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久しぶりのAPU用新ドライバ15.7リリース

2015-07-09 22:21:04 | AMDブログ
昨年、AMDよりAPU/RADEON向けにリリースされたドライバ、のCatalyst OMEGAは名前といい機能といい紹介の仕方といい、いろいろと衝撃的ではありましたが、その反動のせいかしばらく新ドライバのリリースはありませんでした。が、本日、久々の15.7がリリースされたようです。

AMD、最新版CatalystでWindows 10/DX12をサポート
~ハードウェアHEVCデコーダの有効化も


月末にせまったWindows10への対応と先ほど発売されたFuryの機能改善がメインであり、Windows8.1でAPUやエントリーRADEONを利用するユーザーには恩恵は少ないようですが、一応入れてみましょう。機種はA10-7800を使ったWindows8.1/64機です。
こうしたエントリーPCでも使える機能で面白そうなのがVirtual Super Resolution、略称VSRと言う機能。これはディスプレイの解像度を超える解像度で内部処理をし、表示の際にレンダリングを行って実際のディスプレイの解像度に合わせて表示するという、ようするに「仮想的に解像度を上げる」機能です。何に使うかと言うと主にゲーム向けでして、1920x1080の解像度しか持たないディスプレイにもっと高い解像度分用の画面表示をさせることによって表示されるキャラクターを増やしたりマップを広く映したりするために使うもの、でありました。前にOMEGAの勉強会でもそう話していまして、「ああゲームの時にだけ有効になる機能なんだな」とその程度の認識だったのですが、15.7ではデスクトップに対しても使えるようになったとか(ゲームだけOMEGAでも有効だったかどうかは試してないので不明)。さっそくやってみましょう。ちなみにノート向けAPUは対象外ということで残念。15.6インチで1366x768しか出せない機種のあるAMD系ノートで仮想的に解像度を上げられたりすると面白かったのに。

やり方は15.7にしてからデスクトップで
右クリック→AMD Catalyst Control Center→マイ デジタル フラット パネル→プロパティ(デジタル フラット パネル)
と行くと、OMEGAまでには存在しなかった「仮想超解像度を有効化」という項目が追加されているのでチェック
以上の方法で、解像度にディスプレイのそれを超えるものが選択できるようになります。わたしの1920x1200まで出せる24インチディスプレイの場合、2560x1600が選択できるようになります。これはAPUの場合この程度までしか仮想化できないということで、Furyを使えば4K相当にすることも可能とのことです。
やってみるとちょっと文字の細部がボケた感じになってしまいますのでなんとなく目が疲れる印象があり、常用していたいというモードにはなりません。が、識別性は十分高く、どうしても画面に表示させるウィンドゥの数を増やしたい時などにはそこそこ使えるのではないでしょうか。うーん、やっぱり24インチのリアル2560解像度ディスプレイ欲しいなぁ。

あとはDirectX12対応などもありますが、我々がすぐに使うものでもないでしょう。HEVCデコーダーが有効になる、という話も出ていますがこれも残念ながら新しいUVDをサポートしたFuryなどだけのようであり、A10-7800では有効になりません。Godavariでもダメだろうなぁ多分。


そうそう、ドライバを新しくするとFluidMotionVideをはじめとするビデオ設定がリセットされてしまいますので改めて設定しなおしておきましょう。FluidMotionを通常動画ファイルにも使うのならMPCBlueskyFRCの設定は必須です。ちょっと復習しておきますと。
・BlueskyFRCを起動、APUの場合モード1を選んで適応→いったん終了(ここでやめてもOK)
・デスクトップ右クリック→AMD Catalyst Control Centerでビデオ→品質→流体モーションにチェック。強度は低のまま動かさない
・もう一度BlueskyFRCをまた起動、レート変換の30pにもチェックをいれ、終了(これで30pのFluidMotion化も可能になる)
。MPCを起動。右クリック→オプションで外部フィルタでフィルタを追加→参照→FRCファイル(インストーラーを使った場合デフォルトはC:\Program Files\Bluesky Frame Rate Converter)をHPCのx86/x64に合わせてチェック→"優先する"にする
なお、15.7でもやはりAPUではモード2を利用することはできませんでした。まぁモード1だけでも十分ですね。


追記:
使っていていくつか不具合も確認
・TMPGEnc Video Mastering Works 5が起動しなくなった(6はAMD機に使ってないので不明)
・VCE関連のエンコーダーがいっさい使えなくなった
後者は多分バグ。前者はいろいろ不明。手持ちだとエンコードさせない方(7800機)はともかくさせることもあるほう(7850K機)はちょっと15.7に出来ないのでそっちだけでもOMEGAに戻します。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (Unknown)
2015-07-14 13:35:20
win10 TP対応で見切り発車しちゃったのかな?
自分のRichland機はwin10へアップグレードするつもりですが、非GCNなAシリーズは少しお預けになりそうです。

AMDは、APUのwin10対応ドライバは出すとのことなので大丈夫だとは思いますが。
返信する
Unknown (krmmk3)
2015-07-15 01:45:00
>2015-07-14 13:35:20さん
エンコードへの対応性が低いというのがWindows10の仕様なのかも。エンコードにしか使ってないからと言ってWindows7のままにしてあるPCをWindows10にする予約を入れてあるのでちょっと不安です。まぁIntel機なんですけど。
返信する

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