バリアントベースながら大きなグラスエリアを持つファストバックスタイルで、オールブランニューのマスタングに対抗した初代プリマス バラクーダです。
1960年代に撮影した65年型プリマス バラクーダはこちらをご覧ください。→Plymouth Barracuda 1965 -01
Plymouth Barracuda 1965 Tokyo 1992年撮影
Plymouth Barracuda 1965 Tokyo 1992年撮影
<参考データ>
FR/V8,4.5L/Wheelbase 2,692mm,Length 4,782mm,Width 1,783mm,Height 1,348mm
1960年代に撮影した65年型プリマス バラクーダはこちらをご覧ください。→Plymouth Barracuda 1965 -01
Plymouth Barracuda 1965 Tokyo 1992年撮影
Plymouth Barracuda 1965 Tokyo 1992年撮影
<参考データ>
FR/V8,4.5L/Wheelbase 2,692mm,Length 4,782mm,Width 1,783mm,Height 1,348mm
先日観ましたR.Scot監督の「アメリカンギャングスター」は、68年代のアメリカ自動車社会が良く描かれていました。ピンピカの旧車を揃えるのは意外と簡単かも知れませんが、当時のジャンクヤードや朽ち果て寸前のチャージャー等がそれ風に走っているのを観ると、ハリウッドの映画環境の底力を感じます。映画の中でギャングが刑を終えて、91年に出所した時に、その往来を走る車は見事に90年代になっていました。すごい!と感じました。私は車しか分かりませんが、他でも時代設定はしっかりしていたと思います。例えばマクドナルドの諸々とか、生活関連も見事に時代考証されているのでしょうね。
後年出てきた車でもガラスの一体モノではなく、黒く塗りつぶしたピラーを入れて分割ウインドにしていますから。
大内さんのご指摘は大いに頷けます。
映像を観ていて車関連の時代考証がしっかりしていないとしらけてしまうことがあります。
英国のドラマなぞもこの辺は押さえていて”名探偵ポワロ”、”ミス・マープル”などでも時代背景にあった車が出演しています。
日本の映画、ドラマではフェンダーが独立した形の乗用車といえばほぼ古いメルセデス・ベンツが出てきます。
時代背景が大戦前、中であれば米国車の方が「らしい」のにと感じることがありますね。
米国発で、という時期でしょう。
日本では2、3年遅れてサニークーペ、ベレット、カローラスプリンターが可愛い真似をします。
マッハ-1からギャランGTOに到るトレンドで、格好良さは頂点に、完成期になり、正面デザインからダックエンドまで、破綻のないプロポーションになります。
このプリムス(プリマス)の顔は以前僕が投稿したフューリーの系譜を引くものですね。好きなのですが、後姿の“前衛”と少し噛み合っていない。フロントフェンダーのエッジの立ち具合はソリッド感があり、期待を持たせるのですが、テールフィンの「退化」したエンドマークまで目線を流すと、時代が戻ってしまい、グラスハウスのアバンギャルドが生かしきれてないように思えます。
ただ米国のクルマには、クライスラー・クロスファイアのような懐古(回帰)したようなクーペが時々突然出てくるので面白いですね。マーケットの広い国ならでは、と思います。
おっしゃるとおり当時はハードトップが主流でかつ強力なエンジンを積んだモデルもあったりして、とても安全云々は言いがたいものも多く、それだからこそ楽しい時代だったのでしょう。
センターグリルは後塗りかとも思ったのですが当時の写真は皆共色なのでこれがオリジナルのようです。
1台いかがでしょう。
たしかにこのリアウインドウは偉大です。
この時代になんでもやってしまうアメリカ自動車業界の懐の深さを感じます。
もっともベンド部のRは意外と大きいですが。
映画の時代に合ったクルマを大量に揃えられることにも懐の深さを覚えます。敵いませんねえ・・・
>後姿の“前衛”と少し噛み合っていない
たしかにおっしゃるとおりです。
そこが派生車種の辛いところかもしれません。
基本的にボディは63年型ですし、フロントフェンダーのプレスラインなどのモチーフは60年型から受け継いでいますからね。
統一性という点ではこれらのモチーフが一新された66年型バラクーダの方が見やすいのではないでしょうか。↓
http://blog.goo.ne.jp/koyapop/e/ae419acbfdb125c07984fd3406afd712