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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

KAYAK海を旅する本 67号発売中!

2020-02-04 05:34:00 | お店のお話

 先月末、カヌー専門誌のKAYAK海を旅する本の冬号;67号が発売された。
ご存知の方もおられると思うが、私もコウノタビというタイトルを付けてもらって連載している。
今回はこの記事に苦労した。
 原稿の締め切りが昨年内だったのだが、治験の分子標的薬の副作用で9月ぐらいから手足の爪が炎症を起こしかなり酷い状態だった。
週によってもましな時と痛みや腫れがひどい時があり、記事用のツアーがことごとく中止になってしまっていた。

 10月から12月で私が海か湖を漕いだのは3回。
10月5日の徳島県阿南市の伊佐利~蒲生田岬:
10月22日の鳥取県米子市~島根県安来市荒島の中海:
11月9日の滋賀県湖北みずどりステーションから長浜城跡の琵琶湖
 私の中ではツアー記はまず近畿二府四県とそれに隣接する福井県、鳥取県、岡山県、香川県、徳島県、三重県・・・岐阜県は海がないので除く。
そして書いてないのは京都府、奈良県、徳島県。
そうなると10月5日の徳島県阿南市の伊佐利~蒲生田岬一択。
普段記事をかくつもりならそのつもりで漕ぐので、今回はそんな事考えておらず苦労した。
まあなんとか書けてほっとしている。

 さあこれで奈良県、京都府以外は一度は載せた。
奈良県も海はなく内陸の県なのだが、なんといっても大阪府のお隣だしなんとか記事を書きたい。
できればついでに京都府も書こうかとも企んでいる。
その次からは適当に地域をバラけながら書きたい所を書いて行こう。
とはいうものの今も抗がん剤の副作用で思うように漕げない日々、なんとか漕いで記事かけますように!

連載はまだ続く・・・

2019-11-10 06:24:00 | お店のお話

 先月の10月末、66号となるKayak海を旅する本が発売された。
川の雑誌PlayBoatingは廃刊になったのにまだまだ続いているのは凄いと思う。
今回の特集は島根県の隠岐の島、境港から55km、後醍醐天皇をはじめ昔は流刑のしまだった。
自然が凄くスケールが大きいそうなのでいつか行ってみたいもんだ。

 私の連載のコウノタビは今回は大阪、大和川~南港~木津川~堂島川。
大阪は連載を始める前の海ニ還ルのときに神崎川を書いたのだがコウノタビでは初めてだ。
ちなみにいままでのフィールドです。
60号 和歌山市加太⇔兵庫県淡路島 シーカヤック
61号 福井県東尋坊・雄島 シーカヤック
62号 岡山県渋川海岸⇔香川県大崎の鼻 大槌島 シーカヤック
63号 滋賀県草津市~大津市雄琴~琵琶湖大橋 シーカヤック
64号 三重県伊勢⇔鳥羽 答志島 シーカヤック
65号 鳥取県浦富海岸 ファルト
そして66号が大阪府でファルトです。
府県やフィールド(太平洋・日本海・瀬戸内海・琵琶湖・伊勢湾etc)は同じ所が続かないのを原則にしている。

 大阪近辺で載ってないのは京都府と徳島県、それと奈良県といったところか。
愛媛県、愛知県それに島根県あたりも日帰りでいけるか?
兵庫県なんかは淡路島にタッチしただけだけど一応でている。
また一周りしたらどこか選んで書くつもり。
問題は海のない奈良県、まあなにか考えます。
関西の連載はあまりないのでもうちょっと続けれるかな!
しかしこの記事は読んでくれてる人いれるんかいな?


「Kayak海を旅する本」
本屋さんでは売ってません。通販もしくは取り扱ってるカヌーショップでお求めください。

懐かしい顔に会いに

2019-10-24 05:02:00 | お店のお話

(藤田亮社長)
 ちょっと所要があったので久々に京都府相楽郡笠置町のフジタカヌー研究所へ。
こちらに来るのは随分久しぶりだ。
ここは本当に変わらない。

 折角なので構内を見せてもらう。
艇がズラッと並んだ景色などは懐かしいもんだ。
私もアオキカヌーワークスの社員だった頃は艇庫はこんな感じだった。
何十艇もあるカヤックにギアを出してカヌースクールの準備をしたもんだ。

 パドルもアオキカヌーワークスで取り扱っていたTNP、マーシャス、そしてエインズワース。
どうしてもカヌースクールで使うものはカーボン等の軽いものより丈夫なものを選ぶ事が多い。
そういう事も含めて思いだす。
なんだかんだいって15年カヌー業界でいたんです。

(藤田清会長と)
 フジタカヌー研究所では会長にもお会いした。
私の事も覚えていてくださり挨拶する。
もう89歳、私より30歳上というのに達者なもんだ。
なんだかんだいってこの日本にカヌーを普及させた先駆者、まさに日本のカヌーの生き証人だ。

(1本釣り?ではありません。カナディアンカヌーの模型)
 こういう所に来るともし自分が店を続けてたらとか考えてしまう。
もちろんあの時廃業したのは間違ってなかったと思ってるし後悔もしていない。
ただ当たり前だが業者として関わるのと個人のカヤッカーとして関わるのは違う。
今の自分の関わりはKAYAK海を旅する本の連載ぐらいか?
まあ少しでも関わりがあるのは嬉しいもんです。

※追記
Blog  カヤック阿呆が今日も行く
久々にてっさんがコメントくれました。
シーショア買う前に相談受けたのがなつかしいです。まだ貝塚市のバイエルン二色の浜店の店長の時代ですね。1年半止まっていたBlogの再開は嬉しい限りです。

カヤック用お手軽カバー!

2019-09-14 06:26:00 | お店のお話

(片側だけで廻りにゴムが入っている)
 先日十三のKAYAK KONO-TORIに行った時、なんだか面白いものがあった。
なんでも試しにいれて販売はまだしてないそうなのだが、片側だけのシーカヤックカバーだ。

(台に置いて木に縛ってあるシーカヤック)
 シーカヤックというのは5mほどありその大きさゆえどうしても屋外保管が多い。
しかもリバーカヤックのようにポリエチレンでなくグラスファイバーが多いので紫外線の経年劣化が大きい。
かといってカバーを被せるのはその大きさゆえに面倒で手間がかかる。

(被せるだけなのでそのままOK)
 しかしこれは要するに大きなヘッドキャップ。
端っこをひっかけ伸ばして反対側もひっかけるだけ。
実に10秒もかからない。
しかもバウとスターンが出てたら縛った状態や吊った状態にでもかぶせられる。

(半分かけた状態)
 大きさは大きめにつくってあり4m、5mとサイズがあるとの事。
考えてみれば半分かかっていれば紫外線保護にはまず問題ない。
逆に何故いままで出なかったのが不思議なぐらいのもの。

(かけた裏側はこんな感じ)
 なにより手軽なのが一番有難い。
こういうものが出てくるんですねえ。

出雲・松井カヌー店訪問記

2019-07-01 05:24:00 | お店のお話
<松井カヌー店 URL>


(普段は閉まってる事が多いので行く時は事前にお電話を)
 島根県に松井カヌー店という専門店がある。
男気のあるオーナーさんで、私が店を廃業したときもわざわざ大阪まで来て下さった。
私も一度お店に行きたい行きたいと思っていたのだがなかなか機会がなく、廃業してもう3年半が経ってしまった。
今回米子まで来たので帰りにちょっと足を伸ばして訪問することとなった。

(元気なオーナーの松井純さん)
 松井カヌー店は不定休、いきなりいくと不在の時が多いのでまずは事前にお伺い・・
カヌーショップにはこういう不定休の店は案外多く、アウトフィッター兼のところは大概そうなっている。
松井カヌー店は商品数はそう多くはなく工房という雰囲気、その中で自社ブランドや松井さん自身が競技をやってるC1関係が並んでいる。
せっかくなので欲しかった半そでのパドジャケを買わせていただきました!

(松井カヌーオリジナルブランド、買っちゃいました)
 元々私が大学を卒業して玩具の小売店に入社、ずっとお店で働いていた。
その後転職してアオキカヌーワークスの直営店バイエルンで働いてから独立して大阪南港ATCでカヌーカヤック専門店KAYAK Kono-toriを開業したんです。
かなり変わってはきましたが、お店・特に専門店というのは単にものを売るだけではなくいろんな相談や漕いできたよという楽しさを共有していたと思う。
だから自分にとってのカヌーショップはいついっても開いていて気楽に入れるというのを重視していた。
気楽に入れるという事となると独立店舗よりショッピングモールなどの集合店舗だなというのがあり、自分の店はショピングモールにこだわって出店場所を探したもんだ。

(自身もOCの大会に出ている松井さんの記念の数々)
 もちろん大阪と島根は人工も違えば思いも違う。
でも自分でやろうと思って自分の店を立ち上げたのは同じです。
それだけに店に来てみたかったんです。

(店から少し離れた所の艇庫)
 私は結果として癌になって、再発して廃業、現在も癌治療を続けている。
店をやめた事に悔いはないし、入退院を繰り返している状態では正解だったと思っている。
でもこうやって店を出し、今も頑張って続いているところには素直に称賛の気持が強い。
 ここからは出雲大社も近い。
今度は世間の神無月に来たらいい事あるのかな。
またこっち方面漕ぐときは電話して来てみようっと。