チャジョンゴに乗って

韓国ドラマ視聴日記。

バラ色の人生 第24話

2011-03-05 22:43:31 | 韓国ドラマ ハ行
■最終話

「新婚旅行で行った空気のキレイな場所に療養へ行きたい」と言い出したスニ。
ソンムンもスニの意見に従うことにしました。

軽く発達障害のある長女ヒマンが9歳になってもお漏らしが直らないことに激怒したスニ
ヒマンを病院へ連れて行くと、
「情緒不安定ゆえにお漏らしをしてしまうのでは?」
と医師から言われてしまい、スニは責任を感じてしまうのでした。
スニは、自分がいなくなった後でソンムンが再婚した場合に、
ヒマンが継母にいじめられてしまうのでは?と心配するあまり、
厳しく叱ってしまったのでした・・・

スニは、ヨンイとパクサを家に呼び出しました。
まずは、ヨンイと2人っきりで話をすることに。
「新婚旅行で行った場所に、ソンムンと2人で療養へ行くから
子供たちのことをお願い」と言った後、
それが療養ではなく、子供たちに死ぬ姿を見せたくないから
家を出て行くのだということを打ち明けました。
スニが死を覚悟していることを知ったヨンイは、
「病院へ行けばいいのに」と言うのですが、
「無理して生きながらえたくないの」とスニ。
ショックを受けたヨンイは、泣きながら外へ出て行くのでした・・・

次にパクサを呼び出したスニ。
「ヨンイは、母親の愛情を知らずに育ったから 冷たいところがあるけど、
本当は まだ幼いところもあるし、弱い子なの。
だから、私のためにもヨンイを傷つけないでほしいの。
結婚して5年、10年と経って ときめきを感じなくなっても、
ヨンイには見つからないように楽しんで、ちゃんと戻ってきてほしいの。」
とお願いし、パクサもヨンイを幸せにすることを約束しました。
☆スニはパクサのことを"제부(ジェブ)"と呼んでいました。
妹の夫=제부(弟夫)と言うんですね?

父の家に行って、江原道へ療養へ行くことを報告したスニとソンムン。
スーパーのことを"お母さん"と呼び、父と結婚してくれたことを
感謝したスニ。スーパーのおばさんも、スニに"お母さん"と呼んでもらえた
ことを喜んでくれました
その日、父はスニの姿が見えなくなるまでずっと見送っていました・・・

その夜、子供たちが寝ているあいだに出発しようと
ソンムン母に子供たちを託し、車に乗ろうとした時に
スニが出かけていくことに気付いた子供たちが追いかけて来ました
「お母さん、行かないで!」という子供たちの声に
決意が揺れないよう、耳をふさいで スニはソンムンに車を走らせるよう
指示し、去って行くのでした・・・

新婚時代の思い出の場所 江原道の山奥へ行ったスニとソンムン。
結婚当時お金がなかった2人は、周囲の人たちには
「済州島へ行く」と嘘をついて、江原道行きの電車に乗り、
景色がキレイな場所で電車を降りて 2時間以上歩いて
空気のキレイな場所を選んで初めての夜を共に過ごしたそうです
「あの時は 貧しくても幸せだったわ」とスニ。
新婚時代を懐かしく思い出すのでした・・・

子供たちに電話したスニ。
「元気になったから心配しないで」と強がるのですが、
現実は 激痛に苦しむ日々を過ごしていました。
ソンムンは、少しでもスニの苦痛を和らげようと、
変なダンスを踊ったりして、スニを笑わせるのでした

ヨンイとパクサが 子供たちを連れてスニを訪ねて行きました。
でも、スニは「やせ細った姿を誰にも見せたくない!」と
子供たちに会いたい気持ちを必死に堪えて帰ってもらうことにするのでした・・・
破れた障子の隙間から、スニに会えずに泣きながら帰って行く子供たちの姿を
見つめていたスニは、号泣するのでした・・・

子供たちが帰った後、お粥をたくさん食べたスニ。
「お風呂に入りたい」と言い出しました。
母親から電話を受けたソンムン。
母は、スニが子供たちと会うことを拒絶したことを心配していたのですが、
「今日は元気なんだよ」とソンムンは嬉しそうに話しました。
そんなソンムンに母は、ソンムンの父親も元気にご飯をたくさん食べた直後に
亡くなったことを話し、「人間、死ぬ前に元気が出るもんなんだよ」
と心配そうに話すのでした・・・
「そんなことはない!」と言うソンムンなのでした。

お風呂に入ったスニ。
「(済州島へ行く時に)飛行機に乗ったし、抱っこしてもらって、
食事も食べさせてもらって・・・もう、恨みの感情はないわ。
夫婦というのは、前世の敵同士が復讐のために一緒になると思っていたけど、
違ったのね。許し合い、愛し合うために出会うのよね。
今ごろ気付くなんて・・・
私の良いところだけを覚えていてね。
見苦しかった部分は忘れてほしいの。」と言うのでした。

「カルビタンが食べたい」と言うスニ。
ソンムンは、カルビタンを買いに出かけたのですが・・・
ソンムンが戻ると、スニは吐血して倒れていました
救急車を呼んで病院に搬送するのですが、
途中でスニは息を引き取るのでした・・・
生前の意志により、角膜移植が行われました。

葬儀を終えたソンムンは、携帯に音声メッセージがあることに気付き、
再生してみました
それは、スニが息を引き取る直前にソンムンの携帯に録音したものでした。

私、先に行くわ・・・でも、"ごめんなさい"とは言わない。
幸せだったわ。あなたは約束を守ってくれた。
私の人生を薔薇色にしてくれるっていう約束・・・守ってくれた。
短くても、甘くて幸せな人生だった。
あなたが言ったとおり、生まれ変わっても必ずまた一緒になろうね。
私が女で、あなたが男で、また夫婦になって、あなたに愛される妻になりたい。
待ってるわ。あなたと出会うまで、私のいいとこだけを憶えていて。
今考えてみると、一度もこんな事 言ったことなかったね。
あなた・・・愛してる。


スニの最後のメッセージを聞いたソンムンは号泣

1年後、ソンムンは娘たちを連れて納骨堂へ行きました。

俺のこと、忘れてないよな?
そこでモテモテでも、俺のこと忘れるなよ。
何も心配するな。3人でもちゃんと暮らしているから。
大きくなっただろ?
ヒマンもソマンもしっかり頑張ってるぞ。
お義父さんも元気だ。お前の元気か?


後からやって来たヨンイとパクサ。
ソンムンと娘たちが3人で歩く後姿を見ながら、
「私・・・ひとりで残されるのは、イヤだからね!
私が先に死ぬわよ。あんたは後のこと全部してから来て。
私が死んだ3日後に来て。」とヨンイ

ラストシーンは、新入社員だったソンムンが
仕事を教えてくれる先輩スニに恋をしてキスするまでに至るまでの回想シーンでした

以上を持ちまして、『バラ色の人生』全24話終了です

■後記
以前から見たかった作品だったので、全話視聴することができて、
視聴する機会を与えてくださったGyaOさんに感謝です

幼い頃に母親に捨てられ、結婚後は姑にイジメられ、
夫には浮気をされ、末期がんが発覚・・・
スニの壮絶な人生がとても痛々しく見えたのですが、
ラストシーンは、希望の見えるものだったので
それほど悲壮感もなく、後味の良いドラマでした。

2008年10月2日に自ら命を絶ったチェ・ジンシルさん。
亡くなった直後の記事には、"バラ色の人生 幕閉じる"という見出しで
報じられたものもあり、このドラマは彼女の代表作だったようです。
日本の読売巨人軍にも所属していたプロ野球選手チョ・ソンミンさんと結婚し、
その後、2人の子供を出産し、離婚を経験した後、
この『バラ色の人生』が視聴率40%を記録する大ヒット。
女優業にカムバックしたと思われていたのですが・・・
とても素晴らしい演技ができる女優さんなのに、とても残念です。
最後のお葬式のシーン、遺影がアップになった時、
彼女がもうこの世にいないという現実とオーバーラップしてとても悲しく感じました・・・

最終回の録音メッセージのシーンは、チェ・ジンシルさんが
もっとも印象に残るシーンだと語っていたようで、
ソンムン役のソン・ヒョンジュさんが号泣する演技もとても印象的でした。

家族、夫婦、親子の関係についていろいろと考えさせられるドラマでした。
ずっと気になっていたので、視聴できて良かったです。


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