タムナ～Love the Island 第20話

■第20話　ようやく気付いた恋心

"銀の分離に成功した！"という朗報を得たソリン商団は、
済州島の飛揚港で東インド会社と取引をしようとヤンに伝えました。
「お前は結局 何を手に入れたいのだ？」とヤンが質問すると、
「東インド会社は銀を受け取り、我々に武器を提供する。
我々は済州を租借地に差出し、貿易独占権を得る。
それが取引の内容です。」とソリン。
それを聞いたヤンは黙って去って行きました。

キュと会ったヤン。
「俺は飛揚へ行く。
それからボジンからの伝言だ。
お前の命を狙っていた男がソリン商団にいるそうだ。
大行首様は済州に興味があるそうだ」と伝えました。
わざわざ教えてくれた理由をキュが尋ねると、
「よく考えたら、お前には借りがあるからな」とヤン。

その頃、ウィリアムはボジンと会っていました。
ボジンを漢陽で母と暮らす家まで送って行ったウィリアム。
そこにやって来たキュは、ウィリアムが生きていることをしって驚きます
「お前はウィリアムが生きていることを知っていて黙っていたのか？
そんなお前の前で嘆いている俺の姿を見て楽しかったか？」
キュは、ボジンに騙されていたと感じてショックを受け、
涙を流しながらボジンを責めました
すると、ウィリアムも「殺されたはずの俺が生きていて悔しいか？」
とキュを責め、板ばさみになったボジンが
「流人はウィリアムを助けようとして、殿下の前で芝居をしたんでしょ？」
とウィリアムの誤解を解こうとするのですが、
キュは黙って去って行くのでした・・・

その夜、ウィリアムとキュのことで悩むボジン。
母は、「人の心を見たことがあるか？
人は、目に見える外見だけでものを判断する。
お前を貧しい家に産んでしまったことを悪いと思っている。
でも、自分の心を大切にすれば、
お前だった両班（ヤンバン）になれるんだ。」と助言しました。
すると ボジンは、「ウィリアムは、私が最初に心を開いた友達。
パク・キュは、私の心を振り回してばかり。
ひどいことも言うし・・・
でも、私はパク・キュのことを・・・」と言いかけたけど、
「私って秘密の多い女なの」と本心は語りませんでした。
でも、母はボジンの本心に気付いているんでしょうね。

キュにボジンの伝言を伝えたヤン。
「ボジンに頼まれたから教えてくれたのか？」
とキュに問われたことを思い出していると・・・
そこに ヤンのことを"ユン"と呼ぶ男が現れました。
ヤンの父でした。
ヤンの父は陶磁器を作る職人で、朝鮮で賎民として暮らすのが嫌で
日本人として暮らす道を選んだそうで、
そのことで幼いヤンを傷つけたようです。
ヤンの本名は、キム・ユンというらしいのですが、
父が日本人としての暮らしを選んだため、
カワムラシュンという日本名を使っているそうです。

そんな中、ソリン商団が銀の分離法に成功したことをキュに伝えたヤン。
「ソリン商団を潰せるか？お手並み拝見したい」と言うと、
キュは、日本に渡った陶工キム・センヨンの息子ユンであることを
知ったことを伝え、「祖国が外国の手に渡ってもいいのか？」と尋ねました。

ヤンは、「東インド会社に戻るが、一緒に行かないか？」とウィリアムを誘うのですが、
背中にソリン商団の焼印を押されているウィリアムは、
「ソリン商団のスパイだと思われる」と断りました。
すると ヤンは、「ソリンに気をつけろ」とウィリアムに忠告し、
2人は再会できることを願って別れました・・・

ソリンが領議政たちと仲良くなって、いずれは王位を奪おうとしている
ということに気付いたキュは、世子様にそのことを話し、
キム吏房に済州に戻って監視するよう命じました。
そして 済州に戻る時は、ボジン母たちを連れて帰って欲しいと言い、
ソリン商団にいるボジンを救い出すよう頼みました。

一方、世子様がキュに世子印を貸したことを知ったソリン商団では、
チヨンがキュの命を狙っていました
その話を偶然聞いてしまったボジンが動揺していると、
そこにクップンが声をかけてきて・・・
チヨンは、ボジンに話を聞かれてしまったことに気付くのでした

キム吏房と済州に帰るため、集合していたボジン母とクップン母娘。
ボジンは、キュに会ってから合流することになっていたのですが・・・
チヨンの策略でボジンは連れ去られてしまい、
待ち合わせの場所に現れません・・・

ボジンがキュに会いに行ったまま戻らないということを知ったキュは、
「必ずボジンを無事に済州へ連れて帰します」とボジン母と約束し、
ボジンを探しに行きました。

そんな中 ソリンは、"昭顕世子様が即位すれば、パク家が栄える"という噂を流しました
そして、"キュが謀反を起こそうとしている"という情報を得た王様。
キュが否定しようとした時、ウィリアムが現れ、
「キュが謀反を企て、自分はタムナからスパイとして連れて来られた！」
と嘘の証言をしました
それを聞いたキュは、ボジンが人質にとられていることを悟り、
ボジンのためにウィリアムが嘘をついていることに気付くのでした！
2人は王様に捕らえられてしまいます。

助からないかもしれないという状況の中、
2人は出会えたことに感謝し、「来世でも会おう」と約束するのでした・・・

そんなところで、第20話終了です