12月1日に『縁の切り方: 絆と孤独を考える』 (小学館新書) が出ます。
構想2週間、執筆6日、校正2週間という超大作でございます。
内容はといえば、基本的に、人間関係が棚卸の連続であり、日々の出会いが良い方向にあなたの人生を持ち上げてくれることもあれば、その人物と会ってしまったが故に不幸になることもある--そんな話が続きます。
基本的に私が書く本ですので、あまり前向きなことは書いておらず、むしろリスク回避の方法の方が多いかもしれません。いや、「出会いに感謝」とか「最高の仲間」みたいなこと、本当は書きたいんですよ。でも、違いませんか、人生生きていれば、そんなことばかりじゃないですよね。
親友だと思っていた人間は、結婚したら途端にもう会ってくれなくなるし、金融方面の仕事に就いた学生時代の友人と入社後すぐに会ったらいきなり銀行口座を作ってくれ! なんて言われたり……。仲が良くなりすぎたが故に、借金を申し込まれ、カネを貸した側がその後しばらくやきもきし続けるし、「催促してはいけないんじゃないか……」なんて気を遣う。
さらには、恋人ができたらそれをはやすバカ野郎がいて、徹底的に彼女のことを排除し、自分が板挟みになってしまう。あぁ、くだらないヤツもいたもんだ、なんてことを私は思っておりました。
多分、今まで書いてきた本も「きれいごとばかり言っててもしょうがないじゃん。現実的な話しようぜ。その真実を認めた方が、多分成長できるし、色々割り切れるし、先に進めるよ」ということを提示してきたと思います。何しろオレはおとぎ話みたいな前向きな話で人々を騙くらかすことが大嫌いです。
「夢は持っていれば叶います!」なんて言いたくない。「夢をかなえたいんだったら、その夢に近い人となんとかしてお近づきになれ」みたいなことをむしろ言う。今回の「縁の切り方」にしても、元々は小学館から「絆」について書いてくれ、という依頼があったのですが、書いていくうちに
・孤独
・キレる覚悟
・縁の切り方
といった方向に進んでしまいました。多分、これまででもっとも悲惨な話を書いた本だと思います。ちょっと自己啓発風でイヤなのですが、結局幸せって、誰と出会うかを日々取捨選択することによって得られるものだと思うんですよね。人間関係に悩んでいるみなさま、手に取っていただければ幸いです。
また、12月1日は下北沢B&Bにて発売イベントします。「著者・担当編集者が縁を切ってきたバカ事件簿」と、この本を題材に「一冊の本が生まれるまで」のプロセス、社内調整、執筆方法などについて解説します。あとは、年末ですし、NEWSポストセブンの編集2人でやるイベントなだけに、「2014年 NEWSポストセブン アクセス多かった記事紹介」も余興として紹介いたします。呑気な記事やバカな記事から社会問題に切り込んだものまで様々です。書籍は、当日B&Bにて購入可能です。どうぞよろしくお願いいたします。
中川淳一郎×向山学
「本当に大事な人間関係、考えてみませんか?『縁の切り方』を考える夜。あとは“これであなたも著者デビュー! 一冊の本ができるまでのプロセス”」
構想2週間、執筆6日、校正2週間という超大作でございます。
内容はといえば、基本的に、人間関係が棚卸の連続であり、日々の出会いが良い方向にあなたの人生を持ち上げてくれることもあれば、その人物と会ってしまったが故に不幸になることもある--そんな話が続きます。
基本的に私が書く本ですので、あまり前向きなことは書いておらず、むしろリスク回避の方法の方が多いかもしれません。いや、「出会いに感謝」とか「最高の仲間」みたいなこと、本当は書きたいんですよ。でも、違いませんか、人生生きていれば、そんなことばかりじゃないですよね。
親友だと思っていた人間は、結婚したら途端にもう会ってくれなくなるし、金融方面の仕事に就いた学生時代の友人と入社後すぐに会ったらいきなり銀行口座を作ってくれ! なんて言われたり……。仲が良くなりすぎたが故に、借金を申し込まれ、カネを貸した側がその後しばらくやきもきし続けるし、「催促してはいけないんじゃないか……」なんて気を遣う。
さらには、恋人ができたらそれをはやすバカ野郎がいて、徹底的に彼女のことを排除し、自分が板挟みになってしまう。あぁ、くだらないヤツもいたもんだ、なんてことを私は思っておりました。
多分、今まで書いてきた本も「きれいごとばかり言っててもしょうがないじゃん。現実的な話しようぜ。その真実を認めた方が、多分成長できるし、色々割り切れるし、先に進めるよ」ということを提示してきたと思います。何しろオレはおとぎ話みたいな前向きな話で人々を騙くらかすことが大嫌いです。
「夢は持っていれば叶います!」なんて言いたくない。「夢をかなえたいんだったら、その夢に近い人となんとかしてお近づきになれ」みたいなことをむしろ言う。今回の「縁の切り方」にしても、元々は小学館から「絆」について書いてくれ、という依頼があったのですが、書いていくうちに
・孤独
・キレる覚悟
・縁の切り方
といった方向に進んでしまいました。多分、これまででもっとも悲惨な話を書いた本だと思います。ちょっと自己啓発風でイヤなのですが、結局幸せって、誰と出会うかを日々取捨選択することによって得られるものだと思うんですよね。人間関係に悩んでいるみなさま、手に取っていただければ幸いです。
また、12月1日は下北沢B&Bにて発売イベントします。「著者・担当編集者が縁を切ってきたバカ事件簿」と、この本を題材に「一冊の本が生まれるまで」のプロセス、社内調整、執筆方法などについて解説します。あとは、年末ですし、NEWSポストセブンの編集2人でやるイベントなだけに、「2014年 NEWSポストセブン アクセス多かった記事紹介」も余興として紹介いたします。呑気な記事やバカな記事から社会問題に切り込んだものまで様々です。書籍は、当日B&Bにて購入可能です。どうぞよろしくお願いいたします。
中川淳一郎×向山学
「本当に大事な人間関係、考えてみませんか?『縁の切り方』を考える夜。あとは“これであなたも著者デビュー! 一冊の本ができるまでのプロセス”」