ウィルコムの件、その後

前回書きました、新品交換したHybrid W-ZERO3を受け取る際に交換させられたW-SIMが明らかに中古品で前の人と思われる電話帳データが登録してあった事件。若干動きがありました。

この件は当日のうちにプラザ側に問い合わせたことによってウィルコムにも伝わっているのですが、さすがに向こうもまずいと思ったのか、販売店よりは上(おそらく社員)の立場の人から電話がありました。要件は「原因調査のために、W-SIMを回収したいので交換させてほしい」ということです。一応強制ではなく、お客つまりわたしの使用に支障がなければ交換しなくてもいいという任意扱いになってましたが、本意ではないでしょう。普段から新品の代わりに修理上がり品を使っているのか(プリンターのインクカートリッジみたいなもので、ちゃんとリフレッシュしてあれば問題ないとは思いますが)、ミスの積み重ねによる偶然のなした結果かはさておき、他人のデータ入れっぱなしのW-SIMを持たせておくわけにはいきませんからね。
一昨日の時点では、上からわたしの電話帳データを上書きして、前から残っていたデータを消したつもりになっていましたが、しょせん浅はかな考え、今日調べてみたら古い他人のデータもそっくりそのまま残っており、わたしの電話帳データがそこに追加されていただけでした。何かしら隠しコマンドで可能かも知れませんが、ここまで来たら証拠のために残しておきましょう。もちろんそのデータをわたしの手元になんか絶対残しませんよ、あっても迷惑なだけですから。
そういうわけで、わたしもこんなやっかいなW-SIMはもう使いたくありませんので、交換に応じることにしました。ただ、どうしても来週になってしまうとか・・・。一応W-SIMを向こうに送って、新しいW-SIM(今度こそ間違いなく、まっさらで完全に未使用のW-SIMを、社の威信をかけて送ってくるでしょう)を送り返してくるのを待つ、なんてしばらくこっちのPHSが使えなくなる事態は避ける方法を取るようです。あまり詳しいことは書きませんけどね。

事件の真相はよくわかりませんし、おそらくウィルコムも教えてくれることはないでしょう。このW-SIMがわたしの元に来て、「こういうことがあった」ことがある程度世間に知られたことは良かったのか悪かったのかはわかりません。わたしが言えるのは、W-SIM方式採用機が再び登場することは今後ありえないということです。

ああ、早く余計な心配から解放されて身軽な体になりたい・・・。