手話通訳者のブログ

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手話通訳者とアムウェイ

2015-10-31 01:42:50 | 手話
今日は長文なんで、忙しい人は読まないでくれや。

最初に書いておくが、俺はアムウェイとは何も関係ない。
だから、アムウェイの宣伝をする気はさらさらないし、逆に、アムウェイを攻撃する意図もない。
さらに書けば、「アムウェイ」とは、「アムウェイ等、類似の経営形態の会社」と思っていただきたい。

ご存知ない方のために、簡単に説明しよう。
アムウェイ等の会社(以下、アム社とする)は、原則として、公告宣伝費を使わない。
企業の広告宣伝費って、すごい金額なんやで。
全国紙の新聞に全面公告を出したら、それだけで(1日だけやで!)数千万から億単位の広告費が必要となる。
テレビCMなら、わずか15秒のCMを1回流すだけで、上記の新聞公告の数倍のコストがかかる。

で、アム社はこういう広告費を使わないから、その分、商品売価を低くすることができる。
さらに、アム社は営業マンを使わない。一般企業の営業コストもすごいやん。

かと言って、営業も宣伝も企業には必要なもの。アム社はどうしているか。
まず、会社は多数の個人と、契約する。
で、例えば、商品を1個売ったら、売価の1割を手数料として支払う。
つまり、営業を外注にしている、と言えばええかな。
アム社と契約している人は、たくさん儲けたいから、多くの人に声をかけて商品をPRする。
こうやって、営業も宣伝も、会社が契約している個人に任せてしまうわけやね。


「なんや、今日は経営学の講義かいな」
いやいや、ここからやっと、手話通訳の話になるんや。

手話通訳活動が長い人は経験があると思うが、内容がわからないまま、通訳に行くことがある。
行ってみて初めて、内容が判る。手話世界の外の人たちには信じられないような話やろな。
さて、講演会の手話通訳に行きました。
で、始まってみたら、アム社の商品説明会だったら、手話通訳者はどうするか。
「即座に手話通訳を中断して、帰る」
というのが、ルール。
うーん・・・
手話通訳者に課せられているルールには納得できないものが多いが、これも、わからんなあ。