愚痴らせろ

聞いてくださいよ。
今年の六月に架神君がやっているバンドであるデクスコアのライブが高崎であるんですが、地元だから行こうと思っているんですよ。
でね、１６年ぶりにライブに行くわけなんですが、当時のバンギャ癖が出ちゃって、つい架神君への差し入れどうしようかな？って考えちゃうわけなんですよ。
それでね、どうせだったら面白い者の方が良いだろうってんで、群馬限定の麺であるおきりこみうどんがあるかどうか調べるために、私近所にある観光向けっぽい直売所に行ったんですよ。
でね、その直売所のレジの近くにこれまた群馬県産のだるまがありまして、いろいろ変わりものがあるから、パッと見た時これ凄く面白いからネタで飛ばそうと思って、変わりだるまをプレゼントしようと思ったんですよ。
だって、変わりだるまなんてマジで群馬県限定ですしね。
よりによってだるま、それも変わり種だるまだったら、架神君も面白がって知り合いにメールで送りまくるんじゃないのか？って思って、これで決定したんですよ。

その間、ワタリはすごく楽しかったんです。

でもね、ワタリの笑顔が自分以外の存在に向くのが大嫌いなうちのツインはこれに大嫉妬。

元々うちのツインは嫉妬しやすい方で、ワタリの何気ない行動で嫉妬しやがるんです。

この間は元配偶者にご機嫌取りのつもりでスタンプを送っていたら、それが気に入らない。
そしてこの間は、ツインソウルの守護神さんと話していたら、それが気に入らない。

はあ、もうバカでバカでバカでどうにもなりません。

この間はこれで大げんかしたんですよ。
それでね、お前がそんなに言うのならと、ワタリ、魔界に行ってからツインの言うことを何でも聞く代わりに心を閉ざしたんですよ。

だって、うちのツインは自分が選んだ服をワタリが着て、自分が選んだ人間だけと交流して、自分が望むもの全部ワタリが手に入れればそれで満足なんですから。

でも、それはワタリが望んでいるものじゃありません。

だから心が閉ざされる。

心が閉ざされれば笑顔なんて消えて当たり前なのに、ツインは自分のやることなら全部ワタリは喜んでくれると信じて疑わないんです。
そして、ツインはワタリの最上の笑顔は常に自分に向けられるべきだと思っていて、それが他に向けられているとめちゃくちゃ怒るんです。

本当、バカでバカでバカでバカでどうしょもない。

この間、ワタリが心を閉ざした時大騒ぎしていたのは自分なのに、あの時嫉妬しないように努力すると約束したのに。

これですよ。

そんなんだから、放任主義で、被守護者の架神君のやることを全力で応援する架神君の守護霊さんがうらやましいと言われるんじゃないか。

あれも自分のもの、これも自分のもの、それも自分のものと、いつ出てくるか分からないようなものを常に欲していてさ。

本当、１０年以上付き合っている男に最上の笑顔なんて向けられると思いますか？
うちのツインより架神君の方が珍しいんだから、架神君の方に最上の笑顔を向けて当然じゃないか。って感じなんですよ。

それに、ワタリだって自分なりにツインに対して愛情は示しているんです。
なのにそれを全然理解しないで、もっと分かりやすくやれ、もっと自分の選んだものにしろってさあ!!!!!!!

本当ムカつく、本当にマジこの部分だけ嫌い。