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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

コウノタビ 第二回

2018-07-30 07:00:00 | 自己紹介

(校正チェック中)
 7月末、ということは季刊誌KAYAK海を旅する本(1月4月7月10月)の発売日がやってきた。
前回から連載を始めたコウノタビも2回目、なんか2回というだけでちょっと嬉しい。
 今回文中にも書いてあるのだが、大阪という所は海を漕ぐにはいい所で、日本海、瀬戸内海、太平洋、伊勢湾そして琵琶湖と魅力あるフィールドに2~3時間で行く事ができる。
これが東京では日本海は遥かに遠く、瀬戸内海や琵琶湖はない。

 ちなみに4月号は太平洋で、今回は日本海、次は瀬戸内海かな・・・
一応大阪からの日帰り旅という前提なので上に揚げたあたりを順番に掲載していこう。
そして年4回は違うフィールドで回して行こう。
 あと艇なのだが前回も今回もシーカヤックで往復なのだが、別にファルトは駄目という事もない。
ただファルトなら公共交通機関を使ってした旅を載せたいと思うので、コースもいろいろと検討中。 

 今回は入院もあったので、初稿はなんとか6月18日の入院前に送った。
でも最終構成は病院の中、間に合ってよかったです。

 あと余談だが1回、2回に私が使った艇はドイツPrijon(プリヨン)社のマーリン
素材はABS樹脂で珍しいメタリックグリーン、膝部が高く乗り易い。
ABS樹脂なのでFRPほど軽くないが割と丈夫なのがいい。
まあシーカヤックは4艇持っているしファルトもあるので他の艇もおいおい使って行こう。
とにかくKAYAK海を旅する本61号発売中です。

出たり入ったり・・・ 喜びのかけらもない退院

2018-07-28 10:38:00 | 病気の話

(早朝の誰もいない時間に院内を少しでも歩く)
 本日7月28日、またまた一時退院。
 6月18日に入院して9クール、10クールが終了。
しかしどちらも、本来は1クール中に2回抗がん剤を打つはずがあまりの白血球の低下により1回しかうてず。完全に薬で骨髄抑制がされて自分で造り出せてない。
特に2回目は量を減らして打ったにもかかわらずの低下、お手上げです。
 今回の退院も治ったのでなくあまりに数値が悪いので、自宅で一ヶ月ほど回復さしてまた9月ぐらいに再入院して11クール目をうとうという事。
 本来今回の入院は抗がん剤をやって、その先の分子標的薬に行きたい為。
しかし抗がん剤がちゃんと打てず、効かなくなったという結果が出てないので先に進まない。 
変な話だが、抗がん剤で身体が壊されて行ってるのに打ち続けて、効かなくならないと分子標的薬が使えない。
ほんとになんてこった!

 今回は髪の毛もあまり抜けず、見た目が変わらない。
また身体は動くしそれなりに元気に見える。
しかし看護師さんにも言われたが血液の数値がボロボロ・・・インフルエンザなんかがはやったら一発でかかってしまいそう。
 あと日焼けでかぶれたし水ぶくれするので、炎天下はあまり出ないように。
カヤックも2時間ぐらいまでか・・(漕ぎには行きます。せめて少しでもストレス緩和したい。ストレスってほんとに凄いしんどい)
どっちにしろ夏はバシャバシャレベル。
涼しくなると身体が負けにくくなるのでかなり楽。
まあしばらくは自宅です。

(自動販売機にもこういう文字が)
退院して一番辛いのは「退院おめでとう」、「もう大丈夫?」と言われる事。
<退院といっても回復期間が必要でまたすぐ入院します。>
<過去最高に血液の数値が悪化、治療が継続できなくなりました>   といちいち言うのもしんどい。
普通に最近暑いねとかなんかおいしいもの食べたいなあとか行ってくれるのが一番ありがたいが、みんな妙に気にして大丈夫と聞いてくれるのでゴリゴリメンタル削られます。
 でもこれも聞いてほしい時もあるので病人の心理とは複雑なもんです。

(ハローワークと合同でこういう事もやってるんですね)
 ちなみにあと2年ぐらいは生きれるかな?で、それ以降はなんともいえないそうです。
今年の12月で満58歳、目指せ還暦、それ以降はそうなってから考えよう。


*今週同室になった人のためいきと独り言が多くてしんどい。もうどうしても聞こえてしまうんです。癌患者しかいないんだがらみんな苦しいんやけどなあ。でも個室は高いしねえ。  暗い文章すいません。

大海原を越えて!

2018-07-27 10:26:00 | 歴史関連

 今年の3月に平城京跡がリニューアルされた。
かなり見るところが増えたのだが、その時に正面横の道路沿いに復原された遣唐船が設置された。
もちろん中も入れるようになっている。
横を車で走っていても目立つ事、そこでちょっと見に行く事にしました!

(舵です)
 正面の横に浅い池を作って遣唐船が見える。
もちろん浮いてるわけではなく置いてるだけ。
それでも水の上にあるので雰囲気がいい。
 この池でちょっとカヤック浮べて写真撮りたいな・・・と思ったけど、きっちり立ち入り禁止の看板が出ている。
流石にそれを無視してやるのは良識ある社会人?の私には無理。
まあ仕方がないね。

(アウトリガーになるのかな?)
 まずは外側から見ると船尾の舵が目につく。
舵(ラダー)はかなり水圧がかかる部分、強度は大丈夫なのだろうか?
 あと両側に竹をまとめたものがくくってある。
これはアウトリガーかな?
船体が傾いた時にこれで復原力が出るようにしてるのだろうか?
やはり現在の船に通じる所も多い。

 いよいよ中に入る。
入口に当時の航路が掲げてある。
日本海からと沖縄から、あと対馬ルートか。
6月にいった福井県の東尋坊の南、三国湊も外国船がきていた所。
しかしこの時代の測量技術、航海技術では本当に命がけの旅だろう。

 中はそれなrの広さ、でもこれで30人が生活すると思うときつい。ましてや貴族が部屋は占領してるはずだし、水夫は本当に劣悪な条件ではなかったのかとか考えてしまう。

 この時代の船と現在のGPSとか使ったカヤックとではどちらが安全に行けるのだろう?
カヤックで外洋行く人が、寝る時にマットを膨らまして上半身を預けて寝てるという話を聞いた事がある。
実は自分でも行けるのかなと考えていた時があるんです。
佐賀~壱岐~対馬ルートか、それとも鹿児島~屋久島~沖縄~与那国ルートか?
まあ壱岐ー対馬かなと思っていた。
韓国まではともかく壱岐、対馬はどうかなとか夢想するのも楽しかった。
そもそも私の持っているタンデムシーカヤックのK2スポーツは隠岐の島に行けるかなと思って買ったもの。
ただ現実としてこれだけ入退院の繰り返しでは回りに迷惑かけるだけなんですけどね。
でも12~14年前はかなり真面目に考えてました。
今、遣唐船を見ながら・・・思いは大海原ですね。

橋の上からは・・・怖いです。

2018-07-25 05:00:00 | 川でカヌー

日本最大の木造の橋である木津川の流れ橋。
昨年の台風で流されてなくなっていたものの先月再建。
やはり木道というのは独特の雰囲気があっていいものですね。

 折角パックラフトを担いできたのでと私とアニキは交互に艇を浮かべる。
本当は木津川の本流までいって漕ごうというつもりだったが、歩くのが面倒になって手前の流れでいいかということになる。

 実は私がパックラフトでアチコチ漕いでいる時に、なんのパドルを使っているかで本気度がわかるのです。
ちゃんと漕がないとなと思っている時はダブルブレード、浮くだけの時はシングルブレードでひどい時は釣りの時にちょっと寄せるようのパドル。
 今回はダブルブレードなのではじめはちゃんと本流を漕ぐ気でした。
まあ暑いんで少しでも歩くのを減らしたかったからですね。

 二人で交互に浮いた後。空気を入れたまま持って上がる。
そして橋の手前で記念撮影しようかと思った時、突如アニキが無茶ぶりをしてきた!

 「河野さん、橋の上から飛び込みましょう!」
もちろん本当にはやらない。
でもせめてポーズだけはやってみようかな・・・
それが上の怪しい写真です。

(卵かけご飯用の卵とお醤油)
 楽しく?浮いて車を止めてあるやわた流れ橋交流プラザへと戻る。
そこでまずは直売所へ。
そこには卵かけご飯用の卵とお醤油がうっていた。
アニキは面白がって早速購入、美味しそうですね。

 そしてそこでちょうど昼時だったので八幡屋さんのランチビュッフェを食べることに。
結構品目も多くかなり満足。
京野菜もいっぱい使ってました。
 こうして流れ橋見学は無事修了、食事がてらまた来てもいいな!

流されても流されても・・・

2018-07-23 05:06:00 | 川でカヌー

 木津川の八幡市に上津屋橋、通称流れ橋という橋がある。
現在日本最大の木造の橋で、我々の世代だと「暴れん坊将軍」の確かオープニングで出て来た橋だ。
この橋は流れ橋という名の通り、増水すると固定されてない橋板と橋桁が浮いて、橋脚に繋がれたワイヤーで流されずに残るという構造になっている。
この流れ橋は昨年の台風で流されてたのだが、今年の6月に再建したという話を聞いた。
どうやら先日の大雨でも大丈夫だったみたいで、それなら一度見に行こうということになりアニキと一緒にやってきた。

(交流プラザから流れ橋への案内板)
 流れ橋の近くには八幡流れ橋交流プラザという所があり、駐車場、お風呂、宿泊施設、お食事処、農産物直売所などがある。
そこから流れ橋は約200m、そこでまずは駐車場に車を留めて背中にはパックラフトセットを担いで橋へ向かう。

(橋の手前は浜茶の茶畑が広がっている)
 ぶらぶらと周りを見ながら歩いて行くとすぐに木津川に出る。
やはり木の橋なので目立っている。
もう少し近づいてみよう。

 橋の上のワイヤーがなければ、江戸時代の橋といっても十分通用する。
画像処理で消せなくはないか?
ただ橋の上が殺風景なので橋は渡らずに河原へ降りて行く。

 河原に降りて下から橋を見る。
やはりこの橋は下から見た方がいい。
前は全部木造だったのが、今は橋脚にパイプがあるのが残念といえば残念か?
しかし流されて再建と簡単に言えるが、お金もかかるし大変なので、より強く補強も自然の流れと言えようか。

(細い流れを見てアニキの足がとまる)
 さて折角パックラフトも担いできたのでちょっとは浮べようとテクテク歩く。
しかし本流は対岸側で更に200mほど歩かないといけない。
そう思っていたら細い流れは見えて来た。
水深はギリギリ30cmほど。
これで十分でしょう!

 そこで橋の下の日陰に入って艇を膨らます。
いつもはツアーで通過ばかりだが、ゆっくりここで膨らませてというのはちょっと嬉しい。
準備が出来たのでカヤッカーらしく浮べてみますか!