ぶどう畑のあの男 第16話

■最終話

ギョンミンからジヒョンの本当の気持ちを聞いたテッキ。
「イ・ジヒョンが俺のことを好きだと？
今日ほど嬉しい日はない・・・」
とジヒョンのもとへ駆けつけたテッキでしたが・・・
既にジヒョンはソウルに帰る支度をして家を出ていました。

駅まで行ったテッキでしたが、
電車はちょうど発車してしまい、必死で追いかけるも
ジヒョンには気付いてもらえず、車で次の駅まで追いかけて行き、
電車に乗り込んでジヒョンを探しました。
「頼むから帰らないでくれ！愛してる。
生意気で問題児で非常識だが愛してるんだ。
お前がいないとダメだ！
何のとりえもないが、お前を愛してる。
お前と一生共にしたい。だから帰るな！
行かないでくれ！お前が必要なんだ！
だから俺と結婚してくれ。」
テッキは、精一杯 愛の告白をしたのですが・・・
ちょうど電車が出発したところで、ジヒョンには聞こえていませんでした

「今何て言ったの？聞こえなかったわ」と言うジヒョンに
「お前を愛している。」とテッキ。
すると、ジヒョンも「私もあなたを愛しているわ。」と言い、
お互いの気持ちを確かめ合った2人は、キスを交わしました

「携帯のカップル割引に申し込みましょう」とジヒョン
2人は正式なカップルとなってピョンダルの家に戻ることにするのですが、
慌てて車を駅前に駐車していたテッキ、駐車違反の切符を切られていました
そして、問題はもう1つ。
ピョンダルにどう報告するか？ということ。
「心配するな。俺に任せろ。」とジンギスカンのリズムに合わせてテッキが言いました♪

でも、いざ家に帰ると・・・
「一生懸命仕事を教えたら逃げ出したから、駅まで連れ戻しに行った」
とテッキはピョンダルに説明するのでした・・・
でも、ピョンダルは ジヒョンの帰りを嬉しく思っていました。

その夜、ミョングが寝た後で テッキはジヒョンをブドウ畑に呼び出しました。
「俺のところに来てくれて、本当にありがとう。嬉しいよ」とテッキが言うと、
「私もよ。あなたを見ていると、嬉しくも悲しくもあるわ。
また幸せでもある。あなたを幸せにしたくもなる。」とジヒョン。
「俺はお前にとって大地のような男になりたい」テッキ。
ジヒョンにデザイナーになりたいという夢を諦めないでほしい。
結婚しても、夫に縛られて欲しくないと言うのでした。
「一生お前に尽くす」と言うテッキに
「私はナムゴン里の村長夫人になりたい」とジヒョン。
2人の夢は広がります・・・

交際していることをピョンダルに話せずにいるテッキとジヒョンでしたが、
2人の関係が急接近したことに気付いているピョンダルは、
嬉しくてついつい笑顔になってしまいます

そして、ミョングのことも自分の孫だと認めようとしていたピョンダルの前に
ミョングの実父が現れました
ソンナンは、お金に困って嘘をついていたことを涙ながらに打ち明け、
ピョンダルの家から出て行くことにしました。
ピョンダルは、生活費をソンナンに渡してミョングに
「誰が何と言おうと、お前は私の孫だからな。
ブドウが食べたくなったら、ここに連れてきてもらえ」
と別れを告げるのでした。
そして、ソンナンにも「生活に疲れたら、いつでもここに来るがいい」
と優しい言葉をかけるのでした・・・

ミョングが去ってしまったショックで、ピョンダルは寝込んでしまいました！
心配し、気が動転してしまったジヒョンは、ギョンミンがいる保健所に
ピョンダルを連れて行ってしまいました・・・
ピョンダルの症状は、大したことがなかったようですが、
ジヒョンはギョンミンのところへ来てしまったことを気まずく思いつつ、
ソウルには帰らず、テッキとの結婚を考えていることを話しました。
まだジヒョンに未練のあるギョンミンが
「今からでも一緒にソウルに帰ろう！」と言うのですが、
「あなたのことが好きだった。
でも、いつの日かあなたの香水よりも 彼の汗のにおいが好きになってしまったの。
理由は分からないわ。それはギョンミンさんや私のせいじゃないわ。
それに彼が何かをしたわけでもない。
自然にそうなっただけ。
ギョンミンさんには悪いと思うわ。でも、後悔はないの。」とジヒョン。
「彼と一緒にいて幸せか？」というギョンミンの問いに
「以前は、幸せが何だか分からないのに、
幸せにしてくれる男を捜してた。
でも今は、彼を幸せにしたいの。」とジヒョンは答え、
それを聞いたギョンミンは、ジヒョンのテッキへの愛情の深さを知り、
ジヒョンを諦めることにするのでした。
「幸せになれよ。チャン・テッキさんに謝っておいてくれ。」
と苦笑いしながら言って去って行くのでした・・・

ピョンダルは、土地の登記簿をジヒョンに手渡し、
「明日、ジヒョンの名義にしろ」と言い、
テッキとジヒョンに結婚式の日取りを決めるよう命じるのでした。
「ジヒョンさんの両親の承諾を得てからじゃないと・・・」と戸惑う2人、
すると ピョンダルは早速 ジヒョンの両親に電話をかけ
「ジヒョンさんがテッキと結婚する！」と報告しちゃいました
相手がギョンミンでないことに驚くジヒョン母

テッキとの結婚を反対するジヒョン母は、一家3人でピョンダルの家へ
押しかけて来て、ジヒョンを連れて帰ろうとするのでした。
「お互い愛し合っています。結婚して幸せになります。許可して下さい！」
テッキが土下座してお願いすると、ジヒョンも一緒に土下座して許しを請うのですが、
「貧乏な農家の男と結婚して生活できると？」とジヒョン母。
すると、ピョンダルは 2人に畑を譲ることを話しました。
「農家の跡取りとなって苦労するのなら、畑なんか要りません！」
と言うジヒョン母なのですが、
「医者よりも劣ることは分かっています。
しかし、誰よりも彼女を大切にします。
農家に嫁いで苦労しないとは言い切れません。
しかし、誰よりも彼女を愛し 彼女を尊重します。」とテッキ。
ジヒョン母は、ガッカリして泣き崩れるのですが、
「2人が愛していると言っているだろう。私は成功運はないが、人を見る目はある。
彼は信頼できる」とジヒョン父。
すると、ピョンダルは テッキは稀に見ぬ好青年だから
ジヒョンをここに呼び寄せてテッキと結婚させて
自分の身内にしたかったということを話すのでした。
それでもジヒョン母は納得できないようです・・・

そして、ジヒョンとテッキが結婚する日がやって来ました
「今からでもこの結婚考え直せない？」と言うジヒョン母なんですけど・・・
最終的には「幸せになるのよ！」と言ってくれました

そして、2人は村の畑の前でブドウの実のように子宝に恵まれ、
幸せになることを願って挙式しました

結婚なんて考えたこともなく、
農家の男なんて問題外。
でも、田舎に来て彼に出会った。
そして、世の中計算どおりには行かず、
計算どおりが必ずしも幸せとは限らないと知った。
初めてここに来てハマナスもアザミも知らなかった。
私にはただの草でしかなかった。
今は田舎がとても好きだ。
今はカエルも平気でクモも怖くなくなった。
まだヒルとは親しくないが、時々彼らに出会うこの場所が好きだ。
耕運機と話をする人、怒ると顔が赤くなる人、
乱暴に大声を出す人、
私はこの人が大好きだ。

そして、10年後・・・
2人は4人の子宝に恵まれ、ジヒョンは有名デザイナー
テッキはブドウ畑の農夫として幸せな暮らしを送っているようです。
そして、ピョンダルも元気そうです
子供が生まれても2人はラブラブ

以上をもちまして、『ブドウ畑のあの男』全16話終了です
おつかれさまでした～

■後記
ずっと気になっていたのですが、なかなか視聴する機会に恵まれず、
今年の1月にBS日テレで放送されたものを録画して
今頃になってやっと視聴できました
途中に入るCMがお正月バージョンなので、ちょっぴり興ざめ～

前半の雰囲気がとても軽い感じだったので、
あまり期待せず、軽い気持ちで見ていたら・・・
後半は 意外と良いシーンもあり、最後はハッピーエンドだったので
なかなか後味の良いドラマだったな～と好印象です。
まぁ、前半はジヒョンのバカっぷりにイライラしたり、
最初から結末が予想できるベタな感じもあるんですけど、
その辺はご愛嬌ということで・・・

とりあえず、最後まで視聴できて良かったと思います。
次は何を視聴しようか？考え中・・・迷うな～