録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

このブログは

このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

TBSはスポーツ中継のバラエティ化をやめてくれ

2007-09-02 22:40:21 | Weblog
「また、TBSがやりやがったぁ!」
開口一番のウチの父親の絶叫だった。今朝のマラソン中継の話だ。

マラソン・・・。日本以外にこの競技を熱心にテレビ中継する国はいくつもないだろう、
近い競技である競歩と並んで見た目地味な上、2時間以上ただ走っているだけ、の
マラソン中継のどこが面白いのか、と日本人でも興味のない人なら思うところだろ
う。が、これが案外ただ、一定の速度で走るだけ、ではなく、位置取りやマーク
する相手との駆け引き、ペース配分や過去の記録との比較など、選手の作戦がかなり
勝負を左右する競技でもある(むろん競歩も同じ)。そういう意味ではスポーツに知的
な要素を望む日本人好みの競技でもあるのだ。根強いファンが多いのは、冬になると
ほぼ毎週どこかのテレビ局でマラソンか駅伝の中継が行われていることでもわかる。
で、今朝の女子マラソンだ。日曜の朝6時よりの番組開始。日曜なら朝は是非寝坊
したいところだが、やはりスポーツ中継は生に限る。6時という、平日なら普通に
起床時間であってもおかしくない微妙な時間帯。眠いのを我慢して、父は起きたの
だ。同じような人は、日本中にいたのだろう。早朝から始まるマラソン中継を楽しみ
にして。

が、TBSは、またしてもやった。確かに6時からだったが、それはマラソン中継番組
が始まる時間であり、実際にマラソン中継そのものが始まったのは7時からだった。
つまり、1時間も出場選手(もちろん日本人)を紹介する時間にあてたのである。日曜
の朝の1時間、という貴重な時間を。

思い出さないだろうか。試合、もしくは競技開始の1時間も前から番組をはじめ、
当然番組開始と同時に中継が始まると思った視聴者を煙に巻き、延々と試合に挑む
日本人選手の過去をたっぷりの過剰演出で流しまくったスポーツ中継を。一度目は
ボクシング、二度目はK-1。いずれも中継はTBSだ。
どちらも激しい批判を浴び、同系の二度目の中継は番組開始と中継開始がほぼ同時
に行わた。が、全く反省はしていなかった。批判を浴びたから、その時のみやらな
かっただけ、という態度なのが今回明らかになった。
もちろん中継開始と競技開始が同時である必要はない。競技に望む選手や観客の様子
を映してもいいし、これから始まる競技をより面白く視るために、選手の紹介をする
のもいい。が、1時間も掛ける必要は全く無い。一人数分も掛ければ十分だ。

1時間も選手紹介に時間をかける理由は、主に以下の2点だろう。一つは、他のチャ
ンネルに移動させず、少しでも長くTBSにチャンネルを合わせたまま、にさせておく
こと。もう一つは選手(もちろん日本人)に感情移入させ、その選手を応援する、とい
うことを競技中継そのものの中心におくこと。いずれにしても、発想はスポーツ中継
のものではなく、バラエティ番組のそれである。
つまり、TBSの考えはスポーツ中継をバラエティ番組として扱いたいということなの
だろう。何度批判を浴びても繰り返すのは、一般のバラエティ番組で、あれだけ常に
批判を浴びながら、いつの間にかそれ無しの番組がなくなってしまった、「テロップ
入れ」や「CMまたぎ」のように、いずれ視聴者が慣れて、当たり前になることを目指し
ているのだろうか。

先にあげたように、日本人はマラソンのような、知的な要素をスポーツ観戦に求める
傾向がある。プロも無いのにラグビーが人気があるのはその一例だ。そういう日本人
のスポーツ観戦マニアにとって、TBSの進めるようなスポーツ中継のバラエティ番組
化は百害あって一利なし。ただの大きなお世話。そもそもスポーツ中継とバラエティ
番組を一緒くたに考えるようなテレビ局に、スポーツ中継などやって欲しくない。
そんなにバラエティにしたければ、一日中バラエティ番組だけやっていればいい。
せめて他の局はスポーツ中継に余計な演出など入れないで欲しい。それが、一視聴者
のささやかな願いである。
コメント (11)
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