チャジョンゴに乗って

韓国ドラマ視聴日記。

タルジャの春 第12話

2008-12-16 00:46:37 | 韓国ドラマ タ行
■第12話『ロマンが美しい理由』

会社の前で待っていてくれたテボンの目の前でキジュンの車に乗って食事に出かけたタルジャ。でも、やっぱりテボンのことが気になっている様子。そんなタルジャの気持ちにキジュンは気付いていました。
「確かに最初は、あなたを運命の人だと思っていました。いろいろあって分かりました。私が惹かれていたのは、あなたの条件だった。もしかすると、今もそうかもしれません。つまり、一種の保険のような感覚というか・・・」と正直な気持ちを話すタルジャに「条件も僕の一部だ。気に入ってもらえて良かった。そこから始めよう。出発点はどこでも構わない。ゴールが僕自身ならね。それが運命でも条件でも保険でもね。」とキジュン。

自分が卑怯な女になった気がした・・・なぜか寂しかった。私は33歳。もう、ロマンティックな愛は消えたのかしら?

「送って行くよ」と言うキジュンの申し出を断ってバスで帰ったタルジャ。途中でテボンを目撃してバスから降り、テボンを尾行しました。テボンは、入院中のヒヨンに付き添っていました!清純そうなヒヨンを見たタルジャは、動揺するのでした・・・病院を覗いていたタルジャは、隠れたんですけど、結局はテボンに見つかってしまいました!

テボンの話によると、ヒヨンは事故で足が不自由だったため、手術をしたようです。
「彼女(ヒヨン)とはどんな仲なの?」と聞いてしまったタルジャ。聞いてはいけないことを聞いてしまったことに動揺して帰ろうとするんですけど、待っていた自分を置いて、キジュンについて行ってしまったタルジャに怒っているテボンは、「俺はな、他の男との間で揺れ動いたり、両天秤にかけて比較する女には興味ない。そんな女に俺の話はしたくない。気持ちが固まったら来いよ。その時は、聞かれなくても話してやる。」と言うのでした。まだヒヨンとテボンの関係を知らないタルジャは、「私も同じよ。この歳で若い子と比較されるのはごめんよ!あんたの恩着せがましいその態度も、いい加減うんざり!話したくないなら、黙ってればいいわ、ミステリアスなフリしても、私には通用しないわよ!カッコつけないでよね!最低男!大嫌い!」と言い返すのでした。

若さをアピールするホン・ジヒは、売れっ子ショーホストのソンジュの立場を危うくさせていました!ところが、そのホン・ジヒは会社の幹部の姪っ子でコネ入社だという噂が流れました。それを聞きつけたタルジャは、ジヒを起用したカンチーム長に「部下より上司の評価が大事なんですね。チーム長とは衝突もありましたが、信念だけは尊敬していました。チーム長には、本当に失望しました。」と訴えるのでした。

彼らも一時は、正義と民主主義を訴えた情熱の世代だった。でも、今は会社という組織の中で情熱は色あせ、自分なりの正義まで見失っている。もうロマンや正義は私たちの人生には存在しない童話なのだろうか?

実家に帰ったタルジャは、テボンがタルジャ食堂で働いていることを知ることになるのでした
すっかり、祖母と母に溶け込んでいるテボンにタルジャは違和感を感じるのでした

バスに乗って家に帰る途中、バスが故障して止まってしまいました。
タルジャの実家で働いていたことを黙っていたことを謝るテボンに、「アンタの人生なんだから、好きにしなさい」とタルジャ。
すると、テボンは「実は俺、人を殺した・・・」と弁護士時代の話を語り始めました。

吸収合併で倒産した中小企業の社長夫婦が自殺した。その夫婦は、「工場の閉鎖だけは防いでください!あの工場は、私の子供同然なんです!娘の手術もあるんです!」とテボンに懇願していました。でも、テボンは「再起の可能性はありません。売った方がいい」と淡々と応対してしまっていたのです。その自殺した夫婦がヒヨンの両親だったのです・・・
社長夫婦は、「温かいご飯を食べてください。そうすれば、心も温かくなります。」という手紙を添えて、テボンにお弁当を差し入れしていました。保温性を備えたお弁当箱に温かいご飯が入っていました。テボンは、泣きながらそのお弁当を食べたのでした
その後、弁護士事務所を辞めたテボンは、ヒヨンの手術費を貯めながら人生を模索し、「人の心を温めるお弁当を作ろう!」と決意したのでした。

タルジャも、今まで片想いかすぐにフラれるようなもろい恋愛しか経験がなくて自信がないうえに、ヒヨンに比べると若くないし・・・と今の正直な気持ちを打ち明けました。すると、「君もきれいだよ。ありのままがキレイだ。」とテボン。タルジャの気持ちが決まるまで待つことにしたと言ってくれました
そして、バスは動き始めました。

映画ではこういう状況になると、2人は熱いキスを交わし、愛を告白するのだろう。でも、私たちは違った。バスが止まるまで一言も喋らなかった。だけど、心の中には最高のロマンが溢れていた。

台本を読まずに放送事故を起こしてしまったジヒ。経験豊富なソンジュがそんなジヒのミスをフォローし、放送は上手く進行しましたジヒは、「先輩(ソンジュ)に憧れていた。」と本心を打ち明け、ソンジュは「どんなことでも、最初から完璧にはできないわ。だから、焦らなくていい。いずれ輝ける時が来る。長い目で見て、自分を磨きなさい」とアドバイスするのでした。
そして、セドもソンジュに謝りました。ソンジュは、「2度と私に背を向けないで!」とセドに約束させるのでした。2人は、抱き合って仲直り

タルジャは、MDチームに復帰できたのはカンチーム長のおかげだと常務から聞き、耳を疑いました。しかも、ホン・ジヒは常務の姪っ子で、タルジャの復帰の交換条件にジヒを1週間だけ起用するという約束だったという事実も知ることになったのでした・・・
事実を知ったタルジャは、カンチーム長に謝り、復帰させてくれたことのお礼を述べました。でも、「実力を買ったわけじゃないわ。面白いからよ。あなたはからかい甲斐があるから・・・」とカンチーム長。さすが、含みのある言い方です

一時は正義と民主主義を訴え、時代を主導した情熱の世代。今は会社という組織の中で色あせているけれど、心の中のロマンはまだ生きていた。

タルジャは、ヒヨンのお見舞いに行きました。テボンは、ヒヨンにタルジャの話ばかりしていたようです楽しそうにお喋りするタルジャとヒヨンの姿を見たテボンは、優しい笑顔を浮かべるのでした

家に帰ったタルジャは、家の前で待っていたテボンに合鍵を渡しました。

タルジャ母の昔の写真を見つめるテボン父。そこにテボン母が入って来て、「テボンに会いに行きたい」と言い出しました。するとテボン父は、「追いかければ逃げるだけだ!当分、テボンに会うな!」とテボン母を怒鳴りつけるのでしたテボン父があんなに怒るのは初めてのようで、テボン母と祖父は驚いていました。
テボン母は、タワシ頭(タルジャ)のことを調べようとしていました。
すると後日、タルジャは会社のエレベーターでテボン母とキジュンの妻に挟まれてしまうのでしたキジュンの妻は、一体何しに来たんでしょうね?

私は33歳。私はこの瞬間、人生で一番やっかいな2人に挟まれていた。

そんなところで、第12話終了です


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