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他人の懐はわからない 参考用

2023-12-27 13:19:23 | 日記

先週、わが子の保護者面談の日、

学校へ行く前、

お気に入りの喫茶店へ行きました。

お客さんがいないときは、マダムと雑談をします。

私が行った時は、別のお客さんと話されていました。

「あなたは、稼いだ分を子どもと孫に貢いでいる」

などの会話が聞こえてきました。

 

そのお客さんが店を出られた後、

「さっきの人は、長いこと

うちの常連さんなんだけど、

自分が稼いだ分を、関東の娘に、

ずっと貢いでいるのよ」

と、ご自分から話され、

?状態に。

聞くと、もう70半ばで、

病院で介護士として働いている。

その年齢で夜勤もこなすスーパーおばあさん。

子どもは独立して、

夫は公務員で定年退職なので、

一般的に見れば、

まあお金には困っていない家庭環境。

関東に長女と次女がいて、

毎月飛行機に乗り、1週間は

あちらで家事をこなす。

共働きの娘を助けるために、

もう30年近くそんな生活らしい。

関東に行けば、家事をするだけでなく、

買い物代も出し、

進学費用も孫4人は、助けたらしい。

長女の孫二人と次女の孫二人。

長女の三人目の孫は、

どうも来年無償化になるらしいから、

ホッとしているとのこと。

働いて、1週間も休むなんてできるのか?

と思われそうですが、

介護は今人手不足。

なので、1週間休んでも、

いないよりはましなので、

勤務しているらしい。

その代わりに、恐らく夜勤を引き受けているのでしょう。

 

よく旦那さんが文句言わないなあと思ったら、

「あそこの旦那さんは、本当に

当たりくじなのよ。

公務員で給料もいい、

家事も完璧。

だから、孫も、

『おじいちゃんの料理のほうがおいしいから

おじいちゃんに来て欲しい』

なんていうわけ。

だから、毎月交代で夫婦が

せっせと関東に行って家事をして、

孫の世話をしているの」

「それはすごいですね。

でも、娘さんの旦那さん、

気を遣って大変じゃないですか?」

「それが、今の婿さんって、

そういうのを気にしないみたい。

まあ、来てもらわなかったら、

共働きだから、自分がしないといけないでしょう。

それよりましって思っているのかもしれない。

それに、ジジババがお金を出してくれるから、

タワマンとまでは行かなくても、

かなりいいところに住んで、

小遣いも自由になるから、

むしろ歓迎しているみたいよ」

「私世代とは違うものですね」

「世代っていうのかどうかはわからないけど、

出してもらえるなら、甘えるって感じよね。

それにそもそもあの夫婦だって、

親が死んで遺産が入ったから、

あんなことも出来るのよ」

「遺産ですか?」

「そう、両方の親が鬼籍に入っているから、

自分たちが何とかなればいいと思っているのよ。

子や孫に貢いでも、老後面倒なんて見てくれないって、

話した時に、

『うちは遺産があるから、その分、

子どもと孫に先渡ししている』

って言っていたから。

4人子どもを四大に入れたのも、

自分たちがかなり援助したからだって

言っていたわね。

確かに、残して税金に取られるよりかはましだけど、

他人の懐って、本当にわからないものよ」

確かに、同じぐらいの収入なのに、

新築一軒家、車は高級車、

子どもは私立大学進学なんてお家もある。

よほどやりくりがうまいのかと思えば、

そういうからくりがあったのか…

「ただね、そこまで奥さん側の親がしてくれるせいか、

旦那さん側の親御さんとは疎遠でも平気みたい。

ほんの近くにいても、

寄り付こうともしないって聞くと、

息子を持っている私は複雑なのよ。

やっぱり孫には会いたいじゃない。

それに、普段行き来がないのに、

介護だけ頼むわけにもいかないし。

もしかしたら、熟年離婚になるんじゃないかなって。

人の本心って分からないじゃない。

私の考え過ぎかしらね」

と言われ、実に感慨深い話だと思いました。

 

 

 

 



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