現地時間の10月7日午後、パレスチナ自治区のガザ地区より、イラン等からの支援を受け、実効支配している武装組織ハマスがイスラエル領内を攻撃し、武装集団を侵入させました。
貴方も貴女も国際報道等でご存じかと。
これは、新たな中東戦争の開始、と言えるものです!!
まずは順を追ってご説明しましょう。
はじめに申し上げる事は、1973年10月6日に開始された第四次中東戦争(イスラエル側でヨム・キップル戦争)から、今年は50年目にあたり、当時と同じように、イスラエルではユダヤ教の断食期・安息日にあたっていた事でしょう。
ハマス側もそれを狙っていたとしか思えない攻撃をしています。
政治的にも、そして軍事的にも、です。
次に、TV報道や動画サイト等でも視聴していましたが、ハマス側は相当な数量のロケット弾の発射や、海上/経空侵入を実施してイスラエル側を攻撃しています。
パラグライダーによる侵入すら実施したとの情報もあります。
イスラエル国防軍がX(旧ツイッター)にて、10月8日午前6時からの被害を次のように公開しています。
『イスラエルでは今日の午前6時から:
🔺ガザのハマスがイスラエルに向けて3,000発以上のロケット弾を発射。
🔺イスラエル南部の 20 以上のコミュニティがハマスのテロ工作員に侵略された。
🔺テロリストが暴れまわって家に侵入し、民間人を虐殺した。
🔺イスラエルの民間人と兵士がイスラエル国内で拉致され、ガザに人質に取られている。
🔺 200人以上の死傷者。
🔺 1,000 人以上が負傷。』
既に現地では、ガザ周辺がハマス側の攻撃・制圧対象地域になっている模様で、衛星画像からもその様子が確認されています。
更に、イスラエルの北側にあるレバノンの南部を実効支配している武装組織ヒズボラもハマスに呼応する動きを見せています。
同日、イスラエル国防軍がX(旧ツイッター)にて、次のように公開しました。
『レバノンからイスラエルへのヒズボラの攻撃に応じて、イスラエル国防軍の砲兵がその地域の標的を攻撃した。
イスラエル国防軍の無人航空機も、ドブ山の地域にあるヒズボラのテロリストのインフラを攻撃した。
IDF はこの種の可能性に備えて準備措置を講じています。私たちは、イスラエル民間人の安全を確保するために、必要なときはいつでも、すべての地域で活動を続けます。』
ヒズボラは過去にもイスラエルに対して相当数のロケット弾等での攻撃を続けており、イスラエル北部の港湾都市ヘーファにも長距離ロケット弾攻撃をした「実績」があります。
イスラエル側がそれに対抗する形で、有名なロケット弾等の迎撃システム「アイアンドーム」を開発し、生産配備しているのです。
イスラエルにとって、最大都市テルアビブに近いガザ地区からの今回の大規模攻撃と、レバノン側からのヒズボラの攻撃は、最早戦争状態に突入した同然の非常事態です。
ちなみに、日本政府は外務省が10月7日、「ハマス等パレスチナ武装勢力によるイスラエルへの攻撃について (外務報道官談話)」の題で次のように談話を発表しています。
『10月7日(現地時間)、ハマス等のパレスチナ武装勢力が、ガザ地区からイスラエルに向けて多数のロケット弾を発射するとともに、イスラエル領内に越境攻撃を行ったことに対し、これを強く非難します。
犠牲者の御遺族に対し哀悼の意を表し、負傷者の方々に心からお見舞い申し上げます。
我が国は、これ以上の被害が生じないよう全ての当事者に最大限の自制を求めます。
(参考)概要
10月7日(現地時間)、パレスチナ武装勢力(ハマス及びイスラム聖戦(PIJ))が、イスラエルに向けてロケット弾を多数発射し、テルアビブ市やアシュケロン市等に着弾。また、イスラエルのスデロット市等にガザ地区から武装した戦闘員が侵入し、イスラエル国防軍と交戦した。報道によれば、イスラエル側は少なくとも40名死亡、700名以上負傷、パレスチナ側は少なくとも161名死亡、931名負傷(現地時間7日午後時点)。同日、イスラエル国防軍は、ガザ地区への空爆を実施し、予備役を招集した。』
【緊急】ハマスによるイスラエル攻撃は新たな中東戦争の開始
10月8日にイスラエル国防軍がX(旧ツイッター)で公開したハマスによる攻撃があった地域を示した図
最大の都市テルアビブを含むイスラエルの重要地域が攻撃されています。
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これは、新たな中東戦争の開始、と言えるものです!!
まずは順を追ってご説明しましょう。
はじめに申し上げる事は、1973年10月6日に開始された第四次中東戦争(イスラエル側でヨム・キップル戦争)から、今年は50年目にあたり、当時と同じように、イスラエルではユダヤ教の断食期・安息日にあたっていた事でしょう。
ハマス側もそれを狙っていたとしか思えない攻撃をしています。
政治的にも、そして軍事的にも、です。
次に、TV報道や動画サイト等でも視聴していましたが、ハマス側は相当な数量のロケット弾の発射や、海上/経空侵入を実施してイスラエル側を攻撃しています。
パラグライダーによる侵入すら実施したとの情報もあります。
イスラエル国防軍がX(旧ツイッター)にて、10月8日午前6時からの被害を次のように公開しています。
『イスラエルでは今日の午前6時から:
🔺ガザのハマスがイスラエルに向けて3,000発以上のロケット弾を発射。
🔺イスラエル南部の 20 以上のコミュニティがハマスのテロ工作員に侵略された。
🔺テロリストが暴れまわって家に侵入し、民間人を虐殺した。
🔺イスラエルの民間人と兵士がイスラエル国内で拉致され、ガザに人質に取られている。
🔺 200人以上の死傷者。
🔺 1,000 人以上が負傷。』
既に現地では、ガザ周辺がハマス側の攻撃・制圧対象地域になっている模様で、衛星画像からもその様子が確認されています。
更に、イスラエルの北側にあるレバノンの南部を実効支配している武装組織ヒズボラもハマスに呼応する動きを見せています。
同日、イスラエル国防軍がX(旧ツイッター)にて、次のように公開しました。
『レバノンからイスラエルへのヒズボラの攻撃に応じて、イスラエル国防軍の砲兵がその地域の標的を攻撃した。
イスラエル国防軍の無人航空機も、ドブ山の地域にあるヒズボラのテロリストのインフラを攻撃した。
IDF はこの種の可能性に備えて準備措置を講じています。私たちは、イスラエル民間人の安全を確保するために、必要なときはいつでも、すべての地域で活動を続けます。』
ヒズボラは過去にもイスラエルに対して相当数のロケット弾等での攻撃を続けており、イスラエル北部の港湾都市ヘーファにも長距離ロケット弾攻撃をした「実績」があります。
イスラエル側がそれに対抗する形で、有名なロケット弾等の迎撃システム「アイアンドーム」を開発し、生産配備しているのです。
イスラエルにとって、最大都市テルアビブに近いガザ地区からの今回の大規模攻撃と、レバノン側からのヒズボラの攻撃は、最早戦争状態に突入した同然の非常事態です。
ちなみに、日本政府は外務省が10月7日、「ハマス等パレスチナ武装勢力によるイスラエルへの攻撃について (外務報道官談話)」の題で次のように談話を発表しています。
『10月7日(現地時間)、ハマス等のパレスチナ武装勢力が、ガザ地区からイスラエルに向けて多数のロケット弾を発射するとともに、イスラエル領内に越境攻撃を行ったことに対し、これを強く非難します。
犠牲者の御遺族に対し哀悼の意を表し、負傷者の方々に心からお見舞い申し上げます。
我が国は、これ以上の被害が生じないよう全ての当事者に最大限の自制を求めます。
(参考)概要
10月7日(現地時間)、パレスチナ武装勢力(ハマス及びイスラム聖戦(PIJ))が、イスラエルに向けてロケット弾を多数発射し、テルアビブ市やアシュケロン市等に着弾。また、イスラエルのスデロット市等にガザ地区から武装した戦闘員が侵入し、イスラエル国防軍と交戦した。報道によれば、イスラエル側は少なくとも40名死亡、700名以上負傷、パレスチナ側は少なくとも161名死亡、931名負傷(現地時間7日午後時点)。同日、イスラエル国防軍は、ガザ地区への空爆を実施し、予備役を招集した。』
【緊急】ハマスによるイスラエル攻撃は新たな中東戦争の開始
10月8日にイスラエル国防軍がX(旧ツイッター)で公開したハマスによる攻撃があった地域を示した図
最大の都市テルアビブを含むイスラエルの重要地域が攻撃されています。
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