変革 - ＳＮＡＰ－ＢＬＯＧ

Weblog / 2010年02月04日

いやあ、朝青龍関遂に引退ですなあ。想定内の想定外といった感があります。まあ色々言われましたけど身から出た錆ですから仕方ないですわな。格闘家としてのポテンシャルは素晴らしいものがあるだけに残念ですが、これからは是非プロレス界に進出して欲しいですね。生まれ持った悪の素養はプロレスでこそ開花するものと思います。是非四角いマットで大暴れして欲しいものだ。頑張れ朝青龍！

それにしても相撲協会って哀れですねえ。ある意味人間社会って行き過ぎるとああなるんだって反面教師的な役割もあるんだけど、あまりに現代社会にそぐわないからなのかバッシングが酷い。勿論あぐらかいてた罰だけど彼等だってこれまで長い歴史のなかで流れに沿って今の地位に着てようやく権力を手中にしたかと思えばこれだからねえ。でも変革って誰かが犠牲にならなきゃいけないから、彼等も犠牲者なのかもね。

自民党議員のなかにもベテラン高齢議員の公認問題で「あんたと刺し違える覚悟がある」って若手議員に怒号を浴びせた年配議員がＴＶ放送で何度もながれたけど、現代社会にそぐわない違和感を感じつつも、彼なりに正義感持ってやってんだろうなとは思う（勿論同情はしても共感はできないが）。

組織の変革って難しいですね。人にはそれぞれ自分なりの正義ってやつがありますから。ただそれは皆、自分が正しいという前提でなりたっている正義感なんですよね。だから変革って進まないんです。自分を否定したい人間なんていないんだから。

数年前そういうポジションで働く機会があったんですけど、まあ自分の思うように進まない。「なんでこいつらこんな簡単なことがわかんねえんだ！」ってあのときは思ったんだけど今になって反省してます。そりゃそうだよね。俺の言ってたことって「あんたら要らないよ」って言ってるようなもんだったから。

相撲協会の年寄りたちに「あんたらもう要らないよ」って言ったって必死に抵抗しますよ。彼等だって生きてかなきゃいけないから。でもそこから一歩踏み込んだとしたら誰かが犠牲になるんですよ。そういう怖さって変革にあるなあって久しぶりに思い出しました。

それにしてもスナップオンのブログなんだけど、スナップオンと全然関係ないね（苦笑）。こんなくだらないブログにお付き合いくださってる皆さん有難うございます！

今日のスナップオン！