久々に白金の先物取引値段が金を超える

千古の鉄則と言っても良かった白金＞金の値段上下関係が崩れたのが昨年8月。原因はいろいろあるでしょうが、自動車産業の不景気なども大きかったと思われます。それからすでに半年以上。すっかり金＞白金の値段が当たり前(ただし、あくまで純金純白金の話。一般の出回る宝飾用は純度が金75%、白金85～90なので白金の方が高額になる)になり、それに慣れていたわたしですが、今日久々に再逆転、つまり白金が金より高額になっていることが確認出来ました。

参照元、コムテックス

東京金
東京金
2012年03月14日 14時24分
限　月 最新値 前日比 売気配 買気配 始　値 高　値 安　値 出来高 前日値
12/04 4490 -14 4494 4492 4517 4521 4472 93 4504
12/06 4499 -5 4498 4496 4511 4525 4479 110 4504
12/08 4500 -11 4502 4500 4516 4530 4479 355 4511
12/10 4500 -10 4501 4500 4519 4532 4482 1266 4510
12/12 4502 -10 4503 4501 4517 4536 4481 5305 4512
13/02 4503 -10 4504 4503 4519 4538 4482 37900 4513

東京白金
2012年03月14日 14時34分
限　月 最新値 前日比 売気配 買気配 始　値 高　値 安　値 出来高 前日値
12/04 4560 +89 4557 4555 4492 4568 4492 121 4471
12/06 4552 +75 4551 4547 4488 4561 4488 67 4477
12/08 4557 +84 4552 4548 4492 4562 4492 266 4473
12/10 4559 +81 4559 4557 4501 4570 4501 334 4478
12/12 4568 +80 4570 4567 4500 4582 4500 1700 4488
13/02 4575 +82 4575 4574 4506 4589 4505 12446 4493


金が少し下がり、白金がかなり上がっています。金が下がったのは微量ではありますが、白金を買うための資金確保に売りが入ったのでしょう。
とはいえ、白金が金を差し置いて伸びるというのはここ最近では妙な話。両者の差と言えば、宝飾以外の産業での使われ方。歯、メッキやPC部品の一部として使われるのが金で、自動車の部品として使われるのが白金です。となると、最近の珍しく景気の良さそうなニュース。

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ここら辺りが良い方に影響し、日米共通の大型産業である自動車の生産が伸びると判断して白金の買いが多めに出たとか。いや、全く情報入ってきてないので当てずっぽうですが、自動車産業に期待感でも無ければ白金が金よりも伸びるというのも考えづらいもので。円安傾向もあって日経平均株価も高く、その中で目立って大きな伸びではありませんが、日産自動車・トヨタ自動車の株も上がり始めています。特にこうした日本産業への期待もあって白金が上がったのかな？と。

うーん、やっぱり世界の投資家は、現在の世界的不況打開の切り札は日本にある、と思っているんじゃないですか？こういう動きを見ると。いや、素人判断なので本気で取られると困りますけど、そういうふうにわたしには見えるのです。