であったら、貴方はマスコミ人以上の考える『通』とはいえる・・・。


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