日本最高峰の超絶面白傑作漫画『サルでも描けるまんが教室』の著者・竹熊健太郎氏が、ツイッターで「40過ぎたフリーは仕事がなくなるぜ、ベイベー!」と書いていらっしゃいました。togetterにまとまっております。
竹熊氏といえば、私のような1世代下のライターにとっては超絶憧れの雲の上の方のような存在であります。オレは堀井憲一郎、カーツ佐藤、石黒謙吾、石原壮一郎、下関マグロ、北尾トロ、ナンシー関、泉麻人、小田嶋隆、ちょっと若いけど吉田豪といった雑誌黄金世代のライター・コラムニストの皆様のことはたいへん尊敬しております。
そんな黄金世代の方々の一人、竹熊氏がこんなことをツイートするなんて、反応せざるを得ないではありませんか。
で、今回オレが書くのはフリー礼賛主義者のバカどもへの喝! だ。
あのよ、なんで会社員がこんなに大勢いるか分かる?
会社員の方がいい人生送れるからだよ。フリーなんて、所詮はクソみたいな扱いしかされないんだよ。アパートを借りようにも、全然信用ねぇし、ゴールドカードなんてつくれねぇし、親戚の集まりだと「あら魔! 淳ちゃん、一橋を出てまでもフリーターなんてやってるの。まぁ、ウチのヒロシなんて一橋落ちてるけど、ちゃんと正社員やってるわよ」なんて言われるわけですわ。
自由な生き方だの、なんだの言ってるが、しょせんフリーなんて、通勤電車に乗れず、上司から怒られるのに耐えられず、スーツもネクタイも締めるのが嫌で、できれば好きな時にオナニーができればいいな、てへ、なんて考えている社会生活不適合者なワケですわ。
こうしたムシのいいゆるい人生を送ろうと思うのであれば、40歳で途端に仕事がなくなることなんて当然覚悟すべきであり、竹熊さんの今回の指摘は実に正しいです。
オレだって、今は41歳でなんとかなってはいるものの、1年後にはどうなっているか分からないです。マジで、これ。
だとしたら、日々いただける仕事に感謝するのに加え、フリーはいいよ! 的なことを安易に言うバカには怒りの鉄槌を下すべきだと考えるべきである。「プレジデントオンラインベビーカー騒動」で名を馳せたフリーライターの大宮冬洋みたいなバカフリーライターという最高の素材がこれからどんな40歳を迎えるかも実に楽しみで、さっさと貧乏になれ、オラ、とフリー同士の醜い嫉妬と足の引っ張り合いということもここでは展開したいと思っています。
というのは100%思っているというわけではなく、40までなんとか生き残れたフリーのお前ら。これからもなんとか生き残ろうぜ。そして竹熊さん世代のフリーの諸先輩におかれましては、これからも良質なコンテンツをウェブも含め、出していただければ、と思います。
書籍が出たら印税に少しでも貢献できるよう買いますんで。
2014年10月15日 中川淳一郎
竹熊氏といえば、私のような1世代下のライターにとっては超絶憧れの雲の上の方のような存在であります。オレは堀井憲一郎、カーツ佐藤、石黒謙吾、石原壮一郎、下関マグロ、北尾トロ、ナンシー関、泉麻人、小田嶋隆、ちょっと若いけど吉田豪といった雑誌黄金世代のライター・コラムニストの皆様のことはたいへん尊敬しております。
そんな黄金世代の方々の一人、竹熊氏がこんなことをツイートするなんて、反応せざるを得ないではありませんか。
で、今回オレが書くのはフリー礼賛主義者のバカどもへの喝! だ。
あのよ、なんで会社員がこんなに大勢いるか分かる?
会社員の方がいい人生送れるからだよ。フリーなんて、所詮はクソみたいな扱いしかされないんだよ。アパートを借りようにも、全然信用ねぇし、ゴールドカードなんてつくれねぇし、親戚の集まりだと「あら魔! 淳ちゃん、一橋を出てまでもフリーターなんてやってるの。まぁ、ウチのヒロシなんて一橋落ちてるけど、ちゃんと正社員やってるわよ」なんて言われるわけですわ。
自由な生き方だの、なんだの言ってるが、しょせんフリーなんて、通勤電車に乗れず、上司から怒られるのに耐えられず、スーツもネクタイも締めるのが嫌で、できれば好きな時にオナニーができればいいな、てへ、なんて考えている社会生活不適合者なワケですわ。
こうしたムシのいいゆるい人生を送ろうと思うのであれば、40歳で途端に仕事がなくなることなんて当然覚悟すべきであり、竹熊さんの今回の指摘は実に正しいです。
オレだって、今は41歳でなんとかなってはいるものの、1年後にはどうなっているか分からないです。マジで、これ。
だとしたら、日々いただける仕事に感謝するのに加え、フリーはいいよ! 的なことを安易に言うバカには怒りの鉄槌を下すべきだと考えるべきである。「プレジデントオンラインベビーカー騒動」で名を馳せたフリーライターの大宮冬洋みたいなバカフリーライターという最高の素材がこれからどんな40歳を迎えるかも実に楽しみで、さっさと貧乏になれ、オラ、とフリー同士の醜い嫉妬と足の引っ張り合いということもここでは展開したいと思っています。
というのは100%思っているというわけではなく、40までなんとか生き残れたフリーのお前ら。これからもなんとか生き残ろうぜ。そして竹熊さん世代のフリーの諸先輩におかれましては、これからも良質なコンテンツをウェブも含め、出していただければ、と思います。
書籍が出たら印税に少しでも貢献できるよう買いますんで。
2014年10月15日 中川淳一郎