持続する夢

つれづれにふと気づいたことなど書き留めてみようかと
・観劇生活はえきさいてぃんぐに・日常生活はゆるゆると

吉原御免状 (0)

2005-10-14 01:25:41 | 演劇:2005年観劇感想編
ただいま、です(←とりあえず、ごあいさつ)。ほんとは、もっといろいろ書きたいけども。で、いつもの中途半端なタイトル。見るほどに変なんだけど、なぜか恒例。。

今回は。初の原作もの、趣向を変えた「いのうえ歌舞伎第弐章」という触れ込みで。それを体感。ひとことですませるならば、「正統な時代劇」。原作は読んでいないので、忠実なのかそうでないかは断言できないけれど。忠実な部類に入るのではないかと考える。過去に観てきた中島かずき氏の作品とは、やはり毛色が違ったので。

梅田芸術劇場の回り舞台を、これでもかっというほど回し続ける演出は。まるで絵巻物を見ている気持ちにさせるものがある(←登場人物がキレイやしなーっ)。男たちは格好良く。女たちは儚げで。そんな中に展開される、花火のように燃えて散る、松永誠一郎(堤真一)と勝山太夫(松雪泰子)の悲恋は。この秋、観たかったものそのもので。もぉ、大満足!

だけどね。もうちょっと、おバカな男たちのが好きだな。もうちょっと、強い女たちのが好きだな。楽しく観劇しながら。そういう新感線ならではの愛しいヤツラを探してた。ちょろいくらいお人好しで、いくら騙されても懲りないくせに、好きな女のためなら何でも出来て、すんげー強くなっちゃう男たちと。明るくて、そんな男をハナであしらっちゃいながら、いざとなったら包みこんで守って、戦っちゃう女たち。そこんとこが、やっぱ寂しかったかなぁ。

実は。本日遅刻入場(←大迷惑)。友より、「ありえねぇ」という言葉を頂戴する。
劇団☆新感線の舞台は、幕前の音楽から始まってる。開演時間が近づくと、BGMの音量がぐんぐん大きくなって。劇場独特のざわめきが、静まりかえる。ワクワクがドキドキにかわって、最高潮になってはじまる芝居。この醍醐味を味わえないなんて・・・(泣)!!
そして。イライラのあまり、新幹線の中で作れなかった報告書を。今から仕上げなきゃ・・・。そんなこんなで。ちゃんとした感想は、来週に(←も一回、行くっ)。連載で(笑)。