持続する夢

つれづれにふと気づいたことなど書き留めてみようかと
・観劇生活はえきさいてぃんぐに・日常生活はゆるゆると

偶然の音楽

2005-10-03 01:58:17 | 演劇:予告編
『偶然の音楽』 The Music of Chance
劇場:世田谷パブリックシアター
期間:2005/10/31 ~ 11/20
原作:ポール・オースター
翻訳:柴田元幸
構成/台本/演出:白井晃
出演:仲村トオル,小栗旬,大森博史,小宮孝泰,三上市朗 他


・・・やがていつの日か何もかもにほとほとうんざりして
彼はたった一枚のカードの偶然の出方にすべてを賭ける・・・


此処(ここ)を捨てて、何処(どこ)かに行きたい気持ちには。誰だって一度や二度は、なったことがあると思う。ある日、遺産がころがりこんできたら。なんて考えたことも、あるんじゃないだろうか。これは、そんな夢が現実になった男の物語。
車を購入し、アメリカ全土を走り続ける。ギャンブラーと出会う。大きな賭けにでる。加速し続ける、得体の知れない救いのない物語(←私見)。

2001年には、同氏の『ムーン・パレス』も舞台化されたようで(←ごめん、ノーチェック)。ならば、好評を受けての第2弾ということだろう。そして、どちらかといえば。今作の方が、いかにも白井氏好みであるとは思う。そして、それは。自身の好みとは大きくかけ離れているわけだが。このところ精神的に緩んでいるので、打撃をもらうのに丁度いいかなと思う。

無気力な仲村氏。ギャンブラーな小栗氏。つるむふたり。どれひとつイメージがつかめていないけど。。とりあえず、お目当ては小栗くんで。来年には『間違いの喜劇』をもって、大阪にも来てくれる。これは、かなり楽しみに待っている(←この舞台については、また後日)。