戦争を挟んで生きた女性の回顧録

若い方が知らない頃のセピア色に変色した写真とお話をご紹介いたします。

“得意の鼻“を今朝転倒してへし折ってしまった。 

2010-03-29 10:34:37 | Weblog
うちは電気屋なのでいろんな電化製品が出ると同時に買わされる事が多かった。自分でも良いと思えば売りつけられる事はないので、直ぐ自然に買う事が出来た。その残骸が未だ沢山置いてある。その中にビーマーという電気毛布のようなマットレスタイプの物があった。サンビームという物を発し、身体に良いというもので、S電気が特に力を入れ、四十数万するけれど、一円たりとも値引きをしてはいけないという触れ込みだった。勿論たいして売れはしなかったが、私も買わされた。電気毛布としての役目しかないと思った。その一年後に私は独協に緊急入院して四ヶ月にわたる闘病生活を送った。役に立たないではないか、と思った。退院後、ベッドのマットレス代わりに敷いてその上に薄いふとんを敷き、電気毛布代わりに使っていたが、そのマットも電気が通じなくなり、現在/はその上に敷布団を敷き、電気毛布を敷いて使っている。毎日、コードが邪魔だと思いながら、大物なので出すのも面倒だし、マットレス代わりにそのままにしておいた。いつも気をつけていたが、今日は足に引っ掛かってしまった。倒れたところには小さいパーソナル冷蔵庫が置いてある。甥がいた頃、自分用に部屋において使っていた物で、壊れないので缶詰など入れてそのままにしてある。倒れたところが冷蔵庫で、丁度顔がぶつかった。無意識に目は避けたが鼻が当たってしまった。多分他の部分もあおなずみになっているだろうが、万一の当たり所によっては救急車をお願いするところだった。下に降りて洗面所の鏡の前に立った時には、一分も経っていないのに内出血らしく鼻の真ん中よりやや上が既に腫れており、赤黒くなっていた。こんなインチキに近いビーマーなどをS電気の口車に乗って売った報いがこれだ!と思った。私もビーマーなど、半信半疑だった。使いながら信じた事はなかった。バブルの最盛期、何でも売れた時代だった。
今日はゴミ出しの日、痛む鼻を我慢しながら用意しておいたゴミを大きい袋に詰め、三袋作って車に乗せてゴミステーションに向かい、そのまま会社に出勤した。ああ、良かった、ゴミステーションには誰もいなかった。早くマスクを買って隠そう。でも、痛いわ!

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