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プラスの文化、マイナスの文化

2011年01月29日 | ★STARRY★

国がかわれば、文化もかわる。そこで、今回は私の感じている文化の違いをお話します。

アメリカで買い物をする時、例えば7ドルの商品を買うのに10ドル札を払った場合、店員さんが3ドルおつりを出す時「8,9,10ドル」と言って1ドル札を3枚渡してくれます。日本だと、おそらく店員さんかもしくはレジが勝手に計算して3ドルそのまま「はい、3ドルのお返しですね。」と返してくれるでしょう。アメリカだと7ドルに3ドル加えると10ドル。それに対して日本は、10ドルから7ドル引くと3ドル。という思考回路だと思います。

状況は変わって、建築の話。日本の寺社仏閣の装飾を施した柱や桁をは、とても素晴らしいものですね。この装飾はどうやって施すかといえば、ノミを使って1本の木を刻んで気の遠くなるような時間を費やし作ります。それではアメリカは?アメリカの住宅も、日本の神社仏閣に負けずとも劣らず、こてこてのデコレーションが施されていますが、こちらの場合、1本の木にどんどん貼り付けて装飾します。特に生産性の効率を問われるアメリカならではの考えからきていて、時代の差もあるので一概には比べられません。しかし基本的に、日本の大工さんは1本の木を削って仕上げるのに対し、アメリカの大工さんは、1本の木に足してし仕上げます。(私の昔の経験からの話です・・・・)

またまた場面は変わって、よく日本人と外国人の間に生まれた子どものことを、日本人は「ハーフ」と呼びますが、それって「2分の1」ってことですよね。アメリカの人にその話をしたら、「ハーフじゃなくて、ダブルでしょ!」ということを言っていました。(なるほど・・・・)

そして、一番の違い!日本人の親は自分の子どものことを話す時に、謙遜から「ちっとも落ち着きがなくて。」とか「勉強ができなくて。」といった「~ない」形で話をしますが、アメリカ人の親は他人に「うちこの子は賢い。」とか、「うちの子はとても思いやりがある。」と自信満々に「~ある」形で話をします。

こんなことから、日本の文化はマイナス。アメリカの文化はプラス。と私は勝手に思っています。日本のマイナス文化が決して悪いと言っているわけではありません。マイナスは、謙遜や奥ゆかしさからくもので、日本人の美徳だと思います。しかし、世界はそういう考えばかりではない。プラスの文化もあるってことを、意識しておく必要があるように思います。

英検の一次試験も終わり、ちょっぴりそんなことを考える時間が持てるようになった私なのです。

Yukiko

 

 

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