言の葉花壇

何度聞いても美しい日本語に、今日もマナ女とカナ女がにぎやかに呟きます。ぜひお気に入りを見つけてください。

五位の冠

2021年04月29日 | 万葉集

#五位の冠……★☆ このころの 我が恋力 記し集め 功に申さば 五位の冠: 詠み人知らず : 歌意:最近の私の恋力を記入し集めて、功績として申請したら五位の冠ももらえる。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十六巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

このころの あがこひぢから しるしあつめ くうにまをさば ごゐのかがふり

みなさん、お元気?

「恋力(こひぢから)」ってなんやろ?

う~ん、そうやね、まぁ、恋愛している時の苦労かなぁ。

恋愛の苦労の記録を集めてみたら、スゴイ功績になるので、それを役所に申請してみたら、きっと五位の位の冠をもらえるかもって言う歌。

五位は貴族の位で、昇殿を許される最下位よ。

「かがふり」は冠のこと。

昔の人は冠や衣服の色で位がわかったんやね。

な~るほど!

この詠み人知らずさんは、こんなに恋に苦労してる功績から庶民の自分でも昇殿できる貴族になれるかもって言うことかぁ。

そんなんやったらウチも苦労してるから冠もらえそうやわwww。

なるほど、マナちゃんの恋の苦労も冠ものっていうわけやね。


この記事についてブログを書く
« 行く春を | トップ | ぬぎかへて »