手話通訳者のブログ

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手話世界の妖怪たち

2015-10-19 06:56:23 | 手話
初めて手話を学ぶと、学んだ手話を誰かに教えたくてたまらなくなる人たちがいる。
こういう人たちは妖怪に変化する(笑)
この妖怪たちを、「オシエタガリ」と呼んでいる。

オシエタガリがさらに手話の勉強を続けると、「聞く郎」という妖怪に変化する。
手話講習会に参加して、講師に質問する。
この質問は単語ばかり。
「先生、まるで、って手話ではどう表すのですか?」

聞く郎がさらに勉強を続けると、やがて有資格者となる。
こういうタイプの人が手話通訳者になると、固定観念を持ち、
「これが正しい手話」
なんて主張をするようになる。
この手のタイプは通訳現場でペアを組んだ通訳者ともめる。
こういう手話通訳者を「一反もめる」と呼んでいる。