あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

EXIT

2011-01-25 07:34:06 | つれづれ
昨夜は久しぶりに傘を差した。小雨だったので家まで我慢しようかとも思ったが、すぐに諦めた。そもそも、こんなところで意地を張ることもない。

だが、時になぜか変な意地を張ることがある。何か、願でも掛けているような、そんな思いが無意識のうちに願いに込められているのかもしれない。

叶うことのない願いの残骸のようなものが心の奥に溜まっている。早く捨てればいいものを、負け戦の記録にもならないのに。

過去から逃げてばかりいるから、結局過去を引きずってしまうのだとしたら、一度思い切り向き合ってみることがいいのかもしれないが、いざ「向き合おう」と思うと、場所だとか時間だとかいろいろ考えてしまい、結局そのままになってしまう。

その悪循環から抜け出す出口を探すところから、まずは始めてみよう。
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さよなら、さよなら

2011-01-24 23:32:55 | 俯く

恵比寿ガーデンシネマが休館となるそうだ。先日ツイートで知ったのだが、昨日恵比寿に行った際に何気なく入り口に行ってみると、確かにポスターに「今週末で休館」の文字があった。

実際にこの劇場に何回も足を運んだわけではないが、印象的な作品を観たという思いはある。ちなみに、ここで観た映画を挙げると、『サマリア』、『うつせみ』、『さよなら、さよならハリウッド』、『アジアンタムブルー』の4作品だ。4作品のうち2作がキム・ギドク監督の作品というところはこの劇場の特徴を表しているかどうかはわからないが、ある時期確かにここが単館系の頂点の一つであったように思う。

そういえば、最近映画を観に行っていない。昨日観に行った『その街のこども 劇場版』はそもそもテレビドラマだった作品で、劇場は写真美術館のホールだ。魅力的な作品が少なくなっている。メジャー系にはそれなりの観客が集まっているのだろうか。だとしたら、それは「外したくない」という心理の現れのように思う。尖った作品を観ようとする人が減ったのか、それとも、作家がそんな冒険を犯さなくなったのか。

映画館が減るのは寂しいが、それよりも、ここの場合は「恵比寿ガーデンプレイス」という場所の地盤低下が気になる。来るたびに寂しくなっていくような感じがするのは、果たして気のせいか。実際にテナントが入っていないエリアもある。それは、オペラシティも同じだが。

高い賃料の影響もあるだろう。ただ、テナントの減少は訪れるお客さんの数にも影響する。次に訪れる時、ここはどんな姿になっているのだろうか…

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軌道修正

2011-01-24 07:29:38 | つれづれ
昨日の夕方、買い物帰りに雨の気配を感じた。その雨は昨夜のうちに降り始め、降り止んだ。今日も今のところ傘の出番はない。

しっとりとした空気は冷たく、気温以上に寒さを感じる。鞄の中に手袋を忍ばせていたが、結局駅までの間、素手でその寒さを感じていた。

あっという間に、1月もあと一週間となってしまった。動き始めたことの方が多いが、手を着けなければならないことがまだまだ残っている。

まあ、すべてとはいかなくとも、その一部を週末に始められたのだからいいじゃないか。焦ることはない。この歳までずっとこうだったのだから、軌道修正には時間がかかる。それでも、確実に修正していこう。
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その街のこども

2011-01-23 22:59:13 | 映画を観る

今日は、映画『その街のこども 劇場版』を観に、恵比寿の写真美術館に行った。

ガーデンプレイスに着いたのは10時30分頃だった。日曜日の午前中だからなのか、あまり多くの人が集まっていないように感じた。写真美術館のホール前には、ぼちぼちと人が集まっていた。「35」という整理番号をもらい、ロビーをうろうろしているうちに案内のアナウンスがされ、ホールに入った。

このホールには依然何回か入ったことがあるが、10年ぶりくらいになるだろうか。もともと映画館ではないが、最近はここでの映画上映が増えている。

さて、先日も書いただろうか。この作品は昨年の阪神・淡路大震災から15年の節目に制作されたドラマだ。震災時の苦難を描いているのではなく、子どもの頃に震災に遭った男女が、長い年月を経て15年後の1月17日を翌日に控えた神戸を訪れる。そして、夜通し歩きながらその日を迎える。全編を通じて森山未來さんと佐藤江梨子さんの会話と、そして2人の沈黙が描かれる。

実際に震災に遭った方々の思いを知りたいと思い、昨年の1月17日に神戸を訪れ、この映画のラストシーンにも登場した東遊園地の「希望の灯り」の場に立った。結局自分自身は、そこに集う方々の思いを共有することはできなかった。だが、それほど悲しみが深いことを感じた。その時に感じたのに近い思いを、この作品を観て感じた。そう感じた時、思いが胸にこみ上げてきた。そして、涙が滲んだ。テレビで観た時もそうだったが、劇場で観るとそれ以上に心が震える。意識をより集中して観ていることと、それにより作品のクオリティをより深く感じることができるからだろうか。

「シンサイミライノハナ」の花びらがロビーに置かれていたが、昨年書いたというのを理由に書かなかった。今、改めて何を書いたか確認してみると、それを今実践しきれていないことを申し訳なく思う。

パンフレットに書かれていた、脚本を担当された渡辺あやさんが書かれたメッセージを読んで、改めて心が震えた。渡辺さんはこの震災を「凶悪なクイズ」という言葉で表現している。その言葉の意味を自分なりに考えてみたが、あまりにも表面的な捉え方しかできていないので、ここに書くのは憚られる。

佐藤江梨子さんは、とてもきれいな人だと思う。スタイルがいいという点もそうだが、それ以上に、とても心のきれいな人じゃないかという思いが強い。

池袋周辺で配布されているフリーペーパー『buku』に彼女のインタビューが載っているが、そこにもそんな彼女のピュアなところが現れている。

お近くで上映されているならば、ぜひ観てもらいたい。そして、「テレビで観たから…」という方にも。

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休みの日の朝

2011-01-23 10:30:53 | 前に進む
久しぶりの散歩を含め、今朝の予定を一つずつこなすと、出かける時間が30分遅れた。まあ、誰かと待ち合わせているわけでもなく、余裕時間がなくなっただけのことだ。

電車が出発したばかりだったので、ジューススタンドで冷たいジュースを買い求めたら、もう次の電車が来ていた。慌てて飲むと細かい氷の粒が回り回って僕の頭を襲ってくる。

そういえば、休日の朝に電車に乗るのはいつ以来だろう。はっきり覚えているのは先月温泉に行った時だ。もっと世界と向き合わないといけないな…って、ほんの少し思った。
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そこそこの一日

2011-01-22 20:03:12 | 前に進む

今朝も散歩に出かけることができなかった。昨夜遅かったことを言い訳にしてみたが、目は覚めていたので後ろめたい。その後ろめたさを抱えながら、洗濯機を回し始めた。その間にBluerayレコーダーのハードディスクを整理していたのだが、結構見ていない番組がある。実際には、録画しつつリアルタイムで見ているものもあるのだが、それはBluerayディスクにダビングするタイミングを窺っているもので、番組データの大きさとディスクの容量とを比較しながら、どの組み合わせでダビングすべきか…と考えているうちに、本体のディスク容量がひっ迫してしまう。

その後、『てっぱん』を見ながら毎週末の日課であるワイシャツのアイロンがけをした。アイロンがけの方は途中で終わり、その後は『てっぱん』に集中した。今週は鉄平にフォーカスした話だったが、自分の本心を押し殺してまでも兄弟や周りの人たちのことを考えてしまう鉄平のやさしさが伝わってきた。自分に重ねてみたりしたが、僕には多少の打算があるので、彼の純粋さには到底かなわない。それにしても、森田直幸くんはいい役者だ。初めて彼を見たのは『女王の教室』だっただろうか、その後、着実に成長している。挨拶をしに大阪に戻ってきた鉄平を温かなまなざしで見つめる初音は、翌朝早く尾道に戻る鉄平を、かつおぶしをまぶした梅がゆで送り出した。鉄平も初音の孫…なんだな。そして伝さん、寂しそうだった。

ということで、今週もまた泣かされてしまった。結局家から一歩も出なかったが、今日は「後悔疲れ」はない。まあ、充実した一日という訳にはいかないが…

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わが町

2011-01-22 00:31:13 | 前に進む

今夜観に行った舞台は、新国立劇場の『わが町』だった。

昨年夏に3タイトルのセット券を購入した、その最後の作品だ。

正直なことを言えば、出演者に対する思い入れがない分、最も期待値が低い作品だった。

3幕から構成される舞台で、1幕が始まった時は、ほとんど何もない舞台などに戸惑っていた。この作品に関する予備知識を全く持っていなかったからこうした気持ちを持ったのだろう。

その後、2幕の終盤を迎えるころからどんどんと心が掴まれ、結婚式のシーンでは実際の結婚式に立ち会っているような感覚に陥り、涙が溢れてきた。

ここで20分の幕間休憩が入り、いつものようにアルコールを口にした。劇場内が少し暑かったこともあり、ビールを選んだ。アメリカの片田舎の町が舞台ということで、銘柄がバドワイザーだというこだわりも、ビールを選んだ理由である。

さて、3幕は墓地の設定で、そこで描かれた世界、そして最後に浮かぶ星空に、涙が止まらなくなってしまった。若いカップルを演じた中村倫也さん、佃井皆美さんの目にも涙が浮かんでいた。それくらい、本気が伝わってくるエンディングに、観客の拍手が鳴りやまなかった。

劇場を出ると、この作品の演出を手掛けられた、劇場の演劇部門芸術監督である宮田慶子さんがお客さんを見送っていた。この作品を楽しんだ人たちの顔をじかに見たいという気持ちもあったのだろうか。僕もそうだが、満足顔の割合は高かっただろう。

劇場の外に出て、エントランス脇のイルミネーションを眺めながら、舞台の上の星空を再び思い出し、余韻に浸っていたいと思ったのだが、外を歩いて店を探す気にまではならず、家に向かった。

今夜の月も美しく、舞台を観て心洗われた僕に優しく微笑んでくれているように感じた。

さて、来月の『焼肉ドラゴン』の再演もチケットを確保し、その次の『ゴドーを待ちながら』も楽しみだ。さらに、『鳥瞰図』、『雨』、『おどくみ』と、興味をそそる作品が続く。そして、この3作品はセット券が販売される。このセット券を手に入れたい。そして、できれば誰かと観に行ってみたいと思うが、泣き顔を観られるのは…

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よてい

2011-01-21 17:34:59 | つれづれ
今日は半ドンにして、ここに来る前に寄る場所を決めておいたのだが、あえなく挫折してしまった。それでも、定時までズルズルと残ることなくて良かった。年度末に向け、予定を入れるのは難しくなる。

さすがに開場まで一時間ほどあると外で時間を潰すわけにもいかず、この前と同じ店に入った。

コーヒーを買い求め、席に着いたとほぼ同時に居眠りしてしまった。これで、観劇中に睡魔が襲ってくることはないだろうか。
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こころもち

2011-01-21 07:33:04 | つれづれ
今朝は割とスッキリ目覚めた。あれこれ考えることもないからかもしれないが、そのスッキリ感だけで嬉しい。夢の中で、ある女優さんが僕の目の前まで迫ってきたところで目覚めたのだが、今日が1月2日でなかったことが悔やまれる。

目の前にまん丸い太陽が浮かんでいた。その姿を捉えたあとに振り向くと、足の長い僕の陰がそこにいた。それを眺めて立ち尽くす僕の姿を、冷静な方の僕の脳が笑ったように感じ、再び歩き出した。

視点とか立ち位置を変えれば、まだまだおもしろいことはたくさん見つかる。そんなことを思っていると駅前で学習塾のチラシを渡されそうになった。「うち、子どもがいないんですよ」と言いながら、いつもは感じる取り残されたような気持ちが沸かなかった。足取りも軽い。ただ、向学のためもらっておいても良かったかな…
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レシピ

2011-01-20 20:03:20 | 前に進む
急に降って湧いた仕事も一段落し、その前に手がけていたことの続きを…と思ったが、軽い記憶喪失に陥ったようで、なかなか思い出せなかった。先週の業務記録を辿りながら、ようやく二つ三つ片づけ始めた。

三つ目の仕事に取り掛かったのは、明日の会議に向けた確認ができず、帰るに帰れない状況の時だった。そこで、毎月一回のノルマを課された作文の構成を考え始めたのだが、それ以前に準備していたことを一旦白紙にして、降って湧いた仕事に関係することを書こうと思った。すると、何となく頭の中であれこれ繋がっていった。だが、「茶の湯」が浮かんだところで一時停止してしまった。

切りも良かったのでここらで帰ろうと書類の整理をしていると、ふとある人のことを思い出した。そして、「書ける!」という確信めいたものを感じたので、気持ちよく職場をあとにした。

とはいえ、ここからは構成力が問われる。その人のことと、書かなければならないことを繋ぐものは見つかったのだが、それで成果が保証されるものでもない。だが、その人のことが好きだというだけで、やる気と確信が湧いてくるのだから、なんだかおもしろい。そんな僕を、月は可笑しな男だと眺めているのだろうか。
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