物好きMusic Life

コンサート通いを始めて早○○年。コンサートだけでなく、洋楽も含めて No Music, No Life! という備忘録

海賊版はミュージシャンの首を絞める

2004-07-26 12:51:17 | 音楽
U2は最新アルバムを11月以降にリリースする予定だったが、このアルバムの見本盤が先週、南フランスで行なわれた写真撮影中に盗まれた。その後、ロンドンの『デイリー・テレグラフ』紙の報道によると、U2は、先頃盗まれたアルバムの音源がオンライン上に流出した場合、米アップルコンピュータ社の『iTunes(アイチューンズ)ミュージックストア』から公式音源をリリースするという。
『バーティゴ』(Vertigo)と題された最新作は、ヒット作の『オール・ザット・ユー・キャント・リーブ・ビハインド』以来、実に約4年ぶりのアルバムになる。
 制作途中のバージョンを収めたディスクは、ニースのレコーディング・スタジオで写真を撮影しているあいだに消えてしまった。アルバムの内容のほとんどは、既にダブリンで録音を終えており、当時U2は最後の仕上げ作業に入っていた。

意図的にネット販売をするのならともかく、こんな風にネット販売せざるをえなくなるのとか、海賊版でバンバン売られるのは、ミュージシャンにとっては大打撃ですね。

海賊版といえば、2003年に世界で販売された海賊版音楽CDの枚数は11億枚に達し、市場規模は4%拡大して45億ドルになったという。世界で販売された音楽CDのうち3枚に1枚が海賊版になる計算だそうで。
 国際音楽業界団体のIFPI(International Federation for the Phonographic Industry)が7月22日発表した報告書によると、2003年に世界で販売された海賊版音楽CDの枚数は11億枚に達し、市場規模は4%拡大して45億ドルとなった。ただ、取り締まり強化が奏功し、海賊版CD取引の拡大は鈍化傾向にあるとしている。
 海賊版の温床になっている地域としてブラジル、中国、メキシコ、パキスタン、パラグアイ、ロシア、スペイン、台湾、タイ、ウクライナが名指しされ、これら10カ国・地域では知的財産権の保護・執行に失敗、受容限度を越えた海賊行為が取り締まられていないと批判している。
 海賊市場の規模は中国で6億ドル相当、ロシアは3億3000万ドル相当に上り、30カ国あまりに向けて海賊版CDの大掛かりな輸出が行われているという。

先日、国会でいわゆる還流CDを取り締まるための法案が通過して、音楽業界、これからどうなるの? とか思った人も少なからずいるのですが、こうした海賊版やネットでの違法販売はイタチごっこになりかねないのでもっとどうにかしてほしいですね。

でも、一方で PtoPによって現在は廃盤になっている音源や映像が手に入ったり、自分が行った来日アーチストのライブ音源を海賊版で入手するために新宿に行く友人を知っているし・・・
コメント
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