むかし昔そのまた昔の話。
申請者(聴覚障害者)の全くの誤解から逆ギレされ、どつかれたことがある。
思い切り突き飛ばされ、壁に頭をしたたかに打ちつけた。
俺も若かった。血の気の多いころや。
この野郎・・・
首根っこ引っこ抜いたる。
殴り倒して病院送りにしたろか。
手話通訳の資格なんかに未練はないんや。
ドス黒い感情に満たされつつあったその時、頭の中にピーンとひらめくものがあった。
マルさんの予言。
「あなたはいつか、聴覚障害者と対立する。その時どうするか、で道が分かれる。あなたは手話をやめてしまうかもしれない。でも、それを乗り越えれば、一流の手話通訳者になれる」
対立というより、逆ギレされただけだが、確かに岐路に立ってるわい。
マルさんの言葉を思い出すと同時に、冷静になれた。
もちろん、手は出していない。
だから、今でも現役なんや。
まだまだ、一流には程遠い。
マルさん、今んとこ、予言は半分あたっとるよ。
申請者(聴覚障害者)の全くの誤解から逆ギレされ、どつかれたことがある。
思い切り突き飛ばされ、壁に頭をしたたかに打ちつけた。
俺も若かった。血の気の多いころや。
この野郎・・・
首根っこ引っこ抜いたる。
殴り倒して病院送りにしたろか。
手話通訳の資格なんかに未練はないんや。
ドス黒い感情に満たされつつあったその時、頭の中にピーンとひらめくものがあった。
マルさんの予言。
「あなたはいつか、聴覚障害者と対立する。その時どうするか、で道が分かれる。あなたは手話をやめてしまうかもしれない。でも、それを乗り越えれば、一流の手話通訳者になれる」
対立というより、逆ギレされただけだが、確かに岐路に立ってるわい。
マルさんの言葉を思い出すと同時に、冷静になれた。
もちろん、手は出していない。
だから、今でも現役なんや。
まだまだ、一流には程遠い。
マルさん、今んとこ、予言は半分あたっとるよ。