14日午前、東日本大震災により打ちひしがれた人々を唄で元気づけようと活動している吟詠歌謡歌手「高橋圀山(コクザン)さん」が忙しい合間を縫って来て頂きました。圀山さんは北海道生まれ、18歳で大阪に移住、文楽の義太夫を学び、詩吟の師範となり、同志社大学創設者の新島襄の「寒梅歌」に打たれ吟詠歌手としてプロデビューしたのであります。最近は故郷北海道を中心に活動してきましたが震災以降東北の人々を元気づけたいと各地でコンサートを開いてきました。孝の郷の入居者たちの平均年齢が86歳と聞き及び、昭和初期の流行歌「イヨマンテの夜」「山のけむり」「柿の木坂の家」「憧れのハワイ航路」「愛の賛歌」等のなじみの歌の他最近流行った「千の風になって」や自身の持ち歌「北の国から」「寒梅歌」等9曲を清澄に富むのびやかな声量でご高齢の利用者たちを魅了し、中には感激のあまり涙していた1時間でした。圀山さん本当に有難うございました。