持続する夢

つれづれにふと気づいたことなど書き留めてみようかと
・観劇生活はえきさいてぃんぐに・日常生活はゆるゆると

エキシビション

2006-02-26 17:01:02 | なんでもないこと
無事(?)、東京より戻り。録り溜めた、女子フィギュアのあれこれを再生。

荒川静香選手が金メダルを獲得したのは(←おめでとう!!)、ホテルのテレビで見ていたけれど。やっぱり、大会を通して見るのとは感慨が違い。改めて、凄さを想う。
金メダルというのは。数多いる、全世界競技人口の頂点の証で。4年に一度しか生まれることのない、たったひとりの人のことなんだよね(←今更だけど)。80年もの歴史のなかで。まだ、20人程しかいないわけだよね?

ルール改正とやらで、ジャンプ能力が高く評価されるようになった今大会。確実に、ポイントを取りに行かねば勝機のない大会。
その中で。たとえ点数がとれても、不格好な姿では滑りたくないと断言し。美しいけれど、ポイントにはならない技を組み込むことにこだわり。結果。これ以上ないほど優雅に滑り抜いたこの人を、素晴らしいと思う。栄冠を手にしたことを、心底嬉しく思う。

エキシビションが好き。時間がなくても、これだけは録画するくらいに好き。難易度の高い技が見られないというけれど、演者として滑っている姿が観られるのがいい(←根っからのショー好き)。だから、どちらかといえば。闘志剥き出しの、肌のそそけ立つようなフリー演技だとかは苦手(←ただの根性なし)。だけど。今回、すべてを通し観て。こういう厳しい闘いのあとだからこその、宴の価値を知る。

最後の最後まで。自身のすべてを出し切って、僅差の順位を争った。この相手とともに、立つリンクだからこそ。相手の技を見、お互いの健闘を称え合う。そういう和やかな時間だからこそ、より美しさがあるのだと、いまさら気づく(←ほんと、今更)。
ここに、荒川選手と村主選手が立っているのが素敵。そして、安藤選手もお疲れ様。4年後のバンクーバーのリンクに、立っていてくれるかな。