goo blog サービス終了のお知らせ 

録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

このブログは

このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

ラジオライフチェック、ゴッドチューナーと第二のHDMI入力レコ

2010-09-30 22:58:08 | HDMI
給料でましたので、新しく買うパソコンの品定め。OS無しモデルが条件なのでショップブランドかなぁと調べていたところ、世の中結構カスタマイズPC販売専門ショップ、なんてのがネット通販限定であるんですね、予想よりはるかに多い数が。もう少し迷っておきます。


この2~3日"SKYLAB"のキーワードで来る人が多いんで、なんでかと思っていたら、今月号の「ラジオライフ」でSKYLABのチューナーが大きく取り上げられていたんですね。最近忙しくて本屋のチェックを忘れてました。ので、買って来ました。それによると、SKYLABのゴッドチューナーは百十度放送(この言い方だけで勘弁)だけでなく、BSの有料放送、少なくともWチャンネル(分かってね)は登録なしで受信できたように書いてあります。先月の段階では百十度放送のことしか気にしませんでしたが、BS、それもWだけでなくSもとなると話は変わってきます。98000円と高額ですし道徳的にどうかと思いますので、購入する度胸はちょっとありませんし推奨もためらいますが、一度は動作を確認する程度の価値はありそうです・・・。と、検索してきた人もまったく同じことを考えて、動作報告をインターネットで調べようと思ってウチに来たんでしょうね。すいません、わたしも持っていないんです。それにしても、いったいどうやって登録していない有料放送を受信させているのでしょうか。登録済みのCAS情報が海外サーバーからインターネットを通じて送信されている、という噂も無くは無いですが、たとえネットワーク共有したところで一枚のカードで受信できるチューナー数には限界があります。やはり、なんらかの方法でカードを衛星放送側からは「初めて受信した」カードの扱いにさせているとしか思えません。刺さっているカードをそういう扱いにしているのか、そういう初期化したカードのCAS情報をネット経由でばら撒いているのかは謎ですが。確かめてみたいですが、そのために買うのもなんだなぁという製品なので・・・。買った方、情報ください。


そっちと比べれば普通ですが、もう一つ気になった特集がPlaine HVR-BX1。あのCAT PRO HDと同様の、HDMI入力タイプのMPEG4レコーダーです。もちろんHDCP無視タイプです。すでにCAT PRO HDは販売終了となっているため、その需要の穴を狙って発売されるモデルでしょうか。

ベセトジャパン

日本での販売元は上のリンク先ですが、9月30日現在製品情報は載っていません。製造元と思われるPlaineの紹介バナーの中にHVR-BX1の文字が見えるだけです。ラジオライフの独自ルートで販売前に情報をもらったものでしょう。ただ、検索してみれば分かりますがすでにいくつかの通販ショップで予約の受付が始まっており、おそらく来月中には発売されるものと思われます。値段はCAT PRO HDよりは安く79800円。ただし、かなり割り切った製品で、映像の入出力がHDMIしかありません。あとは音声出力用のアナログ端子とUSBがあるのみです。なお、内部HDDで録画したものをUSB経由でUSBメモリやSDメモリカードにコピーできる、とあるのですが、ラジオライフ、CAT PRO HDでポカやってるからなぁ・・・。あのときも「HDDに録画したファイルをSDメモリカードにコピーできる」と書いておきながら、実際にはバグを利用した裏ワザを用いないとSDメモリカードへのコピーはできない仕様でした。しかも、その点のフォローなし。今回もそういう勇み足じゃないなk、と疑ってみましたが、さすがに同じ失敗は繰り返さないか、コピーできる様が写真入りで掲載されています。今度は大丈夫でしょう。

録画フォーマットはMPEG4、MPEG4 AVC、MPEG2、TS。MPEG4とMPEG4 AVCは違うのか、とかMPEG2とTSはどう違うのか、とか疑問はありますが、MPEG4系だけでなくMPEG2にも対応しているのは柔であると評価すべきでしょう。

こっちは興味があるだけでなく、使ってみたいモデルですねぇ。SK-MHD264が不安定で思った以上に使いにくいこともあって、こういう製品の登場は歓迎なんですが、さすがにもうお金に余裕がない orz
とりあえず、ラジオライフではHVR-BX1のモニター募集がありますので、こっちに応募してみます。ただ、実名公開か・・・。仮に当選してもブログに書きづらいなぁ。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

HDCPマスターキー流出、Intelが認める

2010-09-20 10:28:27 | HDMI
しばらく前からHDMI機器の確認に使われるプロトコル、HDCPのマスターキーがネットに流出した、という噂がありましたが、これを事実であるとHDCP開発元のIntelが認め、かつ流出マスターキーが本物であることまで確認したそうですね。

不正コピー防止技術「HDCP」のマスターキー流出、Intelが調査

これを回避するためにはハードウェアデバイスチップが必要、と語っていますが・・・すでにHDCP対応機器は膨大な数の製品が世に出回っています。全く新しい製品だけに速やかに入れ替えが可能ならばともかく、流出したマスターキーを持つ新たな製品(あるいはソフトウェア)を、これら過去の製品と正確に区別させることは不可能でしょう。今後はHDCPがDVDの暗号キーのように事実上あってないがごとき存在となるか、すでに出回っているHDCP機器をこれから出る製品との互換性をつぶしてしまうか、のどちらかになると考えられます。

が、Intelは第三の選択肢を取るかも知れません。記事の中でも関係者が「Intelは知的財産を守るために必要であれば、法的手段も取る」と語っています。流出マスターキーを使用したと思われる製品を片っ端から、それも日本お得意の著作権ではなく知的財産権の侵害として民事訴訟するというのが、第三の選択肢です。時間も金もかかりますが、流出マスターキーを使おうとする人たちをビビらせる効果もあるでしょう。Intelのような企業および訴訟が日常のことである欧米文化圏でなければ出来ないやり方です。

ただ、HDCPはしょせん認証プロトコル。"無視"が可能なのはご存じの通りです。法的手段が知的財産権を使った民事になると思われる以上、"無視"系の機器の販売元や所有者が訴えられることはないとは思いますが、こちらもビビって製品が出なくなる可能性はあります、当分先の話になるでしょうけど。あまり大々的にして欲しくなかったなぁというのが正直な感想です。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

HDMI入力でAVC圧縮なレコーダー、"CAT PRO HD"でSDカード⇔HDD相互コピー成功

2010-07-29 23:27:15 | HDMI
以前雑誌「ラジオライフ」で]紹介され、うちでもちょっと大きくとりあげたHDMI入力対応レコーダー、"CAT PRO HD"ですが、

1.内蔵HDD-SDカード間のCOPYに関しての正確な情報
 HDCPのかかった映像の録画ファイルはCOPYできない
 かかっていない映像の録画ファイルはSDカードからHDDへのみCOPYできる
   (HDDからSDカードへはCOPYできない)

2.録画に関する制限
 a.HDCPのかかった映像の録画はHDDにしかできない
 (SDカードにはできない/録画しようすると自動的ににHDDに切り替わる)
 b.かかっていない映像の録画はHDD・SDカード共にできる

3.結論
 c.HDCPのかかった映像はSDカードで外部へ持ち出すことはできない
 d.分解して内蔵HDDがら録画ファイルを取り出すことは可能で、パソにコピーして再生できる。

という、操作性に関してはもう一つのものでした。HDDでGS無しでHDMI入力した映像をH.264/AVC化出来るのは便利なので、SDカードに移動出来れば・・・という結論に達していたわけなのですが、RLmaniaさんの報告、カオナシの検証の結果、HDCPありの映像をHDDに録画したものを、SDメモリカードにコピーすることに成功したとのことですので、こちらで公開させていただきます。

引用:
6月にCAT PRO HDを購入していじっていますが、私の購入した機種ではHDD→SDへ最高画質のままコピーができています。これは私の購入した機種だけでしょうか?
ただし、HDD→SDの一方方向のコピーではなく、双方向コピーになります。
まずSDになにか画像を録画してこれをHDDにコピーします。右上のメデイアのマークがSDになっている状態で、ファイルを選択し、MENUからCOPYを選択しSD→HDDコピーを始めます。するとコピーが終了した瞬間に画面が変わってHDD内のファイルが表示されます。このとき右上のメデイアのマークは SDのままです。この状態で、HDD内の好きなファイルを選択し、もう一度MENUからCOPYを選択するとこんどはHDD→SDコピーがはじまります。双方向コピー終了後、いったん画面をリターンしてから2つのメデイアの内容を確認すると、双方向コピーができています。最高画質でHDDに録画したファイルもSDにコピーされます。
ここまで:

カオナシさんの検証によると、GS抜きでHDDに直接録画した映像もSDカードにコピー出来るとのことです。とりあえず適当にSDカードにHDDにコピー出来る動画さえ最初に入れておけば、あとは自由にSDカードを経由してH.264動画をPCに取り込めるというわけですね。これによってCAT HD PROの操作性は格段に上昇することでしょう。ただ、残念なことに販売元のアテックスによると、すでに完売とのこと。これから入手するのは難しいかも知れませんが、すでにお持ちの方、ぜひ活用してください。


もう一つ、頂いたネタなんですが。
今年の5月に発表された「今年度3月末までの地デジの普及率は83.8%」問題。中でも全国一の普及率、88.8%と発表された富山県の方でそれに疑問をもち、アンテナの形状や向きから普及の度合いを調べた方がいらっしゃったとのことです。すごい記事なので、こちらでも紹介させていただきます。

富山県が全国首位という地デジ普及率に疑念を抱いて調べてみた

もちろんこれだけで88.8%を完全否定出来るわけではありません。調べられたうち"未対応"と判断された家庭のほとんどが加入率15%のケーブルTVに入っていた、という可能性も否定できませんし、88.8%以外の人のほとんどが高岡市に集中していた、という可能性だってゼロではありません。が、限りなくゼロに近いのは明白です。サンプル数とて総務省の統計の約半分ですし、役人調べの発表に疑問をもつには十分でしょう。「普及しなければいい」と言いたいわけではないですが、これは総務省の「数字による脅迫」と言っても言い過ぎではない事例です。秋葉原のヨドバシカメラでは、ついに「2011年6月30日をもってアナログ放送は通常放送終了の見込み」という紙が掲げられました。残りわずか11ヶ月(!)の時間を、脅しだけで本当に解決するのでしょうか? 様々な疑問を抱かせてくれる記事でした。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SKnet、「3D&バーチャルリアリティ展」で1080p・3Dキャプチャーカードを展示

2010-06-24 02:25:38 | HDMI
Impressの記事の中に、魅惑の文字"1080p 3Dキャプチャーカード"がありましたので、引っ張り出してみました。

「3D&バーチャルリアリティ展」開幕。3D AQUOSなど出展
-1080pキャプチャカードや3Dプリントシステムなど


この真ん中あたりに記事が。コードネームは「Monster XX」。なお、うちではPC格調用の基盤を"ボード"呼称で統一していますが、今回のように記事の表記が異なる場合、引用部分に限ってそのまま"カード"表記を使用しています。


・接続はPCI Express x4で、2枚同時の利用が可能。特徴は非圧縮の1080pキャプチャが可能なことで、視差を付けた2台のビデオカメラの映像を同期を取りながら記録できる

この部分の抜き出しだけで十分でしょう。ただ、3Dビデオカメラが一般利用可能になるのはいつのことやら・・・。という感じで、簡易業務用になるのかも。おそらくわたしらが2枚同時利用することはないでしょうが、単独一枚でも1080p、それもついに60pに対応。発売は今秋を予定。

3D対応という点を除けばそれほど強力とは言えませんが、さらなる上位モデルが用意されるのは嬉しいことですね。

なお、この「3D&バーチャルリアリティ展」は25日までやっています。入場料は5000円ですが、展示会招待券を事前に申し込んでおけば無料で入場できるとのこと。場所は東京ビッグサイト。興味がある方は覗いてきてはいかがでしょうか。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

HDMIキャプチャー製品ラッシュだ! 一度は消えたLeadtekPxVC1000がついに復活!

2010-06-11 11:33:21 | HDMI
国内のPCメーカーがすごい勢いで3D対応パソコンを発売していますね。ASUSはすでに出荷していますし、NEC、東芝、富士通などはいくつかラインアップを揃えてきているようですし、やや小規模なところではパソコン工房もノーパソを出すようです。テレビが一部メーカーが高額な製品を出しているだけ、なのに対しパソコン業界は異常に動きがいいですね。わたしは先日impressのアンケート(締め切りは6月18日。まだ間に合う!)で、3Dに関して
「テレビは多くの家庭が買い換えさせられたばかりなのに、そう簡単に3Dに買い換えるわけがない。PCならばもっと安価に実現できるかもしれないが、どうせ日本だけ『著作権の保護のため』碌でも無いものになるので、結局普及しない」と書いたのですが、どうやらPC業界はそこまで甘くなかったようです。「3Dはデジタル放送の二の舞にならぬよう」先手先手を打ってきていると見ていいでしょうかね? 
他にも副産物として、必然的にnVIDIAのVGAが搭載されていることが嬉しいです。日本製のパソコンは長らくIntelのCPU+GPU内蔵チップセットのコンビしか採用していないPCばかり、ロークラスならばともかく値段の高い高級機まで中身は一緒・差別は搭載ソフトやオプションハードという状態で、特にデスクトップパソコンは人に勧められない状況が延々と続いてきましたが、ようやくその状況から脱する時が来たようです。願わくば、せめてハイクラスのPCだけでもnVIDIAやAMD製単体VGA搭載が当たり前になりますように。動画再生なんかもIntel製のチップセット内蔵型より断然上なんですから。
ただ、水をさすようなんですが、あの3Dメガネのかけにくさ、なんとかならないですかねぇ。地元ではパナソニックの3Dテレビしかデモがやってなくて、あの固定されたバーのメガネを通してしか3D映像を見たことがなかったので気がつかなかったんですが、東京に来て、3D対応PCのデモを見る機会を得たときに専用3Dメガネを初めて顔につけたのですが、これがまぁ掛け心地が悪いのなんの。とても長時間、耳と鼻に掛けていることを意識せずに使え、ってのは無理な気がしました。これは、もう少し時間がたてば具合のいいメガネも出てくるのかな? 理想はメガネ無しの3Dなんでしょうが、メガネ無し3D表示ができるとして売られている3Dフォトフレームなんか見ていると、ムチャクチャ目がつかれますし。もう少し熟成が必要ですかね、この業界は。
なお、POWER DVD 10の体験版で、DVD-Videoを無理やり3D化させることができるようです。非対応ディスプレイでも大丈夫、HDCPさえ対応していれば。ただ、メガネは別に用意する必要はるみたいですが。ソフトだけの対応で無理やり3D化するならば、BDより解像度低めで軽いDVDの方があっているかもしれないですね。


と、長い前置きはさておいて。ハード環境は少し整いつつある3Dですが、どうせソフトがそろうのは、先のDVDの3D化でも行わない限り先のこと。そういえば3D放送はエンコードしたものでも3D化して見ることができるのだろうか、と疑問を抱きつつもわたしらの関心ごとであるPC録画へ話を移しましょうか。
ご存知の通り、今年に入ってなぜかHDMIキャプチャーボード・ユニットの発売ラッシュです。ちょっと前までトムソン・カノープスの高級機か、Intensity/proしか選択肢がなかったのが嘘のような状況です。ちょっと怪しいところからGS不要のHDMIキャプチャーが立て続けに3機種、GSは必須なようですがSKnetから2機種。他にも元祖のIntensityがまた2機種ばかり用意しているようですし。ひょっとしてHDMI入力用チップに低価格で使い易い製品でも出たのでしょうか? わたしらとしてはありがたい話なのですが、間に挟むアダプタが品薄にならなければいいのですが・・・。定番のGS、ほとんど姿を見かけなくなったJA以外にOCTが存在するのが救いと言えます。
で、今年中にLeadtekもHDMI入力対応キャプチャーボードを発売する、ということでこれも期待していいでしょう。しかも、一度はお蔵入りになったと噂されたWinFast PxVC1000型番の復活という形で。

Leadtek Research at Computex Taipei 2010

ここの真ん中やや上くらいにPxVC1000が紹介されています。「前回のモデルの発売について多くのユーザーの方々よりお問い合わせを頂きました。前回のモデルは、採用チップの生産が終了したため生産計画が中止になってしまいました。申し訳ありませんでした。」とありますから、採用チップを変更しての復活ということになるようですね。

ちなみ昔発表された段階のPxVC1000がコレ


今回がコレ



非常に洗練されたデザインに変更になっていますね。時間はかかりましたが、変更されて良かったと思います。
写真を見ると、気になるのが新PxVC1000のど真ん中で輝くViXsのチップ。拡大して調べたところ、


どうやらXCodeー3111のようです。これは「XCode III」として登場したチップのうち、トランコードに特化したもの、として過去に紹介されたことがあります。

AVCで“6倍録り”、加ViXSが「XCode III」を発表


上級チップと違って出力機能は持たないようですが、キャプチャー用としては全く問題ありません。となると、PxVC1000はハードエンコードタイプということになりますね。対応フォーマットは、AVCは確実としても、MPEG2にも対応するのでしょうか? 他のフォーマットは? ソフトエンコード録画は? 既存ファイルのトランスコードは出来るのか? など疑問は尽きませんが、多彩なフォーマットに対応してくれたら、後発とはいえなかなか面白い製品になるかも知れません。個人的には、PxVC1100と合わせたトランスコードのできる録画機、なんぞを期待しているのですが、少なくともPxVC1000はそうならないようですね。ViXsチップの意味がありませんし。そこだけが残念です。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あやしい? DM626 HDMI Video Capture Cardが一部で人気爆発

2010-05-15 23:19:27 | HDMI
HDMIキャプに関して言えば、今でもIntensityとHDRECSがウチでは現役で全く問題なく、かつSK-MHD264もあるので後は当分いらないや、と思っていたので個人的にはあまりチェックする気にならないのですが、その一方でここ最近だけでもHDCAPPCIEであったりjackallExpressであったりという、GSのようなアダプタ不要のキャプチャーボードが続々出ているのもまた事実。

その同系列である製品、DM626 HDMI Video Capture Cardが、今日あたりからボチボチ予約者に届きだしてちょっとした話題を呼んでいるようです。その特徴はなんと言っても値段。なんと9999円です。しかも、これは現在の価格で、最初に売り出されたときは6999円だったとか。まさに激安! HDMIキャプがGS不要でちゃんとできて、この値段は尋常ではありません。
これを今日まで取り上げなかったのは、

DM626 HDMI Video Capture Card

リンク見ればわかりますけど、パチモンTVという中国製のあやしい商品を中心に取り扱っているお店なんですわ(^^;)ついでにいえば、DM626の見た目はあのHARROCそっくりだし。
にもかかわらず、あくまで2ちゃんねるのHDCAPPCIEスレ内での話では、上記の品と同様に使えるらしいです。
さすがに当分6999円にはならないでしょうが、9999円でも他よりは安いですし、使えるのならば手を出してみるのも面白いかも知れません。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

RD-X8からの24p録画で気になったライン

2010-05-08 14:48:36 | HDMI
ようやく、映画「タイタンの戦い」を見てきました。30年くらい前の映画のリメイクなんですが、旧作の方は、「アメリカの特撮の神様」レイ・ハリーハウゼンの、結果として引退作となってしまったことで有名な作品です。ハリーハウゼン特撮の作品は少なくとももう一本企画があったらしいのですが、なんだかんだで本人の意欲が失せてしまい、立ち消えになったそうで、残念です。
わたしの周囲ではこの旧作のファンが多く、それだけに「新作は観ない」とみんなが口をそろえて言うので、じゃぁ見に行こうか、と時間を作って。平日だったのでガラガラ。ゆっくりと作品に没頭することが出来ました。なんか、普通の映画として撮影したのに、「アバター」がヒットしたもんだから、便乗する形で無理矢理3D化した、という話だったので、制作者の意図に沿った2D版で観るか、あえてその無理矢理3D版で観て現在の映画界を評価するかで迷いましたが、地元の映画館はそもそも2D版しか上映してなかったですね。
でも評価は「イマイチ」。観ている時はそれなりに面白いんですけど、終わった後には何も残らないというか、そんな感じでしたね。序盤を見る限り、旧作ではシンプルなストーリーをあえて複雑にして展開させるのかな? と思っていたら、結局全部ハデスが悪い、ってことにしてしまってちょっとがっかり。海の魔獣クラーケンなのにポセイドンは全く絡まず、蚊帳の外だし。旧作ファンのギリシャ神話マニアに言ったら「ハデスのことを制作者は全く分かってない」と憤慨、やはり観ないことにようです。
モンスター目当てで見に行く場合でも、少々首をかしげるところが。一番良かったのはなんと言ってもサソリ。でかいし、強いし、戦っているシーンなんか、なんとなく"ダイナメーション"っぽさがあって、かっこいいです。サソリの色が黒いのは、レイ・ハリーハウゼンの師匠ウィリス・オブライエンが撮った「黒い蠍」へのオマージュか? なんて深読みも楽しいですし。問題は、肝心のメデューサとクラーケン。メデューサは、声を女の不気味な笑い声にし、それを音響効果で後ろから聞こえてくるようにした、などの"なかなか姿を現さない"時はとても良かったのですけど、姿を見せるようになってからは、なんかテンションが下がる。強さは伝わってきますが、わたしのイメージだとまずメデューサってのはあんなに動きが速くないし、なによりある種呪われたモンスターなので、本人の意図と関係なく目を合わせると相手が勝手に石化してしまうというものなのですよ、そうでないと首だけになっても石化の魔力が残っているという部分と合いません。なのに、新作では明らかに自分の意志で石化の魔力を使っている。これ、大いに不満です。ただ、有名な盾にメデューサの姿を映して戦うやり方は、あくまで偶然の産物という扱いで、位置だけ確認したながらタイミングを見計らって目をつぶって一刀両断、この演出は好きです。盾を見ながらでは、まともに戦えませんよね、普通。
そして満を持してクライマックスのみ登場のクラーケン。旧作では冒頭とクライマックスの2度登場してますが、津波を起こすくらいで暴れっぷりが足りず、もう一つ不満でした。今度は、海からひれ(?)を出しながら泳いでくるところとか、触手の一部が建物を砕くところとか、部分的な箇所だけを描いているところはとてもいいのですが、全身が登場すると、今度はでかすぎて何が映っているのかよく分からなくなってます。もっとカメラ引かないと! ロングで巨大な全身をバーーーンと見せてから、その部分部分の威力を見せつければもっともっと格好いいのに、やはりアメリカ映画にそういう巨大怪獣の格好良さのセンスを求めるのは酷でしょうか。
全体的に、もっとキレイな英雄譚にすればいいところを、地に足を付けた泥臭さにこだわっちゃったなぁという感じ。そういうのが今のはやりなんでしょうけど、ギリシャ神話に対するイメージってのも大事にして欲しかったわ。

タイタンの戦い 特別版 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

このアイテムの詳細を見る



SK-MHD264ですが、邦衛日記さんのところでレビューが公開されましたね。興味深いのは、なんと言っても内部の基盤の写真です。あやしいところが見当たらないのは残念です。それと、「(音声ビットレートは)手入力可能だが、選べるレート以外は指定できない。」とありましたので、ちょっと調べました。試しに144Kbpsと入力してみたのですが、MediaInfoによると、正確ではないにしてもほぼ128Kbps付近のビットレートになっていました。内部では勝手に128Kbpsとして処理されているみたいですね、残念。でも、わたしには128Kbpsと144Kbpsの区別が付くほどの耳と音響設備は無いので全く問題なしですけどね。
一番の期待は「USBの通信時間やICの設定時間を考えても1秒以内に終わると考えられるので長すぎる」という一文でしょうか。逆を言えば、余計な処理を短縮すれば、もっと短く出来るということですから。

そういえば、RD-X8には1080p時の出力を24pにする、という機能があります。ウチには今まで1080p出力出来る出力機がディスプレイのW241DGしかなく、しかも24pは使えないため、一度も使っていなかったのですが、SK-MHD264ならば24p入力は出来るので、試してみました。RD-X8の24p出力はどんな映像も24p化するため、通常のBSデジタルの映像ですと、少しカクカクしますが、60pと違って画面が崩れることはありません。なので、ビデオ撮りの通常映像はダメでも、もともと24コマ撮りの映画のソフトならキレイに出力出来るのでは、後で24fps化しなくても最初から24fps録画出来るのでは、という期待も高まります。試しにやってみましょう。ウチの趣旨とは少々反しますが、あくまで実験用ということで勘弁。DVDにアップコンバートを掛けて24p化した1080pで録画します。
すると、映像と音がまるであっていない・・・? あ、設定をMiddleのままにしていました。この最初から用意してあるテンプレは解像度は入力に自動に合わせてくれるのですが、fpsは合わせてくれないみたいですね。どうやら29.97fps固定のようです。23.976の映像を29.97で録画したら合わないのは当たり前です。そうなるとカスタム設定が一つしか作ることが出来ないのがさらに不便に感じるんですが・・・。お願いしますから伝統を破ってカスタム項目を複数作られるようにしてください、SKnetさん。

で、DVDをアップコンバートしRD-X8側で24fps化した映像ですが、24fps化は十分キレイに出ていますし、DVDの素の映像よりもうまく補正されて大きくなった映像を、さらに小さいファイルで保存することも出来ます。でも、しょせん「それなり」の域を超えるものではなく、やはりボカした背景や埃がうまく処理されない問題もあるうえ、SK-MHD264の甘めの画質が補正効果を弱めます。これならばダビングなんかするよりいいプレイヤーで直接再生したり、PCでPowerDVDのフィルタを掛けて再生した方がキレイです。
一番気になったのは、なぜか画面の一番左端にラインのようなものが残ったこと。これ、1080iでは出ないもので、1080pにした途端発生したんです。PS3で同様に24pをキャプチャしたときは出なかったので、なんとなくSK-MHD264の問題というよりRD-X8の方が入れちゃっている、という気がするのですが、こういうものがある以上、24fpsがキレイに出るという点は捨てがたいのですが、RD-X8の24p出力はやらない方が良さそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わたしのSK-MHD264評価と資料

2010-05-04 12:36:02 | HDMI
例年の経験から言いまして、普通ゴールデンウィークなどの連休ともなりますと、ブログのアクセス数は落ちるものなのですが、案外落ちていない状況に少し驚いています。忙しい合間を縫ってアクセスしていただいたのでしょうか。どうもありがとうございます。ただ、わたしの方も連休中で社会が動かないとネタが入ってこないもんで・・・。まぁ6日7日あたりにどこかの省がネタを振ってくれると期待はしてますけどね。予言する数字は78! ピッタリだと信憑性が薄いとか考えて78.1とかにはなるかも。

ここ数日はやっぱりSK-MHD264ですねぇ。他ブログとか2ちゃんねるとかは余り情報が飛び交わず、やや静かな感じですが、これは例の2×2に話題を取られたからで、X2と合わせれば値段の割に売れ行きはいいという話もありますし。

古田雄介のアキバPickUp!:「AMD ユーザーが冬眠から目覚めたようです」――6コアPhenom IIが大型連休にヒット (3/4)
「万全の大型連休になりました」――Monster Xの後継機もデビュー


PhenomIIx6も売れてますか。売れるよなぁ、タイミングとしては最高だし、ハイエンドでも3万5千円、ランクを一つ落とせば2万2千円なんて、新型の値段じゃないですから。あとはTDPが100を切ってくれれば・・・。もちろん6コアで125Wは十分と言えますけど、気分的に低めの方がいいんですよねぇ。

SK-MHD264に話を戻しますと。最近個人的にお気に入りの使い方が、RD-X8で録画したデジタル放送を、自動チャプターを利用して簡単プレイリスト作成(CM飛ばし)→プレイリストから再生しつつSK-MHD264で録画保存という流れ。楽です、ダメになりそうなほど。
解像度1280x720で、ビットレートは3800Kbpsにしてます、半端に。これで30分で700MB少々。十分だと思うのですが。現在感じているこの製品の長所は
・クッキリ系動画には割と強い。直接エンコードにしては画質良好
・解像度やビットレートが非常に細かく設定出来る
・USBバスパワー動作、他のPCでの使い回しも楽
・トランスコード機能に期待できる
短所として感じているのは
・遅延が多すぎ、解像度や設定変更の反映が遅い
・背景をボカすような動画に弱い。これはH.264系低ビットレートの欠点かな?
・1920x1080p60pのキャプチャーが出来ないのは仕方がないにしても、表示もまともに出来ないのはつらい
・アプリがよく止まる
こんなところですか。これからの希望としては、トランスコードは当然としても、是非録画時間を指定出来るようにしてもらいたいです。たとえば25分なら25分、出来れば秒単位で指定出来ると、最初に書いたような使い方をするときにさらに楽になるんですが。

そうそう、いくつかSK-MHD264に関してのコメントをいただいているんですが、資料的価値のありそうなものを抜き出しておきますね。

Vistaの32bit版で確認、インストールが途中で止まる問題。(strさんのコメントより)
・アプリケーションパッケージを実行したとき、%Temp%に解凍された拡張子がmsiのファイルを見つけることが出来ずに終了することがある。そのmsiファイルを手動実行してもエラーで止まってしまうため、そのファイルを特殊なソフト(Universal Extractor)で解凍し、解凍された違うmsiファイルを実行することでインストールが完了する。

Win7の64bitでインストールが止まる問題(2010-05-04 14:04:42さんのコメントより)
・インストーラーを/debuglog をつけて起動すると、ログファイルができるものの無事にインストールできる。

MHD264で使用されているチップ(polymeralloyさんのコメントより)
・箱の中のチップが気になり開けてみました。
信号フロー順に、
(1)ADV7441A BSTZ-170 (ADI社製)
マルチビデオデコーダー(HDMI:HDCPリンク)&グラフィックデジタイザー集積チップ
(2)MAXIM MG3500A3-376B (MAXIM社製)
H.264コーデック集積チップ
(3)CY7C68013A-100AXC (サイプレス社製)
USB高速制御ICチップ
回路的に謎があるのか無いのか不明。


ご参考までに
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SK-MHD264、早くもアップデート&使用感

2010-05-02 12:27:19 | HDMI
ゴールデンウィークももう半ば。みなさまいかがお過ごしでしょうか。わたしは全く関係なく仕事中です。連休の生活に及ぼす影響と言っても、自営業なのをいいことに合間にこのようにブログの更新が出来る程度には暇なことと、銀行が休みなので資金を多めに確保しても、連休明けまで持つだろうかと心配するとか、その程度です。なにせ、ウチの父親は連休前に銀行に店のお金を入れてしまって減らすのが大好きでして、「支出があった分収入もあるから大丈夫」と、そのギリギリを見切るのが楽しみらしいのです。それで、毎度毎度「足りなくなった、足りなくなった」と騒いで一時的な資金の確保に奔走する、という・・・。で、そのたびわたしが怒るので、最近は休日前に資金を減らすことをようやくやめ、多めに残すようにしてくれたのですが。そうなると今度は減るどころか増えて連休が終わることもしばしば。「ほら見ろ、こんなに資金を用意しておくことないじゃないか!」とわたしが父に怒られるのですが、どう考えてもウチみたいにお客にお金を渡すことが多い商売は、資金が足りなくなるのは失敗でも余るのは失敗ではないと思うのです。ちなみに、わずか数日でもやたら資金を銀行に入れたがる父の言い分は、「少しでも利息がつくかも知れないから」なんですが、50万や百万を4~5日入れたって利息なんか付きませんよね。ですが、それを理解する気がないんです。本当は資金が足りなくなるスリルを味わいたいだけなんでしょう。


さて、先日購入したSK-MHD264なんですが、早くも昨日、新しいアプリとファームウェアが公開になっていました。変更点として
 - 入力モード、及び録画モード切替時に映像表示までの時間を短縮。
 - HDCPによる映像・音声プレビューに対応。(キャプチャーを行うことはできません)
 - 録画モード変更後、次回アプリケーション起動時に出力データに関するエラーが表示される問題を修正
となってます。まぁ二つ目はどうでもいいとして、三つ目は解像度を小さくしても、次回起動時に「縦は479以上にしろ」とか警告が出なくなりました。考えてみたらテンプレに640x352とか479以下の解像度もあるわけですから、そういう警告が出る方がおかしいんですけどね。後は、特に変わったことを感じた点はないかな? 待ち時間短縮の問題も、ベンチマークを取れば別なんでしょうけど、体感的な部分では変わってませんし。
改良が行われるのでしたら、主にCustomを選んでいる時に、入力解像度と指定解像度があっていない、特に入力解像度より出力解像度の方を高く指定しているときに、しばしばアプリが止まってしまう問題を解決して欲しかったものです。使い方としては、視聴を含め、基本的に「High」の状態で使い、解像度や状態を見極め、それを参考にCustom設定をその都度組んで変更する、が正しいのでしょうけど、使っているとCustomにしっぱなしになるもんで。

前回、「720pの画面が出ない」と書きましたが、これはどうやら出力機に使ったRD-X8との相性問題らしく、PS3に変えたら問題なくキレイに映りました。RD-X8にしたのは、こっちだとD端子同時出力でサブモニタから操作が行えるのに対し、PS3は単出力なので、SK-MHD264の遅延画面で操作するのは苦痛だったもんで。ただ、RD-X8を使った場合でも前回のようにたまに一瞬画面が出るだけ、ではなくなり、なかなか画面が更新が行われず、常時ブレまくりながらでも画面表示は常に行われるようにはなっていました。もう一歩、というところです。PS3派なら問題はないです。
追記:なぜか後日勝手に直り、RD-X8の720pでも問題なくなりました。

画質は、前々回取り上げた部分ではSpursEngineに劣る印象が強いものでしたが、これはSK-MHD264の傾向で少し画面を甘めにすることで圧縮効率を高めているからです。ゆえに、SpursEngineのようにデータ量が足りないときは画面がブロックノイズの塊のようになることが少なく、印象としてはいいです。細部の甘さも、これだけ見ている分にはそうそう気がつく者ではありません。ただ、埃や爆発処理、それに背景のぼかしのようなそもそもフォーカス甘めの部分を再現するのはとことん弱く、なめらかな階調が出ずにベタな感じになります。こういう言い方をすると乱暴ですが、おおむねスカパー!HDと似た感じの画になる傾向があります。解像度を1440x1080にしてやれば、さらに近づきます。
なお、そういうボカシのあまり無い画では、結構良好な画が得られます。PS3でアップコンバートされた画なども取り込んでみましたが、動きの大きな箇所でブロックノイズは見られるものの回復は早めで、良好です。クッキリ系の画には強いようです。もちろん過剰な期待は禁物ではありますが。

と、言うわけで、キャプチャとエンコード、という違いはあるものの、SpursEngineと比べて安易にどっちがいいか、ではなく、得意分野が少々異なる印象を受けます。が、もし完成した映像を見比べた場合、多くの方はSK-MHD264の方が良い、と感じるのではないでしょうか。
後は、トランスコード機能が搭載され、SpursEngineのようにSDKなどが公開されれば、ひょっとしたらソフトの開発も進むかも、という期待はあるのですが、SKnetって、基本的に有料公開で、しかも高いんですよねぇ。コンシューマ向け、ということで、トランスコード限定で無償公開とかしてもらえないでしょうか。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ついに来た来た SK-MHD264

2010-04-30 00:25:25 | HDMI
本日、ついにやって来たんですよ!


地デジ普及のために配布された簡易チューナーの買い取り希望が。残念ながら電話だったので現物を見ることはできなかったんですけどね。もちろんお断りさせていただきました。だって、あれって確か所有者は換金禁止だもん。当然ながらわたしら中古屋もすでに釘を刺されているので、取引が善意の第三者と判断されないと思われますので、お上に怒られてまで扱ってもしょうがないものと言えます。一目見たかったかな? 程度の好奇心はありましたけどね。


と、どうもいい前置きはさておき、本日の本命、SK-MHD264が届きました。ので、早速テストといきましょう。蓋を開けてマニュアルを取り出します。おお、いかにもSKnetなレイアウトのマニュアルだ、PH-GTRみたい。懐かしい・・・。いや、ちょっと前にHDUSなら買ったんですけど、あれはマニュアルを一読すらしなかったもんで(^^;)
で、まずはコメントで「Vistaだとうまくインストールできない」という話がありましたので、Vista32&AMDなPCで使ってみます。元々これで使うつもりでしたし。ところが、あっさりとインストールできました。特に引っかかるところはありません。環境やOSの状態によるみたいですね。
あと、おもしろいことにドライバだけでなく、アプリも64bit対応です。キャプチャだけなら何も変わらないのですが、後に搭載予定のトランスコードだとひょっとしたら64bitの方が早く変換できるかも知れません。これは後の楽しみにしておきましょう。

いよいよ利用です。今回は基本的にHDMI入力のみ扱います。が、案の定PS3とかは全く映りません。ひょっとしたら他に方法があるかも知れませんが、とりあえずGSを挟んでおきましょう。もちろん、プレビュー画面も録画もできるようになります。なお、アナログのCGMS-Aにも反応します。
ただ・・・使用感があまりにも・・・。お、遅い・・・。死ぬほどアプリが遅いです。
ちょっと設定を変えたり、入力先を変更するだけで、いちいち「しばらくお待ちください」のメッセージとともに十数秒は待たされます。それ以上かかる場合、一度終了させてあらためてソフトを再起動した方が早いくらいです。また、ダイレクトに映像を表示するわけではなく、エンコードしたものをプレビューしているため、遅延が相当あります。うちの
VistaHomePremium32 PhenomIIx3 720BE DDR3-1333 8GB(うちRAMディスク4.5GB) AMD890GX GeForce9800GT
というPCだと、3秒以上遅延するので、プレビュー画面を見ながら操作を行うのはかなり苦痛です。元映像はレコーダーのように複数出力が可能で、サブモニターに操作画面を出せるタイプか、分配機でも
使っているのでなければ、使わない方がいいと思います。それくらい遅いです。ついでに言えば、1080iだとかなり動きがカクカクします。
さて、この機種の特徴の一つに1080p対応がありますが、ご存じの通り30fpsまでとなっています。これに一般的な1080pである60pモードで表示すると



このように無茶苦茶な画面になってしまいます。PS3の場合、GUI画面もこうなりますので、PS3の取り込みを1080pで行うのはやめた方がよさそうです。ただし、BDのように24pならば取り込めます。
解像度は、タテとヨコ別々に設定できます。一見選択するだけのように見えますが、実は手入力で解像度を変更することが可能です。試しに704x396などという懐かしさすら漂う解像度を設定したところ、ちゃんとその解像度で録画してくれました(ただし、再起動すると警告が促されますが)。ビットレートも同じで、やたら対応が柔軟です。ただ、相も変わらずのSKnet方式といいますか、カスタムが一つしか作ることができないんですよねぇ。おそらく全く使わないテンプレートがたくさんあるのですが、それらはいじることができません。こんなところまでPH-GTRの伝統を引きずらなくてもいいのに、と思うのですが。

さて、使用感はこれくらいにして・・・肝心の画質の方でいきましょう。画質比較は、よく使うやつでいきます。出力は1080pの24pにしたBDソース。MHD264の設定は、1920x1080の23.976fps。ProfileはHigh、ビットレートはスカパー!HDとほぼ同じ5Mbps、GOPはIBBP、ピクチャーコーディングはprogressiv Frameeとしました。あとはあまりいじっていません。これで

BD


このソースを


スカパー!HD


これ程度の画質にすることができれば、合格とします。
ちなみにビットレートはCBRだけらしく、分布は


こんな感じです。

さて、画質の結果は

SK-MHD264


おまけとして、ほぼ同等の設定にしたSpursEngine ただし、ソースは1080i



すいませんす、最初に張った画像、フレームを間違ってました。ちょっと慌ててました。

いや~、SpursEngine結構優秀ですねぇ・・・。それはおいといて
かなり柔軟性のある仕様のようですから、まだ煮詰めれば、という感じはしますが、合格とはまだいいづらい感じです。ただ、この部分限定ならスカパー!HD並くらいには見えます。実際には、細かいところは得意でもしぶきや埃のような部分は苦手ですね。少しつぶれが見えます。
こう言うとなんですが、現段階では未完成感が漂ってます。ソフトがしばしばSK-MHD264がつながっていない、と判断しますし。高額な割に、付属ソフトも録画アプリだけですし。

購入者予定者はBlackMagicDesignのH.264 Pro Recorderと比べてからでも遅くはないかと思います。が、トランスコードなど将来性を買う分には、おもしろい製品であることは間違いないです。最初に大間違いのレビュー書いちゃったので、ちょっとフォロー。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする