登場まで秒読み段階だったZen2コアを搭載したAPUのうち、TDP15Wの省電力タイプながら8コア/16スレッドという脅威の中身を持つUタイプを使用したモバイルノートパソコン。マザーボード系のメーカーはどちらかと言えば高クロック高性能なHタイプを使ったゲーミングノートパソコンの登場を予告しているのが多かったのですが、わたしが欲しいのは先に書いたUタイプでGPUは内蔵のものを利用するものです。それらの予告があったのは以前からAMDAPU採用ノートパソコンを出し続けているHPとLenovoでした。どちらが早いか・・・と注目していたところ、やはり一日の長があるのか、Lenovoが本日から購入受付を開始しました。もちろんトラックポイント付きのThinkPadで、です。14インチのディスプレイを搭載したものもありましたが、わたしはなるべく小さい方がいいので、13.3インチディスプレイのx13が再注目。店のお客さんの出入りが止まった隙をついてさっそく注文です、ガマンできません。
一つ残念なところを言えば、前にも書きましたがLenovoが採用するAPUは通常のものよりメーカー保有期間の長いPROの型番を持つもので単なるコンシューマ向けとは若干仕様に違いがあり、一番ハイクラスの4800Uは存在せず最上位でもクロックが100MHz落ちる4750U止まりとなっている点です。が、些細なこととして見逃しましょう。一番の懸念はお値段でしたが、やはりLenovo、クーポンが聞きましたので、以前書いた「税抜き162000円~」よりはずっと安く買えます。と、言ってもAMD採用モデルと考えると今までより高めですが、高性能が期待できるモデルですから仕方ありません。わたしは4750U搭載機をベースに、SSDを512GBから1TBに(割引キャンペーンの対象だったもので)、ディスプレイをタッチ対応に(趣味で・・・)、電源アダプタの同じものを一個オプション追加というカスタマイズを行いました。メモリは16GBが標準だったのでそのままに、バッテリーは特にオプションがなかったのでやはりそのままです。これで送料無料で17万円を切る価格、とまずまずでしょうか。ただし、わたしは過去に何度かLenovoの通販を頼んだことがある会員なので、専用クーポン適用で通常クーポンよりも安くなっています。普通に頼むのならディスプレイはそのままで、SSDの容量は256GBに減らした方が安く買えていいかも知れません。
一週間以上は到着までかかるとのことですが、パフォーマンスのテストを行えるのが待ち遠しいです。
ノート用のAPUについにハイクラスのものが登場したとなると、気になるのが立場が危うくなっているデスクトップ用のAPU。あくまで海外の情報ではっきり断言はできませんが、次のAPUは最上位が4700Gの型番で8コア/16スレッドになる、とのこと。従来の二倍です。仮にCPUがZen+だったとしても納得の行く性能が出せるものと言えるでしょう。ただし、GPUはノート用と同じVEGAベースでコア数はむしろ減っており、その分CPU性能とGPUのクロックを上げることで補うようですが、グラフィックの総合性能では現行の3400Gと大差ない程度しか出ないようです。ゲーム用の小型PCを求めている人にはちょっと残念かも知れません。
ほかにも6コア/12スレッドと4コア/8スレッドが出る、らしい、です。それ以下は従来通りAthlonの型番になるでしょう。情報が未来に実現するものかどうかはわかりませんが、GPUがVEGAなのはむしろ喜ばしく、これでもうしばらく旧型RADEONの優れた動画再生支援機能は残ることになりました。これが時間を稼いでいる間に、AMDはRDNAをロークラスのユーザーも喜ぶ仕様に進化させてほしいものです。
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