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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

回送・反省・腰痛対策!

2012-08-31 08:23:00 | 海・湖でカヌー

(偶然とれた波しぶきがあがった瞬間!)
 さて前回までで紀伊富田~周参見11kmのツアーは終わり。今回は日置でやめるのが正解でした。
 まず腰痛持ちパドラーにとって一番大事な事は痛くなるまで漕がない!という事。なにを当たり前の事と思われるでしょうが痛くなりだしたらやめれる所がないと大変なんです。
 まず腰を冷やさない。私はよくスノーボード用の腰から背中にかけてのプロテクターをしている。今回はしてなかった。
 痛くなる前に休憩・・・今回上陸ポイントはほとんどなく沖合を漕いでたのでついとばしてしまった。
 腰にクッションを入れる・・・なんと車の中に置き忘れ。最後はパドルフロートを腰にあててました。
 自分のペースで漕ぐ。今回最初から少し自分より早いペース。
・・・・・本当に駄目駄目です。完全に自分での体調管理のミスですね。

(左の駅名、これですさみと読みます。)
 さて今回上陸したのが13:57。次の電車は15:14 ざっと1時間待ち。でも電車が使えるのはありがたいんですね。なんといっても計画の幅が広がります。もちろん1人でもいけますから。
 本当はまた漕いで帰ったらいいんですが知らない所は昼以降は漕がない主義なんで14時だとギリギリです。それに漕いで帰れる状態ではなかったですし・・

(紀勢線の前で)
 電車の待ち時間が1時間あるのでのんびりと準備。艇を端っこに寄せて裏返して置く。私は盗られた事はないですがそういう人もいるみたいですね。
 それから駅に向かってトコトコ歩きます。まだこのあたりは腰が痛い事に気がいっててあまり周りを見る余裕なし。でも待ってる間に屈伸運動もしたりして少し元気になりました。電車が来たら漕いで来た海を眺めながら・・・これがまたいいんです。

(車窓から・・・日置川です。長い事下ってない。)
 今回は駅でいえば3駅。周参見から紀伊日置・椿そして紀伊富田、でも30分かかりました。
 ようやく紀伊富田駅について今度は車の所へ。2kmほど歩いてたどりついたら車に乗って再び周参見へ。そして艇を積んでようやく帰路につきます。

(帰りの阪和路は夕日がきれいだった)
 泉佐野まで帰ってきてそこで犀さんと別れ寝屋川へ。翌日からは連日整骨院通いになりました。無理は禁物・・・ですよ。 


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苦闘の周参見到着!

2012-08-29 07:17:00 | 海・湖でカヌー

 南紀で有名な場所といえばまず白浜、そして串本・・・ただそれ以外の所も外海の波が入ってくるので岩は削れ巨大な岸壁が続きます。今回いったコースもかなりの景観。ただアクセスが悪いので観光地としては有名になってないと思われます。特に日置川こあて南に行くトンネルの横の日置大島から安宅崎あたりはぜひ一度漕がれるのをおすすめします!

(安宅崎周辺で)
 さて犀さんに離れては待ってもらいを繰り返していてなんとか安宅崎を越える。ここで再び犀さんが前に出る。情けないがものの1分もたたないうちに見る見る離されていく。それまでも重かった腰が急激に痛くなる。後ろから叫んだのだが逆風ということもなり声が届かない。
 これはヤバイ。持病の椎間板ヘルニアからの痛みがきている。大きく一気に息をすると腰が痛いのでゆっくりと呼吸をしながらスターンデッキに背中をつけて持たれるように漕ぐ。こうなると一旦上陸して腰を伸ばさないと加速度的に痛みがひどくなる。

(必死で上陸するも艇を上まで引き上げられない)
 そこでやむなく上陸ポイントを探し岸に寄って行く。実は先月の枚方市市長杯あたりから痛みがでてたのでこの日の為に連日整骨院に通ってマッサージを受けていた。ただこの時点ですでに4時間上陸せずに漕いでいたので無理が溜まったのだ。特に風とうねりでリーンを掛け続けたので腰にかなり負担をかけている。犀さんにはえらい迷惑かけてしまった。
 そこから更に1時間ほどあがいてようやく上陸。倒れこむように艇からおりて腰を伸ばす。本当にきつかったです。

(再出発して!岸の近くは荒れている)
 そこから犀さんい電話して無事を報告。なんとゴールの周参見はそこからわずか2kmばかり。もうこんなところまできてたんですね。少し休んで漕いで行く旨を伝え再出発する。
 岸の近くはブーマーだらけでかなり波立っている。ただ波がきつくて困ったのではなく腰が痛くて力が入らなかったので沈する気はしない。この腰痛は1回目より2回目、3回目と休憩後の痛みの間隔が短くなる。次は多分30分ぐらいで電池切れ状態になるだろうから手早く進む。

(ようやくゴールの周参見だ!)
 再出発した浜から小さな岬を越えると穂積島が見えてくる。もうその奥が周参見海岸だ。
 犀さんも心配して途中まで迎えに来てくれる。すいません。本当にご迷惑おかけしました。もう少しなんとかなると軽く考えてました。
 とにかくもう漕がなくていいんだ。さあ車を取りに行こう・・・


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椿から日置を越えて!

2012-08-27 07:04:00 | 海・湖でカヌー

(富田川を出発。前は富田橋)
 富田川をスタートした我々はまず海を目指す。ここらあたりは水も冷たくて気持ちいい。今日は暑くなりそうなので熱中症にも気をつけないと。なんといっても海上は木陰などの日を遮るものがない。
 2kmの川路を下っていよいよ河口が見えてくる。浜辺では2人サーフィンの練習をやっている。確かここの浜辺は急に深くなるから海水浴場にはなってなかったはずだ。
 海に出て一気に水温が高くなる。そういえば黒潮の本流が潮岬から15km南まで接近してたので分流が入ってきてるのだろう。(黒潮は暖流なので暖かいのです)

(海に出てゴキゲンの犀さん)
 海に出るとかなりの向かい風。まあ漕げない事はない。流石にファルトだったら帰ったかもしれないがしばらく様子をみながら漕ぎましょう!
 ただ風や適度なうねりのおかげでいい感じの波があり海だ!という思いが強くいい気分だ。

椿温泉のホテル、海も空も真っ青だ!)
 まずは前方に見える椿温泉のホテルを目指す。向かい風で巡航速度が5km/hぐらいだが案外順調に進む。途中仕掛があるのを慎重に迂回してホテルの前にやってきた。このホテルは白浜からもよく見える所で実際に目の前に来るとやってきたなあという実感がこもる。

(うねりの下から見上げたところ)
 椿を越えると次は日置川の河口だ。ところが順調に行ってたのはここまで。段々2人の差が開きだす。というのも私が犀さんのペースについていけない。ざっと500mは離れただろうか?
 日置川近くになってブーマー(海面に隠れた岩などにうねりや波があたって崩れる波の事)やブレイクする波が増えてくる。危ない箇所では犀さんもペースを落としてくれるのだが離される、待ってもらう、離されるの連続で徐々に疲労が溜まりだす。これはまずい。 続く


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南紀が呼んでいる・・・

2012-08-25 10:21:00 | 海・湖でカヌー
 お盆も終わり久しぶりにプライベートでどこかに漕ぎに行こうと計画する。今年一番行きたいといえばやはり紀南を漕いで大阪から潮岬までを繋げる事。今回は途中まで車でいってファルトを使って電車回送という方向で考える。
 一旦はいつもの相棒の犀さんと共にアルピナ430で紀勢線の始発駅紀伊田辺駅集合と決まったのだがどうも天候が思わしくない。ここの所台風12.13.14号と連続して発生していたので海が少し荒れている。

(黄色い線がまだ繋がっていない箇所)
 ファルトは素晴らしいカヤックだがこと剛性はリジットの方が一歩勝る。今回はちょっと不安があったので前日に急きょ予定を変えてリジットのシーカヤックを使う事に変更。動きがとりやすいように途中で落ち合って前回の続きの紀伊富田駅までいって出ることにする。
 今回の目標は紀伊富田から周参見、できれば見老津まで。まあ回送は電車を使おう。

(海岸沿いに駅も多い紀勢線)
 21日、朝4:50に出発。泉佐野で合流するので阪神高速で合流地点に向かう。夜明け前の阪神高速はガラガラでつい先週のお盆の渋滞がうそのよう。
 これはいつも思う事だが家を出て淀川、天保山水路、大和川、浜寺水路、岸和田港と次々と水辺を通過していくとそこを漕いだ時の事が思い出される。今回もその続きなんだが続きを漕ぐのがなんと遠くになったのだろう。でもこうやっていままで漕いで来た所を見ながら行くのは楽しみでもあるんです。

(港大橋、実は1回漕いで潜ってます。)
 泉佐野で犀さんと合流して南へ。改めて確認すると天気はいいものの風速は5-7mの予報。しかも昨日(20日)には熱帯性低気圧だったものが当日の21日には台風15号になっている。まあいまさら引き返しても仕方がないので現地で状況みて考えましょう。

(艇に合わせてPoint65のTシャツを着てます!)
 紀伊富田に着き出艇場所を探す。前回は漁港に頼んで出させてもらったのだがあれは1月だったし夏は迷惑かな・・ まあ帰ってくるのは電車の予定なので駅からの距離も考えて富田川の河口から2kmほど上流からの出艇とする。海までいってあまりきつかったら歩いてでも戻りましょう!

(ちょっと段差がありますがまあ問題ない)
 今回は私はPoint65のFive-o-Five、犀さんがPrijonのミレニアム。AM8:40 いざ出発! 続く


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お盆は連日淀川体験

2012-08-23 10:53:00 | 大阪でカヌー
 先週は世間はお盆、実はお盆の間は私はほとんど店に出ている。ただ午前中だけは淀川に行く事が多い。今年もほぼ1日おきに淀川にいっていた。

(まずは陸上でのストローク練習)
 今回のお盆は天気が不安定で毎日やきもき。今までなら真夏はちょっとぐらい雨が降ってもまあ濡れたらいいかというぐらい。しかし最近は雨といえばまさに亜熱帯のスコールとでもいうべき豪雨になる。そして落雷。もう連日天気予報見て不明な時は前日の晩に状況説明して当日中止もあることを納得してもらう。もうこればかりはどうしようもない。

(スカイビルをバックに親子で記念写真)
 実は前は海以外ではあまり気圧計をつけていなかったのだが、最近はどのツアーでも気圧計を持っていくようにしている。気休めではあるが急に気圧が落ちた時はやはり要注意だ。
 あと休憩だびに雨雲レーダーを確認。実際、降りだしてからでは間に合わないので早めに雲の動きをチェックすることでコースを修正することができる。

(阪急電車の下はいつきてもいい雰囲気だ。)
 なんといっても淀川はほとんどの人が初めてカヌーに乗る人になる。当然慣れてないので早めに判断しないと大変だ。
 でも淀川はちょっとぐらいの雨でも増水して危険という事は少ない。やはり元々のキャパシティが大きいのはありがたい。これが狭い川だと最近の雨ならほんの1-2時間で1m以上水位が増えたりする。これは怖いよ。

(鉄道ファンにはいい構図だと思いますが・・・)
 まあそんな事を考えながらやってるのですが連日雨は少し降られたものの無事開催。逆に涼しくて漕ぎやすかった。
 しかしつくづく思うが子供は慣れるのが早い。クラゲつついたりしながら元気に漕いでるのをみると嬉しいもんですね。

(海老江の淀川大橋をバックに)
 やはり淀川漕ぐなら昼間がいいです。さあ今週も何日か行きましょうか!


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