ボクシングに見たTBSの無駄に高度な技術(訂正)

ボクシングの亀田兄弟のタイトルマッチ、兄はキッチリ格下をしとめ、弟はチャンピオンとそれなりの試合をしつつも判定で敗北。兄貴や末弟はともかく真ん中の弟はボクサーとしては一流の能力とは言いがたいと思っているわたしとしては予想外の健闘ぶりに驚いたくらいです、拳闘なだけに。ただ、序盤の貯金をチャンピオンがしっかり守りぬいたからなぁ。結局中盤以降は一度チャンピオンがよろめいた場面くらいしか見せ場なかったし。それを計算に入れても、試合内容が互角ならチャンピオンの防衛でいいとわたしは思ってますので、順当な結果だったでしょう。

見せ場のなくなった中盤辺りに気がついたのだけど、テレビの音で亀田側のはなつパンチにだけ、「しゅっ」という風切音のような音が入っているんですね。試合の迫力を出すためにパンチがあたる音は拾っているのはわかるんだけど、まさか当たる当たらないに関係なくパンチの音が聞こえるようにしてあるとは思わなかったですよ。しかも、明らかに亀田のパンチだけ丁寧に拾って、チャンピオンのパンチの風切音はまったく入っていないのです。集音マイクとかがどの程度のものなのかわからないけど、あれだけ至近距離で打ち合う中、亀田のパンチの「しゅっ」だけ拾うとは、いったいどれだけ高度な技術を使っているのでしょうか？　TBSの放送というものは。一番簡単なのは亀田のグローブにだけ風切音が拾えるマイクを入れておくことですが、まさかそこまではやらないでしょうし。

まぁどっちにしても役に立たない無駄な技術のような気はしますが。

追記：「亀田本人の口から出た音では」という意見もあるようですが、マウスピースは当然くわえているのでああいう音だけ拾えるというのも疑問があります。ですのでそちらが正しいとは言い切れませんが、意見があったことは書いておきます。

追記の追記：
あまりに同じ意見が多くなってきましたので、発言を引っ込めます。どうやら口から漏れる音が特別強かったため、という意見の方が正しいようです。申し訳ありませんでした。このエントリーは気になった人間の勝手なつぶやき程度にお納め下さい。