録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

新SSDへの移行に四苦八苦

2021-01-12 11:12:31 | Weblog
昨日書いた降雪ですがすでにピークを越え、若干溶け始めているので少しは道もできてきています。ただ、屋根に積もった雪がガンガン落ちてきているので道によっては危険なので一部どうしても車道を歩かなければなりませんがなんとか移動できる程度にはなっています。お店の品ぞろえも通常に近いものになってきていてこっちは日常を取り戻しています。これ以上雪が増えませんように。


Asciiで久々にAMDのロードマップ解説があり、その中にAPUに関しての記載がありましたね。


現状のAPU、Renoirのデスクトップ版の扱いの悪さからAMDはAPU縮小&Zen3+VEGAモデルはキャンセルするのでは? などと悪い妄想をしていたわたしですが、この記事によるとむしろNaviモデルが進んでおらず、次世代はVEGAになるようで一安心。RDNAのゲーム特化アーキテクチャはエントリーやAPU向けでないことをAMDもわかっているというところでしょうか。紛らわしいのはRenoirリフレッシュともいうべきZen2コアのLucienneも同時にリリースされ、かつZen3コアのCezanneと見分けが難しい型番が採用されているという点です。Zen3の生産だけでは数の確保が難しくてZen2も引き続き製造、までは理解できますが、型番は大変紛らわしいのでやめてほしかった。なお、記事内で公開されているのはあくまでモバイル向けなのでデスクトップ向けの次世代APUに同じルールが採用されるかはわかりませんが、買う側がわかりやすくしてほしいものです。


と、前置きはこのくらいにして。
わたしのメインPCはもちろんAPUのRyzen 7 PRO 4750Gを搭載したもの。これ自体を買ったのは割と最近ですが、起動ディスクのSSDはそれ以前のA10-7800の時から使っている240GBの2.5インチものです。とはいえ、わたしはデータは別途搭載してあるHDDに書き込んでいるのでSSDの方はいまだに100GB程度しか使っておらず、容量は十分空いています。が、年数で言えばもう5年以上は使っているはずです。そろそろ故障が怖いところ。買い替えなら、せっかくなのでM.2.SSDにしたいところですね。以前のマザーと違ってNVMeなM.2.SSDと増設SATAが排他利用、なんてこともありませんし、空いた分HDDが一台多く詰めますし。まぁそのためにはM.2.SSDの形状はしていてもSATA接続のものは避けなければいけませんが。
先日の休日に満を持して新SSD、買ってきました。購入したのはKIOXIAのEXCERIA、1TBモデルです。

 
聞きなれないメーカーですが、東芝のメモリ事業が一度分社化したあと買収され、社名を変更したものだそうです。会社としての歴史は浅くともNAND FLASHの製造は元祖たる東芝の流れを引いているわけですから悪くない。なお、今回購入したのは下位モデル。上級のPLUSモデルが存在し、そちらはPCI-eのGen4対応とのことですが、いまのAPUはGen4が使えなくなる仕様ですのでスタンダードモデルで十分です。数字上ではSATAより速いのは間違いないでしょうし。NANDがQLCではなくTLCということで大容量と合わせればMLCほどではないにしても若干耐久力にも期待できそう。なお、パッケージはSSD本体しか入っておらず、ネジはマザー付属のものを使う仕様です。取り付けは、ヒートシンクのねじ止めに少し手こずりましたがまぁ無事に終了。

ここまで来ればあとはSATAの中身をNVMeにクローンコピーして起動ディスクを変更するだけ。やり方はネットにいくらでもある・・・と思いきや。「無料でできる!」などと声高らかに転がっているコピーのやり方、まったく通用しなくなっています。そうした情報として掲載されているOSの無料クローンコピーは数種類のメーカーの有料ソフトの無料版で提供されている機能を使うのですが、どうも昨年の一時期、各社一斉にクローンコピー機能を無料版から廃止・有料版のみに切り替えたらしく、使えないのです。なんで一斉に? 談合? それとも規制? 謎です。
面倒くさくなってきたのて有料ソフトを使うか、それともOSをクリーンインストールして全部入れなおそうか、とちょっと悩みましたが、なんとか無料でクローンコピーし、今まで使っていた環境そのものを新SSDに移動させることができました。
その方法は、「無料でできる」ソフトのバックアップと復元を併用することです。クローンで一発コピーはダメでも二度手間にするならいいということなんでしょうかね。事情がよく分かりません。方法はいろいろありそうですが、今回はAOMEI Backupper Standerdを使用しました。このソフト、やはり「無料でできる」と紹介されていたソフトの一つでしたが記事にあったクローン機能が使えなくなっていることに腹を立て、「サギ」とメーカーに一度イチャモンつけちゃったんですorz。その罪滅ぼしを兼ねてこちらを紹介。


ソフトメーカーさんが公開しているやり方です。ただ、この記事を書いたあとにソフトのバージョンアップが行われてUIが変更になっていたため、わたし間違えて「パーティションバックアップ」ではなく「システムバックアップ」を使ってしまいました。それでもできましたが・・・。ただ正しい手順ではなかったためか、パーティションそのままで新SSDに書き込まれてしまい、前のSSDと同じ240GBでパーティションを切ってしまって700GBあまりが未使用になってしまいました。これも無料で使えるパーティションソフトで結合することができましたので事なきを得ましたが。最大のポイントは復元の際に"システムをほかの場所に復元。 "に必ずチェックを入れ、移行先のSSDを確実に選ぶこと。それさえ守っておけば少々間違っても後でなんとかなります。
クローンならぬバックアップ&結合でOSを移動するには一度バックアップファイルを保存するHDDが必要になります。これは本当に一時的なものなのでUSBの外付けとかで十分です。デスクトップPCを使っている人なら何の問題もないですが、ノートや小型PCの利用だとちょっと面倒ですね。
ちなみに新SSDの効果ですが、案の定OS起動の体感速度は特に速くなってない・・・それどころかディスクドライブの編成が複雑になったためか、以前より時間が掛かっています(^^;) SSDを1~2台しか使っていない、とかいうPCなら多分体感速度も上がるんでしょうけど、HDD大量積みで当然なユーザーはあまり恩恵はないみたいですね。それでもHDDから起動するよりははるかに速いしOSもキビキビ動きますからいいんですけどね。

なお、SSDのメーカーによっては"自社製品が使われている環境限定"でクローンコピーツールを配布しているところもあります。KIOXIAのツールにはその機能は見られませんでしたので、クローンコピーの手軽さを重視する人ならそうしたメーカーのSSDを買うのがいいかも知れないですね。今回は「まだ無料で出来る」OSの準クローンコピーでしたが、いつかそれすらできなくなる日が来るかも知れません。その前に古いバージョンのソフトを確保しておくのも対抗手段かと思います。最悪でも有料ソフトの提供があることは間違いないでしょうから、ささっと買っちゃうのが一番楽かもしれないですけどね。当分使い続けられるでしょうし。

追記:
1.AOMEI Backupper Standerdを再度使ってみたのですが、「SSDを最適化するにはパーティションを合わせる」機能が廃止されているせいか、パーティションバックアップでもシステムバックアップと挙動は変わりませんでした。
2.コメントで教えていただいたのですが、Western Digitalのツール
Acronis True Image for Western Digital はWDの製品がSSDでなくHDDでもつながっていれば、例えクローンの過程に全くかかわっていなかったとしても使えるとのこと。これはHDD→SSDへのクローンコピーも当然需要の一部、と考えているのでつながっているか否か、しか起動の際判断していないことがあるでしょう。他社のSSDの場合、そもそもつなげる同社のHDDがないところばかりなのでWDのようなチェックを通過できる手段がないからできないとされているのだと思います。一応試したところ、成功しました。が、やり方をちょっとミスしてトラブルも起こったので(復旧に一日かかった。いや、一日かかったけど直ってよかった)、個人的には薦めません。紹介だけにとどめておきます。
今回M.2.SSDの大きな欠点、「とりあえず外してみる」がやりにくいことのつらさを実感しました。完成する前ならSATAの方が扱いやすいなぁ。とりあえずケーブル外せばいいんだから。
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5 コメント

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Unknown (slava)
2021-01-12 22:59:34
今さらですが新年おめでとうございます。

GUID partition tableとかUEFIモードとかCSMとかで最近また面倒になってますね、OS移植は。
Windowsの認証はMS垢で割とやりやすくなったものの、やっぱり一式変えると電話コースも起こりますし。
相変わらずその辺は自作の楽しくないところですねえ。
でもkioxia品いいなあ。以前のXGシリーズは抜き取り品とかでしか流通してませんでしたし、良い時代になった…。

APUはセザンヌまではVegaコアですが、次のレンブラントは一気にRDNA2まで飛ぶようです。
Fluid Motionの動くAPUとしては最終世代になるはずなので、なおのことセザンヌは抑えておきたいですね。
近頃AMDの石は高価な上に入手難になってるのがよろしくないですが、やはり最終世代と考えると変な妥協は後悔の元になりそうで。
Unknown (Unknown)
2021-01-13 13:51:15
WDの内内蔵/外付けHDD(ストレージであればUSBメモリでもいけるらしい by ネット情報)があればWD経由でAcronis True Imageが使えますよ

付録ソフトは機能制限された体験版のような位置づけの他社と違ってほぼフル機能が使えるうえWDのストレージさえ使っていればいいという気前の良さに脱帽した記憶(でも今のバージョンでどうなってるかは不明)
Unknown (熊奴)
2021-01-13 22:21:42
えっと、先日古い2.5インチ250GB SSDから最新の1TB のM.2に乗り換えましたが、体感上は殆ど変わらんかったです。
何となく残念な気持ち引きずってます・・・
Unknown (Unknown)
2021-01-14 06:27:30
はじめまして。ビットレートで検索すると一番はじめに表示されるので時々記事を拝見させて頂いております。11月末と1月11日にスターチャンネルやアニマックス、シネフィルWOWOWなどのビットレートがチャンネル改変の影響でまた落ちました。もうご存知かもしれませんが情報お役に立てるかもと思い、書き込んでみました。
Unknown (krmmk3)
2021-01-14 11:52:02
>slavaさん
あけましておめでとうございます。
それでも、ほぼ毎回要電話だったころと比べれば楽になったと思います。怪しまれたことありますし(笑)
セザンヌは買っておかないと後悔しそうですね。もっとAPUを流通させてほしいです。

>2021-01-13 13:51:15さん
情報ありがとうございます。試したところ、結果的に成功しました。が、個人的にトラブったこともあり(やり方間違っただけ)、紹介にとどめておきます。

>熊奴さん
体感だけだと変わらないですよね。今回実験のため、何度もSATAとNVMe両方から起動させたのですが、体感で判別は無理でした。あくまでSATAが一つ空く、ケーブルなしでSSDが使える、の二点がよくなった点と考えましょう。

>2021-01-14 06:27:30さん
そろそろまたビットレート調査やる必要出てきましたかねぇ。ただ、Friio4Kが出てからやりたかいんです。あれが出るまではお預けです。

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