
(ゴールした鈴鹿市木田橋手前)
さて前回の続きです。今回はカヌーは出てきません。
鈴鹿市の木田橋でゴールした私、5kmほど南に行くと鈴鹿サーキットだ。そこから手早く撤収して駅へ行く。河曲とかいて・かわの・というそうだ。これでカワノと読むとはねえ。
この河曲駅は本当に鈴鹿川のすぐ横。5分もかからず駅に着く。

駅は無人駅で改札もない。切符は車内で買うようになっている。ホームには椅子が2脚あるだけの吹きさらし。
駅に着いたのは15:42 次の亀山行きが15:52 いい時間だ。待っているとしばらくして構内のマイクから放送が入る。「四日市で車が踏切に突っ込んで15:52の電車は1本運休します。次は17:03になります。」な、なんて・・・! この辺りは単線なので1本運休はわかる。しかし次は1時間以上後になるのか! 河曲駅の時刻表
すぐ時刻表を確認したら確かに16時台はない。その時駅には私以外の高校生が3人、二人組と1人、すると二組とも私に今放送なんて言ってました?と聞いてきた。高校生もちゃんと聞こえていたのだが確認がとりたかったようだ。いやその気持ちはわかる。私も泣きたい(泣)

(先の二股の所が河曲駅)
仕方なく荷物を置いて一旦駅からでる。周りにはコンビニも喫茶店も食堂もなあんにもない。せめてホットコーヒーでもと自動販売機を探す。するとジョージアの自動販売機の中になんと金の鯱模様のコーヒーが!しかも東海地区限定だ。早速買って飲む。
そういえば以前行政区ではなく感覚でどこまでが近畿圏かという話をしたことがある。伊賀市や名張市はやはり近畿圏だ。うちの学校(近大)にも通ってる人がいっぱいいてた。伊勢は微妙、四日市は東海圏・・・ようするに電車がどこに繋がっていて行きやすいのはどこかなんだと思う。そうか鈴鹿は東海圏かあとしみじみと思ったりする。

高校生たちは電話をして次々に迎えがくる。そして誰もいない駅で独りぼっち。もちろん駅員もいない。16:20ぐらいから猛烈に寒くなってくる。そらずっとカヌー漕いできた後で吹きっ晒しの駅に立ってるのは寒い。しかも気温は6度ぐらい。仕方がない、走ろう!
そこから30分ほど駅の周りを往ったり来たりして走る。こんなことならもう一駅分漕いだら良かった。イヤイヤそれは結果論・・もう考えても仕方ない事が頭をまわる。
そしてようやく17:03に電車が来る。おおっおおっ・・・嬉しかったです。

こうして過酷な1時間は終わる。でもこういう事があるとこのツアーが忘れられなくなるんだなあ。きっと5年10年たってからも鈴鹿というとこの駅の事を思い出すのだろう!なにはともあれ雨ふってなくいて良かった!


クリックお願いします!