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一瞬、太陽が２つ現れたのかと思ったが、頭の中に到達する寸前でそれが思い込みであると気づいた。実際は、「気づいた」とは少し違うのだが、しっくりくる言葉が今は見つからない。

本物の方からは暖かな光が当たるが、鏡に映ったそれには暖かさがない。そのことが判断の元になったのかと言えば、そうとも言えなくもないが、一瞬のことなので振り返りもできない。

人間の判断なんて、概ねそんなもんなのかもしれない。それがわかればいいというものでもない。人と人との関係も、その人の気持ちが刻々と変わっていく中で、一定であることの方が現実ではない。

だから、自分も相手も固定したイメージで捉えないほうがいい。

程よい負荷

このままでいいのかと思うほど、体調が優れない。抱えた仕事を前に、今すぐ休むこともままならない。効率が落ちることを考えたら、休んでしまうのが最善だとわかっていても。

自分で自分を追い込んでいるという面もあるが、それは、自分の性格と外部環境の双方によるものだ。そうとは言え、何とかしなければ近いうちに破綻する。いや、もうその状態なのだろう。

果たして、人にとって程よい負荷とはどれくらいなのだろう。今の職場でそれが省みられない分、自ら関わりを持ち続ける仲間には、それを考えている。ただ、答えは簡単には出ないが。