goo blog サービス終了のお知らせ 

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

新童子橋下の戦い 漕行編

2020-06-07 06:45:00 | 川でカヌー

 さてたった一つの瀬のダウンリバー、あっという間に終わったのだがあとから見ると色々とやってる。
ただ記憶はあまりなく、勝手に身体が反応してくれてる。
写真に沿って説明します。
まずは1枚目の写真は無難にスタート。

 ところが2枚目では左手をパドルから離している。
これは左手側の岩に乗り上げて、前が止まった事で後ろ向きになってるのをなんとか立て直そうと必死。

 3枚目では、2枚目の直後に右ブレードでリバースを入れ一旦立て直しにいってる。グルっと1シュウ回ったので右手のブレードが下流側に来ている。
これでなんとか立て直しに成功、後は普通に下流向いて下るだけ。

 ここは無難に落ちてるだけ、一番平和な箇所です。
ただ落ちて右側が壁、左側がこの先の瀬への入り口なので右を狙いすぎて失敗!

 ここでは右の壁に当たって跳ね返され左側へ。
左へ落ちると危険なので慌わてて飛び降りエスケープ。
まあなんとか無事に終わりました。
 たった一つの瀬でも進行癌でフラフラしてる私が行けたのは大きいんです。

 ただこの後は酷かった。
壁面が濡れてツルツルするし上がれない。
意を決して力を振り絞りNMさんにも引っ張ってもらいながらなんとか這い上がる。
その後は力尽きて車の中でグッタリ。
 NMさんはもっとも私の体調の事を理解してくれていて止めるだけでなくこうやって肩も押してくれるのでもう感謝しかない。
たった一つの瀬、されど一つの瀬、満足です。


新童子橋下の戦い 葛藤編

2020-06-05 07:55:00 | 川でカヌー

(中空にかかる新童子橋、この下がゴルジュ地帯)
 池でほっこりしたものの行きに見たゴルジュ地帯が頭から離れない。
意を決して見に行って見る。
これは---------キツいな。

 一応私も急流はそれなりに漕いでる。
二瀬川渓谷はそんなに水量が豊富には見えない。
行った前日は一日中雨が降って道路もまだ濡れている。
目の前には一部を除き漕げそうな水量。(後で聞いたら普段は漕げる水量ないそうです。)
これは天啓なんだろうな。

 車にはパックラフトにヘルメットにPFD、パドルパドリングジャケット。
それ偶然ドライパンツ、20mロープ、3mロープ、ウォーターシューズ。
ロープなんかが入ってたのはお散歩カヤックで乾かして面倒なので車に掘り込んでたから。

 行くとなったらどう行くかだ。
同行のNMさんに先に行ってもらおうと思ったら、そもそも装備何も持って来てないと。
そらその予定だったしなあ。
 それに川もそうだがそこに降りるのも道もな困難
体力の落ちた私にはそのほうがきついかも。

(さあ行くかな。)
 改めて川を見る。
連続して下るのは無理だが一つの瀬だけなら行けなくはないだろう。
ヨシッ、一つだけ瀬を降りよう。
それ以上は無理だろう。
そしてこれはという瀬を決める。
決めたら後は行くだけやな。

(降りるのが大変)
 まずは川に降りる。
降りるだけでゼイゼイ息が切れる。
わかってたここなので息を整えよう。
そして少しでもデーターが欲しいのでパックラフトにロープを付けて流してみる。

(まずはロープをつけて流してみる)
 一応瀬をの下で次の落ち込みに行かず止まっている。
なんとか行けるかな?
ただ一つの瀬といえ油断は禁物、流されて次に行ってしまったらかなり危険。
でも楽しい。
さあ行くか、たった一つの瀬のダウンリバーへ。

大江山の酒呑童子

2020-06-03 03:12:00 | 川でカヌー

(至るところに鬼のモニュメントが立っている。)
 福知山の少し日本海よりに大江山がある。
知る人ぞ知る鬼退治、酒呑童子の伝説のあるところ。
源頼光とその配下の四天王の渡辺綱、卜部季武、碓井貞光、坂田金時をつれ酒呑童子へ挑んだ場所だ。
ここに前から行って見たかったんです。
そしてたまたま舞鶴に写真を撮りに行こうと走ってた時に、大江山という地名を見て思わず行ってみました。

(平成の鬼の瓦、日本の鬼交流博物館の横にあり)
 酒呑童子の里の方に上がって行くと至るところに鬼のモニュメントが見られる。
これは思ったより凄い、テンションが上がる。
一応目的地は日本の鬼の交流博物館、あと巨大な鬼瓦だ。
写真では見ていたのだがやはり実物を見てみたい!

(下から見上げる。凄い迫力だ。)
 日本の鬼交流博物館の方へ上がっていくと道路沿いに川がある新童子橋という橋のしたなどゴルジュ地帯。
凄いなと川も見ながら上がって行き博物館につくも休館。
これは残念、土産物屋さんなんかも閉まってました(行ったのは5月後半です。)
まあ大鬼の瓦見れただけでも満足、機会があったら改めてこよう。
ちなみにこの大鬼瓦は全国の鬼師が130の部品に分けて作成、ここで組み上げたそうです。
魂が入ってますよ!

 大鬼瓦を堪能して更に先に進む。
なんでも千丈ヶ滝をいうのがあるのでそれを見に行こうというつもり。
滝は案外すぐに見つかり入川道もある。
車も停めて置けるので行ってみるとまあなんとも凄い。
岩がゴツゴツしてかなりの迫力。
これはいったら死ぬなあと早々に引き揚げる。

(下から見上げた千丈ヶ滝、とてもいけそうにない)
 お目当ては滝の上の池でその名も千丈池。
いくら漕ぐつもりがなく艇も積んでないと言ってもそれはリジット艇の話。
パックラフトは車の標準装備ですね。

(滝の上の千丈池、ここは一転穏やかなところ)
 パドル、PFDもあるので素早く準備。
人もいないしなんとも深山幽谷といった佇まいは、昔ここに鬼が棲んでいたのかと思うとグッとくるものがある。
 早速池の上へ。
水も綺麗だ。
これはいい場所ですね。

(水が流れ出てる所のすぐ先が千丈ヶ滝)
 あとはこれで満足して帰るかどうか。
来る途中の渓流もきにはなる。
車の中を見たらヘルメットや20mロープなんかも入っている。
ロープやヘルメットとかは標準装備でないのである時とない時があるんだけどなあ。
ともかく行ってみよう。
では行き先は新童子橋だ!



※6月14日の日曜日に予定してました木津川笠置ですが、現在の体調からみてもとてもいける状態ではなく中止します。


和知、道の駅 和の裏の関西ワイルド会場で初練習

2020-03-22 06:50:00 | 川でカヌー

 いよいよ毎年出場している関西ワイルドウォーター選手権兼大阪府国体代表選考会が近づいて来た。
今年は4月19日なのでもうすぐだ。
 なんとか月2回は漕ぐようにしているが、治験の抗がん剤がはじまりつい漕げてない日々。
まあどんな理由があるにせよ当日沈せず速く漕げたら勝てるし遅いと負ける。
でも漕いどかないと怖いんです。

 それでもまだ静水は漕いでるが流水はまったく漕いでない。
もう一ヶ月しかないのにこれはまずい。
そこで笠置でも行こうかと思ったがどうせなら試合のある由良川の和知で練習しようという気になる。うちから笠置も和知も1時間半ぐらい、ただし和知は高速代が4000円ほどかかりますが・・・
 いざ行こうと決めたのにその日は朝から雨、めげそうになるも昼からは晴れの予報なので昼を食べてから家をでる。
しかし現地についてもポツリポツリと小雨は降ってるし気温が7度。
おまけに風もあって結構寒い。
まあここまできたのでともかく漕ごう!

(ここでこの岩を避けきれずにみんな沈してしまう)
 いつも一人で来たら前半の真ん中岩の瀬で練習して何本か通しでタイムを計る。
ただ思ったより寒いので風邪引きたくないし半分ほどを漕ぐ事にする。

 苦手な真ん中岩に瀬を何回か漕ぐ。
一度真ん中で引っ掛かりそうになるがなんとか沈はま逃れる。
あとは橋をこえてその下であがり担いでまた真ん中岩の瀬へ。
 やはり何度か漕ぐと少しましになってきた。

 そのうち風がきつくなって飛沫で濡れた身体が冷えて来たので終了。
結局1時間ちょいでした。
上がって着替えて熱をはかると(体温計持ち歩いてます)37度、これはいけないとヒーターかけて帰宅。
幸いにも家に帰ると36・5度、ほっとしました。
どうしても川は飛沫がかかるし身体が冷えますね。
まっ今年が50代最後のレース、無理ない範囲で出来る事やりましょう!


道の駅 和 URL

宇治川へ練習に行こうか。

2020-03-02 04:32:00 | 川でカヌー

 特に約束もない日曜日、どこかでワイルドウォーターの練習をしようと思い久々に宇治川に行く事にする。
淀川と違い多少なりとも瀬があるのでちょっと違った感じを練習出来る。
上から下っているのではなくて車を止めて所から漕ぎ上がって下ってくる。
これなら移動もないしすぐ疲れたら戻ってこれるので普段の淀川と同じような流れだ。

 スタート場所は第二京阪の高架下。
車を止めれて河原に降りれるのがありがたい。
パッと見た感じ思ったより流れている。
 早速上流に向かって漕ぎだすが結構しんどい。
まあこれも練習練習・・・

(近鉄京都線の高架)
 中書島、三栖閘門、近鉄京都線と越えていく。
体幹をしっかりさせて漕ぐのを心がけて漕いで行く。
漕ぎ上がりなのでしっかり漕がないと進まない。
ようやく京阪電車の観月橋駅の前までやってきた。
駅前の橋の下はちょっとした瀬になっている。
ここを漕いで上がろうとしたが失敗、流れが速い。

(京阪・観月橋駅前、瀬になっている)
 そこでその瀬で練習する。
波はそれなりだがボイルが多く振られるのでしっかりと漕ごう。
 出来るだけ上まで上がって瀬に入る。
悪い癖のパドルの引きすぎて腰の後ろまで漕いでしまっている。
4本目ぐらいからちょっとましになってきた。
これはもっと流水漕がないと駄目ですね。
次は和知の試合があるコース行こうかな。

 何本か上がってはストリームインを繰り返し、最後はそのまま下っていく。
片道1.6kmなのですぐに元の場所に到着。
練習不足ですね。
試合は4月19日、もう一ヶ月半しかない。

 しかし試合出れるかなあ。
昨年はレースの6日前に緊急手術でドクターストップ、今年もこのままでいけば試合の日は白血球が減少する週。
まあ試合に出れる事を信じて練習するしかないか。
50代最後の挑戦、出れますように・・・