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日々の人生を頑張ることは、ああ無情なる「理不尽」だと思う瞬間を減らすための準備なのではないか

2015-04-14 12:26:47 | Weblog


 4月12日に京都大学にて『内定童貞』発売に合わせた「就活こわくない会議@京大」をやってきました。多くの方々にお越しいただきありがとうございました。冒頭の写真はキャンパス内のヤギです。就活生の不安を感じるとともに、「怒り」も垣間見ることができました。中でも質問タイムで演説をぶちかました若者は良かった! 彼はこういったことを言いました。

大人数が集まる会社説明会の時、企業の人はニコニコして我々学生のことを『お客様』のように扱っていました。ところが、面接になると途端にブスッとして質問の仕方も横柄になる。『なんでウチなのよ!』『何やりたいのよ!』みたいな感じで完全に圧迫面接みたいになる。一体これってなんなのでしょうか? 僕は、企業がこんな姿勢で面接をすることは将来のことも考えると良くないと思います! だって僕ら学生だって取引先になるかもしれないし、客になるかもしれないでしょ? そう考えると一面接官といえども、企業を代表するスタンスであるべきなのにあの態度はいかがなものかと思うのです! 学生の分際ながらこう言わせていただきますが、あのような態度を取られると、その企業に対するイメージも悪くなりますし、一つもいいことはありません! それなのになんであんな圧迫面接じみたことをやるのでしょうか! 何の意味があるのでしょうか!

 まさに「青年の主張」の如く熱きパトスを感じる彼のスピーチですが、私としては「おっしゃる通り!」としか言いようがありませんでした。一緒にいた曽和利光さんは「一次面接の面接は一日中やっているので、それって何時でした? 13時30分? あぁ、お昼ご飯食べて眠かった時間かもしれませんね。でも、そういった姿勢は良くない!」と言っていました。

 就活をする学生と会うと皆さんが共通して言うのが「なんでこんな理不尽なことをやらなくてはいけないんだ」ということです。そして「この世はなんでこんなに理不尽にできているのだ…」ということをつくづく感じるようです。高偏差値大学の学生は自分が知る由もなかったセミナーに参加していたり、彼らにはリクルーターがアプローチしてきたりする。人間的にどれだけ立派かは分からないが、企業の人は自分達に対して見下す態度を取る。なんでリクルートスーツを着なくちゃいけないんだ。なんで「御社」なんて言わなくちゃいけないんだ、なんでリーダーシップを取った話をしなくちゃいけないんだ、コミュ障で悪いか!

 こういった理不尽さを日々感じているようです。今回の出版を通じて色々な学生と喋ったのですが、「理不尽」について色々と考えるようになったんですよね。この「理不尽」さって今はどれくらいあるだろうか……、と。現段階での結論は「オレ、今はほとんどないな……」です。

 多分、オレ自身も就活の時にもっとも理不尽さは感じたけど、会社に入ってからも理不尽さは色々あったな、と思いました。以下、羅列していきます。「理不尽」というか、単なる愚痴・嫌いなこと、と捉えていただいて構いません。「理不尽」というのは個々人によって異なるものでして、「それはお前、甘えだろ」「そんなの一般常識だろ」というのは当人には通じません。理不尽だとその人が思えば理不尽なのです。

・なんで客先に行く時はネクタイしなくてはいけないの? だって客はネクタイしてないじゃん。

・なんでイベント会場で椅子に座ってはいけないの? 朝からずっと立ちっぱなしなんですけど…。

・なんで番年次が一番下というだけで、全員分の昼メシを買いに行かされなくてはいけないの? そしてホウレンソウの胡麻和えとお浸しを間違えるだけでなんでこんなに怒られなくてはいけないの?

・なんで残業を300時間しても100時間しかつけちゃいけないの?

・なんで自転車通勤をしちゃいけないの? 満員電車大嫌いなんですけど……。

・なんでコピーライターとかCMプランナーの同期に対して営業はあんなにペコペコしてるのに、オレらみたいなPRのプランナーにたいして営業はあんなにエラソーなの?

・なんで広告制作の打ち合わせには弁当が出るのに、オレ達PRの打ち合わせには弁当が出ないの? 誰にも出ないのが当たり前なんじゃないの?

・確かに酒を飲んで遅刻したのは悪いけど、どんだけ反省しても許してくれなくてそれからずっと無視されるってなんで? どれだけ反省すれば許してくれるの?

・どうして同じものであっても、オレが出したら「う~ん、やり直し」で、上司のXさんが出したら「いいですねぇ!」となるの? というか、Xさんが提出したものも、オレがほとんど作って最後にXさんのチェックを受けただけですが……。

 このようにオレ自身にとっても会社員生活初期には「理不尽」だと思うことはたくさんありました。大企業社員であってもこれだけあったのですから、無職→年収60万円フリーライターになった初期の頃も色々ありますね。

・なんで最初は1ページ5万円ぐらいをちらつかせるのに、蓋を開けたら8000円なの? しかも、朝日新聞まで大量の写真を買いに行くお使いにはお駄賃くれなかったし。

・なんで他の著者のクレジットはつけてくれるのに、オレだけ立場が下だからってクレジットを入れてくれないの?

・なんで夜の3時にいきなり電話が来て「取材が足りないから6時までにメーカーの人からコメント取れ」って言うの? そんなの昨日のビジネスアワーの段階で言っておけばいいじゃん。

・なんで舌打ちしながら「っ、ホントお前、つかえねぇな~」って言えるの? 人間は「使える・使えない」の機械じゃないと思うんだけど。

・こちらが無名のライターだからってアポに3時間遅れてきても「忙しいんで早くやってね」て言っても許されるの?

・なんでカメラマンは一瞬シャッターを押すだけで2万円もらえるのに、こちらは事前の企画作り、アポ取り、取材、執筆、入稿、レイアウト決め、修正対応、追加取材対応、献本、振込作業までするのに1万円なの? しかも編集・取材相手から怒られるのを担うのは全部オレ。


 みたいなことが延々続くわけです。これが働くということ、人生というものであります。

 それでね、今回の諸々の学生との会話などを通じて分かったことがあるのですが、それはコレ。


 日々の頑張りは理不尽だと思う瞬間を少しでも減らすための活動である
 成果をあげることは、理不尽な扱いを減らすための準備作業である



 オレも41歳になってしまいましたが、色々と仕事をしてきたら、今は快適なことだらけなんですよ。ほぼストレスフリー。毎日楽しく仕事していますし、次の打ち合わせが楽しみだったりして仕方がない。一つのプロジェクトをしていても打ち上げが楽しみで仕方がない。

「クライアントが喜んでましたよ!」の一報を貰った時の嬉しさや、「中川さんがインタビューしてくれたこの記事のお陰で、国会に呼ばれましたよ!」みたいなことを言われると嬉しい。

 そしてこうした嬉しい報告をしてくれる人は決してオレに対して理不尽を強いることはないのですね。もちろん今でもまったく「合わない」仕事はあるし理不尽さを感じることはありますが、そういったものは切られる/切るものです。総量としては「快適」な仕事の方が圧倒的に多いわけですね。快適な仕事が多ければ、人生全体も快適になる。

 だから就活生に何を『内定童貞』で訴えたかったかといえば、「就活の理不尽さも将来的に理不尽な体験を減らすための通過儀礼なので、なんとか乗り切ろうぜ」ということに尽きるのではないでしょうか。多分、就職できないと「まっ、○○さん家の××ちゃん、昔はあんなに賢かったのに無職ですって……。どこで道を踏み外したのかね」なんて実家周辺では囁かれ、就職した同期からは「お前は無職だから、会計はオレらに任せとけ」となる。仕事で活躍していないと、活躍している人の周りに人が集まり新たなるプロジェクトをバシバシ立ち上げていく姿などを見て焦燥感と寂寥感を覚える。

 くだらないと感じることも多いとは思いますが、栄えある将来を夢想し、ほくそ笑むぐらいの気持ちで活動できればいいですね。
 

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