かつて、丸山浩路さんという優れた手話通訳者がいた。
以後、マルさんと呼ばせていただく。
もう亡くなって5年になる。
http://www.kouji-maruyama.com/
強烈な個性の持ち主だった。
マルさんが生前、よくおっしゃっていた。
「聾者から、手話がお上手ですね、と言われたら、まだまだ未熟だと自覚してください」
わしらが誰かに、
「日本語が上手ですね」
と言う場面を思えばいい。
日本人に対して、「日本語がうまい」とは言わない。
金髪とか、瞳が青いとか、外国人と思われるような方が流暢な日本語を話された時、
「日本語が上手ですねえ」
と言うよね。
つまり、冒頭の褒め言葉を言われたということは、まだまだ、明らかに、
「聴者の手話」
だということ。
聾者が集まって話しているところに入っていって、楽しく話をしていて、聾者の一人から、
「あんた、もしかして聴者?」
と聞かれる。
そうです、と答えると、
「へー! 聾者だと思ってた」
これこそが、本当の褒め言葉。
以後、マルさんと呼ばせていただく。
もう亡くなって5年になる。
http://www.kouji-maruyama.com/
強烈な個性の持ち主だった。
マルさんが生前、よくおっしゃっていた。
「聾者から、手話がお上手ですね、と言われたら、まだまだ未熟だと自覚してください」
わしらが誰かに、
「日本語が上手ですね」
と言う場面を思えばいい。
日本人に対して、「日本語がうまい」とは言わない。
金髪とか、瞳が青いとか、外国人と思われるような方が流暢な日本語を話された時、
「日本語が上手ですねえ」
と言うよね。
つまり、冒頭の褒め言葉を言われたということは、まだまだ、明らかに、
「聴者の手話」
だということ。
聾者が集まって話しているところに入っていって、楽しく話をしていて、聾者の一人から、
「あんた、もしかして聴者?」
と聞かれる。
そうです、と答えると、
「へー! 聾者だと思ってた」
これこそが、本当の褒め言葉。