#はろはろに……★☆ はろはろに 思ほゆるかも 白雲の 千重に隔てる 筑紫の国は: 吉田宜 : 歌意:遥か遠くに思われる。白雲が何重にも隔てている筑紫の国は。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第五巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
はろはろに おもほゆるかも しらくもの ちへにへだてる つくしのくには
はろはろ= は「はるかに」とか「はるばる」とかやで。
筑紫の国=今の 福岡県の西側やで。
みなさん、お元気?
吉田宜 (よしだのよろし)は大伴旅人さんのお友達。
大伴旅人は神亀4年(西暦727年)に大宰の帥(だざいのそち=大宰府長官)として筑紫の国の大宰府に赴任したのよ。
この歌は、吉田宜が、大宰府に赴任している大伴旅人に宛てた天平2年(西暦730年)7月10日付の書簡に添えられた和歌で、これ以外に3首が『万葉集』に載せられてるわね。
お友達の大伴旅人と長い間逢ってないから「筑紫の国は都から、ホンマ、遠いなぁ」って手紙送ったんやな。
はろはろっていうオノマトペ面白いわ。
昔の人もこんなオノマトペ使うんや。