チャジョンゴに乗って

韓国ドラマ視聴日記。

ベートーベン・ウィルス 第10話

2010-06-17 21:25:12 | 韓国ドラマ ハ行
■第10話 歓喜のうた

カンマエに告白したルミ。
その時、ちょうどカンマエを訪ねて来たゴヌ。
カンマエは「お前を嫌いになったそうだ。私が好きらしい」
とゴヌ言ってしまうのでした
でも、何のことなのか?状況を把握できないゴヌ
後でカンマエはルミに「私はお前に関心がない。
だから、今日ゴヌが指揮をするのは知ってるな?優しくしなさい!」
と伝えるのでした・・・

でも、カンマエとルミが何を話していた気になるゴヌ。
「先生と何を話してたの?」と尋ねるのですが、
「叱られてたのよ。練習を真面目にやれって・・・」とごまかすルミ。
ゴヌもルミが嘘をついていることに気付いていました・・・

市響の公演当日。
開演30分前にも関わらず、会場はガラガラ・・・
この状況を不審に思った市長でしたが、
天敵であるチェ・ソッキュ議員が会社名義で買い占めていたことを知るのでした

その日、大雨で家が浸水被害に遭った人々が
公演会場を避難所として利用していました。
そこに楽器を運び込もうとしたヒョックォンとヨンギは、
「家が大雨に流されて大変な時に、呑気に歌ったり、踊ったりするのか?」
と被災者たちの反感を買ってしまい、トラブルが生じてしまうのでした
そこに仲裁(?)に入ったカンマエ。
「クラシックなんか縁のないように見えますが、
義援金代わりに公演をご覧になりますか?」とイヤミたっぷりに話しかけ、
被災者の感情を逆撫でしてしまい、殴られてしまうのでした
殴られたカンマエは、
「示談にしてあげるから、その代わりに公演を行なわせて欲しい」
と被災者に話すと、被災者は黙って去って行くのでした・・・

開演20分前になってもガラガラの客席。
しかも、合唱団も到着せず・・・

ご存知でしょう?客席は半分も埋まっていません。
今は開演20分前、まぁ、少し遅らせたので1時間ありますが、
リハーサルどころか、合唱団もいません。
あなたがこの曲を書くのに苦労したのはよく分かっています。
10年以上かけ、それも耳がよく聞こえない状態で書いた。
だからお前も痛い目に遭って見ろとでも言うのですか?
試練に耐えてこそ、あなたの曲が演奏できるのだとでも?
ジンクスなど信じませんが、これはひどすぎませんか?
しかも、今回はありとあらゆる障害が次々に・・・


カンマエが "第九"の作曲者ベートーベンの肖像画に怒鳴りつけていると、
部屋の奥から物音が
振り返ってみると、子供がカンマエのサンドウィッチを盗もうとしていました

その子供は、さっきカンマエを殴った被災者の男性の息子でした・・・
「お前にはプライドはないのか?」と息子を怒鳴りつける男性。
カンマエは、その男性と話をすることにしました。
「公演の収益の一部を義援金として払うほうが私も簡単です!
でも、それでひもじさは本当に消えますか?傷ついたプライドも回復しますか?
息子さんにとって壊れたのは家ではない。」と言うカンマエ。
オーケストラの指揮者という職業から、カンマエが裕福な家庭で育ったものだと
思い込む子供の父親は、偉そうなことを言うカンマエを批判するのですが、
カンマエは、土砂で埋もれた家を建て直すこともできず、仮設テントで育った
経験を話し、その男性の息子と似たような境遇を経験したことがあると打ち明けるのでした・・・

公演の第1部をすっぽかし、合唱団の団長に会いに行ったゴヌ。
合唱団は、「リハーサルの出来次第で、出演の可否を決める」という噂を聞いて
出演を拒否していたのでした・・・
ゴヌは、団長の前で土下座して
「今まで何でも適当だった自分を変えてくれたのはカンマエだった。
自分を諦めていた俺を信じてくれたのがカンマエでした・・・
お願いです。一度だけ助けて下さい!」
と懇願するのですが、「合唱団員は既に家に帰ってしまっており、
再び集めるのは難しい」と団長に言われてしまうのでした・・・

一方、第1部の演奏を始めた市響でしたが、
板が外れて応急処置を施したコントラバス、
殴られた際に腕を傷めたと思われるカンマエ・・・
「楽器の管理もできないのか?カンマエらしくない」と非難を受けるのでした

合唱団も来ない、リハーサルもしていない、楽器のコンディションの悪い・・・
そんな状況でも公演を推し進めようとするカンマエ。
「これが普通の楽団なら、私も中止するでしょう。
なのに、今回はやり遂げる。なぜか?あなたたちが雑草だからです。
今まで幾多の苦難を乗り越えてきたでしょう?
神は、苦しみに打ち勝てる人にだけ試練を与えます!
つまり、我々は神に選ばれた者なのです!
やりましょう。やって、私たちがどれほど立派で素晴らしいのか
見せてやりましょう!」と団員たちを奮い立たせるのでした

ルミから、カンマエが腕を痛めていることを聞いたゴヌ。
ルミが買ってきた湿布を貼って、カンマエは第2部の舞台に立つのでした

公演の様子をモニターで見ていた被災者たち。
純粋に「公演を観たい」と言う者もいれば、「殴りこみたい」と言う者も。
そんな中、カンマエを殴った男性はカンマエの話を思い出しながら、
モニターを見つめていました・・・

貧しかったからプライドを身につけ、"望んで貧乏になったのではない!"
と世間に見せ付けたかった幼き日のカンマエ。
なのに、そんなプライドも水害で無意味なものになりました。
お金に困っているのに、"義援金は要らない"と意地を張る
生意気で世間知らずの子でした!
カンマエ少年は死を考え、寝たきりだった母を恨んだ。
その時、隣の部屋から音が聞こえてきました!
生まれて始めて聞く音色です
夢か?幻か?分からないけど、その時 オーケストラを見たんです!
オーケストラで指揮をしている遠い将来の自分を・・・
それは救いでした。慰めであり、力だったのです。
そして、カンマエは指揮者となったのでした・・・


第2部で第九を演奏していると、
途中から合唱団も合流し、素晴らしいハーモニーを繰り広げました
演奏が終わると、会場は感激の嵐でした
「会場で暴れてやる!」と意気込んでいた被災者たちも感動していました・・・
カンマエを殴った男性、サンドウィッチを盗んだ息子も感動したようです。

公演終了直後、カンマエは倒れてしまいました
腕の骨にひびが入っているとのこと・・・
目を覚ましたカンマエに合唱団長は話しかけました。
「本当は公演に出るつもりはありませんでした。
でも・・・いいお弟子さんをお持ちですね」と団長。
その時、ゴヌは病室のソファーで眠っていました・・・

公演の記憶がないカンマエ。
「公演はどうだった?」とルミに問いました。
するとルミは、以前 カンマエを酷評した記者が書いた記事が掲載されている
新聞を手渡すのでした・・・
"ソクラン市響 大きな感動を呼ぶ"
マスコミの評判は上々のようです

団員たちも打ち上げで盛り上がっていました
公演前にルミとゴヌの気まずい雰囲気を察していた
バイオリン姉妹ジュヨンとジュヒから
「100日記念の祝いをすれば」と提案されるのでした~

記事を書いた記者と電話で話すカンマエ。
「市響に認知症やキャバレー出身者、そして3億横領した市の職員がいると
チェ議員から聞いた」と話す記者。
3億の横領に関わった人物をチェ議員が告発しようとしているから、
退団させた方がいいと言うのでした。
「横領ではなく、騙されただけです!」とルミをかばうカンマエでしたが・・・
ルミの前では、
「トゥ・ルミ君。もう満足しただろう?退団してくれ!
耐えられないんだよ!軽々しすぎる!
ちょっと顔がいいからって、あちこち尻尾を振って・・・
もう1人のゴヌ?私を弟子の恋人を奪った恥知らずにしたいのか?
お前のようなヤツが私のオケにいること自体耐えられない!出て行け!」
と冷たい言い方をしてしまうのでした・・・
不意打ちを受けたルミは、ただ呆然とするばかり・・・
カンマエもルミを思っての行動だったんだけどね。
ルミに本当のことは言えず・・・つらいね・・・

落ち込んで泣いていたルミ
すると、そこにヨンギがやって来て
「キム・ガビョン先生の様子がまたおかしいんです!」と言うのでした!
心配して駆けつけたルミでしたが・・・
そこは、ゴヌとルミの"出会いから100日祝い"でした
ゴヌが花を差し出すと、「ありがとう・・・」と言って
号泣するルミ
「感動してるんだな・・・」と周囲の者達は言うのですが、
ゴヌはルミのただならぬ泣き方に、感動して泣いているわけではないことに
気付くのでした・・・

そこに現れたカンマエ。
号泣するルミは、バイオリン姉妹に連れられて去って行きました。
ゴヌは、ルミのところへ行こうとするのですが、
「今は行くな!」とカンマエが止めるのでした・・・

ゴヌがカンマエを睨んだところで、第10話終了です


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