録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

密かにバージョンアップ、SK-MHD264

2011-01-28 22:09:57 | HDMI
この間買ったCorei5 2600KとIntel純正マザー、H67CLの組み合わせをようやく組み立てたんですが、思ったほどうまくいきません。一番痛かったのは使おうと思っていた余りメモリが相性が悪いのか、それだと起動してくれないんです。そのメモリはUMAXのDDR3-1600、2GB。UMAXというより多分1600なのがまずかったんでしょう。CFDのDDR3-1333に変更してようやく動いてくれました。
それにしても、Intelの純正ATXマザーは思ったより使いにくいですね。ATXでもMicroATXとほぼレイアウトが共通で、拡張スロットの数が増えた分基盤面積が広くなっただけなので、USBや電源スイッチのコネクタが他のメーカーのようにATXの端ではなく、MicroATXでは端になる中途半端な位置にあります。ミニタワーケースだとちょうど下から3番目のHDDベイくらいの位置に電源スイッチコネクタ群が来るため、HDD刺しっぱなしだとコネクタの抜き差しがわたしには不可能です。でも、ミニタワーの下から3段目のベイって一番HDDを搭載している可能性が高いベイですよね。おかげでHDDをこのマザーのためにわざわざ外して作業せざるを得ませんでした。他メーカーの配置が使いやすいのがよくわかります。まぁそうやってプリント基板を共通化している分安いし入手性も高いので文句も言えないのですが。あまりIntel純正マザーを好んで使う人はいないと思いますが、もし使いたくなった時ははコネクタの位置も気にしてくださいね。

さて、後は数日かけてOSと環境の入れ替えが待っています。面倒くさ!


それはさておいてタイトルの話なんですが。昨年度末に「放っておかれている機器」として取り上げたSK-MHD264。昨年7月に公開された版がまったく安定せず、10分もキャプチャできない使い物にならないものでしたので、それから何ヶ月も修正版を公開しないところからもうSKnetはSK-MHD264を見捨てたように見え、頭にきて抗議をしたこともあったのですが。それがいつの間にやらソフトの新バージョンが公開されているではありませんか。公開日は今年の1月12日。半月もたっているのに気がつかなかったんです。ああ、我ながら情けない。でも、5ヶ月も音沙汰無しだったんだから、チェックが甘くなっても仕方ないですよね、ね。
早速落としてチェック。ドライバは更新されていないので、PCに刺しっぱなしにしていると起動時にSK-MHD264を認識しないか不明なデバイスとされてしまう点は相変わらず。しょうがないのでいちいち抜き差しして認識させ直します。
PS3などの画面をGSを通して表示させてみましたが、レスポンスがだいぶ上がっています。設定や解像度が変更になるたびに30秒も待たされる点は変わりませんが、PS3などで操作を行ってから画面に反映されるまでのタイムラグがだいぶ少なくなり、1秒程度の差になっています。少なくとも以前の版よりはストレスの少ないまともな操作が可能になりました。安定性も上昇し、前のバージョンのように10分もキャプチャーできない、ということはなくなっています。そこら辺は改善点として褒めるべきところでしょう。
ただ、それ以外の欠点はそっくり残っていまして。画質も特に改善したあとはありません。わたしが望んでいるキャプチャー時間指定録画などの新機能の追加もありませんでした。なにより、約束のトランスコード機能はやはり全く使い物にならず、数分のts映像すらまともに変換してくれません。正直SandyBridgeが出た現状、トランスコード機能はもはや不要と言ってもいいので、普通にキャプチャーユニットとしての使い勝手を進めてほしいものです。
今回一番の収穫は「ユーザーを見捨てていなかった」ことを証明したことです。ほぼ半年ぶりのバージョンアップでしたが、まだまだ不満です。HVR-BX1の人気が一部とは言え、高いところからもHDMIのH264キャプチャーの需要は十分あるはず。もう少し使い勝手のいい製品にしてもらいたいものです。


ソニーのBDレコーダでBD→HDDの「ムーブバック」対応
-4月より順次アップデート。BD/HDD内蔵BRAVIAも

昨日の話ですが、書き戻し機能はパナソニックに次いで2社目。ただ、何でも書き戻せるわけではないようです。でも、こんな機能を「便利になった」って言わざるを得ないのが日本の悲しいところ。たかがテレビ番組を快適に扱いたいってだけで、なんでこんな苦労を強いられるのか。苦労させられればさせられるほど、マニアック化は進むのに。


パナソニック、Blu-ray 3D/BDXL対応のCATV用STB
-3D版「アバター」同梱。BD書き戻し/放送転送も


一方のパナはCATVのSTBを強化。ただ、3Dは現状のメガネ有りでは普及しないと言われているのに、未発達の技術のままSTBに採用しちゃって本当にいいのでしょうか? 今までSTBは「ユーザーが自由に選べない」という点から枯れた技術だけが採用され続けてきたのに。なんとか3Dを普及させて高級機やソフトがバンバン売れる世の中を作りたいんでしょうけど、あまりに見切り発車な気がします。STBって、10年は使われるんですよ、たいてい。

コメント (9)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本放送協会、本質を隠して... | トップ | 日本の危機、民放連経産省を... »

9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (容堂)
2011-01-29 02:30:49
SK-MHD264、まさかのバージョンアップですか。
1080でキャプチャー時に画面の左隅に縦に水色か何かの線が出る問題は
解消したのでしょうか?
どうにもSKは信用できんなぁ・・・私は未だにH.264 Pro Recorderを待っているんですが。
(´-`).。oO(SKは唯一MonsterXXだけ待ってますけど)

SONYのBDレコーダーの件は、喜んでいいのかどうか悪いのかよくわからんですね。
この次期にこういうアップデートをする、いやしなければならないSONYの事情といえば
新機種はまだまだ先ですよと言っているも同然ですからねぇ。
Panasonicはもうすぐトリプルチューナーを出すというのに・・・

ただし、PanasonicもCATVのSTBに関してはトリプルチューナーは見送ったようで。
CATVではトリプルはダメなんですかね?
3Dはめがねの問題はテレビ側の問題ですから、チューナーは別に問題ないような。
返信する
Unknown (neko)
2011-01-29 04:01:18
レコーダーを買おうとは思うのですが。
東芝製でLAN-HDDにムーブしてPCで焼けるならBDドライブいらないかなぁとおもったりしましたが。
 まだそこまですすんではないんですねぇ

そこまでいけばだいぶ使い道が増えてくるのですが
返信する
Unknown (emanon)
2011-01-29 23:46:00
 >そのメモリはUMAXのDDR3-1600、2GB。
ああ、アレでっすかね98だったか6700の長い放熱フィンに赤いラベルですか? あの形の物検索するとイロイロ出てきますよ 2000の永久保障で3枚で6.7kだったか見かけたときは思わず買おうかと思いましたがもう青いチョコ買ってたのでやめたのですが1600もいまひとつでしたか

レビュー楽しみにしてますよw
 
返信する
Unknown (Lalf)
2011-01-30 22:23:31
うちにもUMAXの1600があります。
うちは別の理由で使えませんでした。
入れたケースが小さすぎて、光学
ドライブとメモリが干渉するorz
今、あまってた1GBx2という状況です。
返信する
Unknown (krmmk3)
2011-01-30 22:42:23
>容堂さん
脇の線、BDソフトで試したら、やっぱり1080pで出力すると出てしまいます。1080iだと大丈夫なんですけどね。原因は謎です。
CATVは、地上波はレコで、っていう前提があるのでダブルで十分と考えているんですかねぇ、パナは。Sonyの新レコは、春まではお預けじゃないですかね。

>nekoさん
多分規制が続く限りパソコンで弄られる機能を大手が装備することはないでしょうね、残念ながら。PCでやるのが一番編集楽なんですが、だからこそダメだというのもありそうですし。

>emanonさん
そうです、なんとなく格好いいので買いましたが、DDR3-1333で統一することにしたので余っていたんです。たまたまIntelと相性悪かったんでしょうけど。

>Lalfさん
アレ、デカイですから低いケースじゃ無理ですね。
ヒートシンクのおかげで「冷えるかも」と思わせておいて扱いにくいというややこしいメモリですね、UMAX。DDR2のは今でも愛用しているんですけど。
返信する
Unknown (容堂)
2011-01-31 15:42:45
>krmmk3さん

>脇の線、BDソフトで試したら、やっぱり1080pで出力すると出てしまいます。
>1080iだと大丈夫なんですけどね。原因は謎です。
やはりそのままですか。
引き続き黒魔術を待ちますか・・・


>CATVは、地上波はレコで、っていう前提があるのでダブルで十分と考えているんですかねぇ、パナは。
ジェイコムとかいまだにBSのパススルーをやっていないところもありますからねぇ。
微妙なところです。


>Sonyの新レコは、春まではお預けじゃないですかね。
春どころか主要機種の更新は夏以降でしょ、ここは。
春は入門クラスが二機種ほどでて終わりですよ。
そして夏以降にPanasonicにさらに差をつけられると。
♪毎度、おなじみの、古新聞、古雑誌、ボロ、お古などございましたら(ry
なみの毎度の展開でしょ。
仕舞いには超音速ジェットと中古車くらいの差がつきそうです。
返信する
Unknown (krmmk3)
2011-02-01 00:04:26
>容堂さん
まぁ1080pはなくてもなんとかなるという気はしてますので。
パナソニックは確かにソニーにだいぶ差をつけてますけど、それでもシェア第一位は確かシャープでしたよね。レコは最近はテレビとのセット売りが主流だそうですから、パナのように真面目にやるよりテレビと一緒に買いやすい値段設定の方が良いみたいです。それほど普通の人がレコの性能に魅力を感じていないようです。ソニーもだからあまりシャカリキになっていないのかも。
返信する
Unknown (容堂)
2011-02-01 02:05:14
krmmk3さん

>ソニーもだからあまりシャカリキになっていないのかも。

シャカリキというか必死さがないんですよね、SONYには。
必死でやるのはカッコ悪いみたいな風潮がどうもあの企業全体から感じられるというか、
「クールであるということと必死は対極の存在で、我々は対極の存在である必死などやり
ません」と言っているように思えて仕方がないです。

本当のクールってそんなもんじゃないんですが、今のSONYはどうも見た目のカッコよさに
ばかり気を取られ過ぎているように思います。

世間では出井氏が社長になったあたりからSONYは崩壊し始めたなどと言われていたりも
しますが、私個人としては出井氏がどうこうというより、出井氏が社長になったあたりから
日本全体で変わり始めたある事柄のほうが影響したのではないかという気がしています。

それは企業の人材募集がインターネットでのエントリー形式に変わっていったことなのでは
ないかと思います。
先週でしたかワールドビジネスサテライトでこの件に触れられていて改めてそうだよなぁと
思ったのですが、エントリー形式の最大の欠点は
「その企業に興味を持っている人材しか応募してこない」

「事前予習型のお利口さんタイプが有利な採用方法である」
という点であると思います。

昔のやり方だと、その企業に興味のない人でも大学などにやってくる企業の採用担当者が
この人はと思われる人に声をかけたりということで、採用したりということがあったりしましたが、
ここ最近はそのような手間のかかる方法はほとんど見られなくなったように思います。

その結果、同じような発想の仕方をするような人ばかりが集まるような傾向になり、企業としての
多様性に欠け、一つの方向以外見ようとせず、結果として軌道修正に必要以上に手間取っている
ケースがよく見られるように思います。

お利口さんタイプの件については、あらかじめ想定できることには強いけれど、現場での突発的な
変化に対処できない、言い換えれば融通が利かないということに拍車をかける結果を招いている
ように見えます。

SONYが本気で立ち直りたいと考えるのであれば、人材採用の方法についてそろそろ見直しをしないと
スケジュール通りに進めるだけのつまらない企業となって朽ちるだけなのではないかと、よその企業の
ことながらかつては憧れの目で見ていた人間の一人としては、心配になってしまうこの頃です。
返信する
Unknown (krmmk3)
2011-02-01 22:27:53
>容堂さん
ソニーはなにか「格好良く」あろうとしてますよね。内部のことまではわかりませんけど、余裕がないのに余裕がある振りをしているような、そういうイメージがあります。エリートらしい全力でやることを好まない傾向があるためでしょうか。
返信する

コメントを投稿

HDMI」カテゴリの最新記事