連休中久しぶりにPC版「信長の野望」を満喫したのであった(信長の野望を知らない良い子のみんなに簡単に説明すると、信長をはじめ色々な大名を選んで全国統一する国取り合戦シュミレーションゲームなのである)!
この「信長の野望」シリーズは俺が大学生だった頃から発売されており今でも新作が発売されるロングラン大ヒット歴史シュミレーションゲームだ。上杉家や真田家を贔屓にしている俺は今回真田家を使って全国を統一すべく事務所のPCとガチンコ対決なのである。勿論片手に梅酒のロックも忘れない(笑)。酒をちびちびやりながらの「信長の野望」は実に粋なものであり、かつ無駄に時間が過ぎてゆくとても贅沢な遊びなのである。
歴史シュミレーションゲームの醍醐味は歴史のifを味わうことにある。例えば川中島で上杉と武田のどちらかが一方的に勝ったらどうなっていたか、とか、本能寺の変で信長が明智軍を撃退していたら、とか、真田幸村が大阪夏の陣で家康を討ち取ったら、などなど考えただけでもワクワクするようなことを堪能することが出来る点にある。歴史に造詣の深い俺は、史実と同じどおりに進めつつも、しかしながら憎っくき家康を討ち取るべく着々と真田家を富国強兵し虎視眈々と徳川領地に侵攻するチャンスを窺うのであった。
しかしだ!相手は家康だけではない!北に上杉、南に北条、西に柴田と強国に囲まれている真田家!徳川にだけ構っていられる状況ではない。ここはひとつ歴史的にも有効関係にあった上杉と同盟を結ぼうではないか。さっそく使者に幸村の兄信行を上杉に使わしたのであった!
しかしだ!なんとこともあろうに上杉家は俺真田との同盟を拒否してきたではないか!上杉の義とはこの程度か!と落胆する俺。これはマズイ。しかし良く考えてみれば上杉家とはいえ所詮はコンピュータープレーヤーだ。一定のアルゴリズムで行動するオバカさんである。仕方が無い。ここはひとつチャンスがあれば上杉家の居城春日山を落とし力を蓄えるのも悪くは無い。
しかしだ!なんとその上杉がこともあろうにどこから出てきたのかさらに北の伊達政宗の攻撃を受けているではないか。だが待てよ。ここはひとつ両家が疲労したところを攻撃し漁夫の利を得るのも悪くは無い。策士真田昌幸の真骨頂である。よし!様子を見てチャンスになったら一挙に攻撃を仕掛けてやろう。
しかしだ!なんと敢え無く上杉家当主の景勝が討死してしまったではないか。総崩れの上杉軍。あっという間に上杉家の領地は伊達家の領地になってしまったのだった。ここでひとつ説明しておくと俺が今プレイしている「信長の野望」最新作の「天道」は相手の軍勢を全滅させた場合相手の軍隊がほぼそっくりそのまま味方になってしまうというシステムである。俺はそうなる前にどちらか優勢な方に攻撃を仕掛けたかったのだが運悪く一定確率で発生する討死イベントがこともあろうに一方の大名本人に起こってしまったのだった!
さらに問題なのが大名家を滅ぼしてしまうとその家臣をかなりの高確率で登用することが出来ることだ。上杉家を滅ぼしたただでさえ強い伊達家である。あの直江兼続や猛将本庄重長を家臣にしてしまったのだった。これはやばい。
不幸は続くものである。徳川と同盟中の北条が我が領土に攻め込んできてしまったのだ!焦る俺。落ち着け俺。敵の情報を確認する。敵の軍勢は北条綱成を総大将に風魔小太郎を率いた精鋭その数1万!やべえ結構な数だ。対してこちらは城にこもる兵数1万2千とほぼ互角。だが待てよ?良くみると猛将綱成の兵科はあろうことか足軽ではないか。綱成の得意兵科は騎馬隊である。これはチャンスだ。ここでシステムを説明しよう。武将には色んなデータが組み込まれており戦闘能力データ(統率・武勇一応100がMAX)や得意兵科(Sが一番良くて次いでA、最低はD。ちなみに綱成は騎馬S)を兵数にプラスして総合的な戦闘能力が決まるのだ。
こちらは騎馬S、統率98武勇108の幸村を総大将に騎馬隊で迎え撃つことにした。さらにこちらが守勢ということも味方した。この「天道」は軍勢がある部隊や施設を攻撃している間は他の部隊を一切攻撃出来ないというシステムがある。つまりだ。敵軍に城を攻撃させている間にこちらは背後から攻撃してやればこちらの軍勢は一切攻撃されずに一方的に相手を攻撃することが出来るのだ。愚かなコンピューター北条軍である。予想通り背後に隠れた幸村の軍勢を無視して我が居城を攻撃しているではないか。ほくそ笑んだ俺は真田家最強の幸村軍であっさり綱成の軍勢を打ち破ってしまったのだ。しかも幸運なことに城と幸村軍に囲まれた綱成軍は壊滅してほぼまるごと我が軍門に下ってしまったのだった。結果こちらは当初の1万2千から2万の軍勢に膨れ上がってしまったのであった(笑)
一機に勢いを増した我が真田軍。ここから快進撃を続け、初日で伊達家を滅ぼして政宗や片倉小十郎、さらには直江兼続らを家臣に迎えて遂には北条家をも攻め落とす勢いに。さらにゲーム開始2日目にはその北条家を下し、さらに北の各大名を傘下に収めることに成功したのである。そして憎っくき徳川との全面対決を迎えたのであった。
まだまだ俺の「信長の野望」の日々は続くのである!
PS.ほんとに久しぶりに連休を頂いて信長三昧の日々を過ごしてしまいました(反省)。
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