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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

無事往復!最後はみんなで初詣

2018-01-31 05:51:00 | 海・湖でカヌー

 中の瀬戸を通りすぎ、あとはスタート地点に戻るだけ。
加太と友が島の間も航路があるので油断はできない。
ただ狭隘部ではなく広い所なので避けやすい。
中の瀬戸から淡嶋神社は南方向に進むことになる。
ちょうど潮が変わり南流になっているので比較的楽に漕げる・・・というかこれを考えて計画組んでる。

(念願の淡路島往復を終え喜ぶ泉州の住人asobimanさん)
 少しゴールより南に流されてしまったが、ちゃんと戻ってゴール!
時間は13時50分ぐらい。
今回は本当に計画通り行きました。
瀬戸で大型船で動けなくなり、海峡の真ん中で通過待ちなんていうこともあるんです。
私は海峡の真ん中で20分以上待ったこともある。
こういうふうにうまく行く方が珍しいが、うまくいって大満足です!

<今回のコース>
始めて紀淡海峡を行って14年、最後に行って12年、そしてはじめてソロ艇で行って思った事、やっぱり淡路島はいいわ!
まっとはいうものの当分は行かないと思います。
そうちょうくちょく行く所ではないですね。


 漕ぎ終わってせっかくなので淡嶋神社にお参りしようという事になった。
実は3人ともこれが初詣。
車を駐車場から出すと料金がかかるので、先に着替えてカートで運ぶ事にする。
カートはいつも車に積みっぱなしです。

 まずは鳥居の前で記念撮影。
それからは駐車場まで転がして行く。
シーカヤックも転がすと楽に運べる。
こういうのもまたいいもんだ。
そしてカヤックを車に積んでから再び淡嶋神社へ。

(人形供養で有名な淡嶋神社
 淡嶋神社は人形供養で有名なところ。
境内には人形がいっぱいだ。
前はおもちゃ屋だった私も市松人形やひな人形は懐かしい。
ひな人形のねり頭やら本ねりやら覚えたよなあ。
そういえばここのひね人形は京風飾りをしていた。
やはり関西だからかな?

(市松人形、下は花嫁人形)

(ダルマと干支の置物)

(まねき猫)

(こっちはタヌキ・・・)
 ひな人形以外にもいろんな人形がある。干支、七福神、福助、熊、猫、タヌキ等々。
こんなにいろいろあるとは知らなかった。
奥まで入ったのも始めてだしね。

(門前の店で食べたしらす丼)
 最後は門前でしらす丼を食べる。
これは満足したasobimanさんがご馳走してくれました。
ありがとうございます。
いやいい一日だった。
近くて遠い淡路島、いい所です。

ボ・ボ・ボ・ボラって怖い?

2018-01-29 06:31:00 | 海・湖でカヌー

 和歌山加太の淡嶋神社から紀淡海峡を通って淡路島に渡り、再び紀淡海峡を通って友が島まで戻ってきた。
もう友が島沿いには大型船は来ないので一気に気が楽になる。
とはいうものの油断はしないようにと島の北側を通っていく。
ところどころに漁船がいてる。
行き程ではないがそれでも数十隻はいる。
そんな船の後ろにカモメがたかっていた。
なにかエサになるようなものをまいてるのかな?
カヤックが近寄るとカモメはいなくなり、後に茶色?いものが浮いてる。

 ゴミかなと思っていたらどうも蠢いている・・・
えっボラ?
なんとボラの大群。
その時は近寄ったら居なくなったがまたすぐ前に同じような群れ。ゆっくり近づくと逃げないでこちらに向かって口をあけている。

 何百匹いるんだろう。
前に港の温排水の所には大群いてたのだが、こんな島の近くにも大群がいるんだ・・・

(アップにしてみました)
 みんなこっちみて口あけてるのがなんとも不気味。
こういう事があるんですねえ。
いや貴重な経験でした。

 その後は中の瀬戸めざして進む。
思ったより波がある。
まあ焦るほどではないな。
そして中の瀬戸の手前で転流の時間になる。
まあ予定通り。
中の瀬戸は流れが早いので逆潮では辛い。

(中の瀬戸を望む)
 いよいよ中の瀬戸に突入。
潮が止まってるので全体に揺れているが問題ない。
漁船に注意して瀬戸を進む。
ここまで来ると和歌山の沿岸が見えてくる。

(中の瀬戸、独特の波形)
 無事中の瀬戸を通過して地の島側へ抜ける。
さああとは最後の加太の瀬戸を通って帰るだけだ!

15分の幸運、そして北行き航路での油断

2018-01-27 06:38:00 | 海・湖でカヌー

(淡路島について珈琲を一杯!)
 紀淡海峡の北行き航路、南行き航路と大型船の航路を通過し一安心、あとは上陸するだけと意気揚々と漕いで行く。
ただ帰りも北への流れなので、流される事も考えて上陸地点は少し南寄りにしたい。
そこで浜が近くなると斜め南に進路を変える。
するとそれまで時速6~7km/hだったのが4km/h台に失速。
やはり潮に逆らうとしんどいですね。
まあそれでも無事淡路島に上陸。
私以外の二人は紀淡海峡を渡ったのは初めてなのでそれなりに嬉しそう・・・まだ帰路があるので喜びきれない部分はあるのです。

(友が島を指差し喜ぶasobimanさん、しかし視界が悪い・・・)
 淡嶋神社前から淡路島まで2時間をちょっときったぐらい。
予定では12時ぐらいまでのんびりして潮が緩くなり出してから帰るつもり。
そして珈琲で乾杯して軽く行動食を食べていると風が少し出て来た。
うーん、これは早めに帰ろうかなと予定を早めて11時45分に帰路をスタートする。

(11時45分 ここまで11.1km)
 帰りの紀淡海峡では淡路島寄りの南行き航路はまったく船がおらず。
これはラッキーだ。
そして海峡の真ん中を越えて友が島寄りの北行き航路に近づく。
するとかなりの大型船がこちらに来ている。
たままだ我々が航路まで遠いのでこれはあっさり前を通過していく。

(まずは北行きで先に通り過ぎた)
 ペースを変えず漕いで行くとその後に何隻か続いている。
ただラッキーな事にもう神戸方面航路は通り過ぎたあと。
これは15分早く出発した甲斐があったね。
正直行きのようにダッシュや海峡真ん中で待ちを覚悟していたので、普通のペースで漕いでるだけで全部やりすごせた。
ありがたいことだ。

(後ろを通る大型船)
 ただ始めに書いてたのだが、北行きはより友が島寄りの大阪方面と少し真ん中よりの神戸方面がある。
通り過ぎたのは神戸方面。
ここで私以外の二人は航路は終わったと油断して確認してなかった。
 帰路は潮に乗せるために少しだけ北向き、まあ西北西ぐらいに進んでいる。
友が島の北側に入るルートだ。
これにたいして南から来る船は時計の4時ぐらいの方向から来るので見えにくい。
気にして定期的に確認してた私は気が付いていたので軽く注意を促す。
気合いを入れる意味もあって軽くダッシュ。
まあダッシュしなくてもいけたとおもうけど気が抜けてる時は緩い引き波でも怖いので安全な所まで逃げ込んだ。
こういうのも慣れですね。

(沖ノ島に戻ってきた!)
 そしてついに沖ノ島に到着!
無事紀淡海峡を往復できた。
 今回、友が島には上陸はしない。
あくまで和歌山から淡路島で、途中友が島の島影を利用したという感じ。
さあしばらくは島沿いだ。
油断はしないものの景色も楽しみながら行きましょう!

まずは沖ノ島、そして紀淡海峡に突入

2018-01-25 05:36:00 | 海・湖でカヌー

(釣り船がいっぱい!)
 淡嶋神社前をスタートして直接沖ノ島の西端を目指して漕いで行く。
前方に見えるのは海面いっぱいに広がる漁船。
何十隻という単位ではなく3桁はいてそうだ。
NMさん、asobimanさんもちょっと引き気味。
正直この漁船の群れを抜けると思うと気が滅入る。

 しかしここはポジティブに考えてみる。
漁船が多いエリアには貨物船などはこない。
また密集してる漁船は移動する時は有視界での移動となる。
ポツンとしかいない漁船は魚探を見ながらで周りを見ないで移動する事が多い。
当然そういう時はカヤックなど見てないし非常に危険だ。

 そういうわけで私的にはこういう密集の方が気楽に漕げる。
近づきすぎず離れすぎず、ただ常に気持ちは船が避けてくれるなど考えず、向こうはこっちをまったく見ていなくて撥ねに来るぐらいの気持ちで通過する。

 潮自体は北に流れているので自然に右に右に振られる。
まあそこまできつくはないので修正しながら漕ぐ。
風もなくかなり暑い。
1月で気温13℃だと服装が悩ましい。
あと島の切れめの中の瀬戸の横ではやはり流れが抜けているので少し波がある。
紀淡海峡は遮るものがないので気をつけないと!

(潮流エリアとの境目がクッキリ)
 そして沖ノ島の西の端までたどり着く。
目の前には淡路島が見える。
さあいよいよ紀淡海峡に突入だ。
紀淡海峡での注意点だが、南行航路(淡路側)は1本のルートだが北行航路(友が島側)は友が島寄りの大阪方面ルートともう少し真ん中寄りの神戸方面ルートで分かれている。
抜けたと思ってもまた来るという事があるので要注意だ。

(潮流エリアに入る)
 そしてくっきり波が変わる所に来た。
潮流エリアだ。
エリアに入った途端三角波に囲まれる。
漕ぎにくいがここを抜けて行くしかない。

(前に大型船が見える)
 まず前を大型船が通過していく。
北行きで多分神戸方面。
その軌跡を目の中に刻みつけて漕いで行く。
波が立っている潮流エリアは島から離れると徐々に波が小さくなる。
まあ日によっては真ん中の方がきついのだが、そこは潮を見て考えている。

(無事通過、緊張した。)
 北行き航路を越えて紀淡海峡の真ん中にたどり着く。
これで左(南)からは船が来ない。
しかし南行きの船が近づいてきた。
どうもこれは近そうだ。
南行きは逆潮になるので貨物船といえど北行よりスピードは落ちる。
そのせいかなかなか近寄ってこなく距離感が読みにくい。
待つのか?行くのか?
 その時船の船首が少し左へ向く。
これはダッシュだ。
そして必死で3艇で適度な間隔をたもったままダッシュする。
そしてようやく船首の右側が見えて来た。
フゥ~なんとか通過だ、上の写真は振りかえって撮ったものです。
 さあこれで北行、南行き航路を漕ぎ抜けた。
いよいよ淡路島に上陸だ!




<ここまでのルート>

さあ、淡路島に渡ってみよう!

2018-01-23 05:40:00 | 海・湖でカヌー

加太漁港のタイムス駐車場
 大阪の泉州で海辺にでるとすぐ向こうに淡路島が見える。
私がシーカヤックに乗り始めた時からこの淡路島はずっと憧れだった。
距離的には大したことはない。和歌山の加太あたりからだと片道約10km。
しかし潮流もきつく大型船の航路を横切る事になるので簡単にはいけない。

(出艇は淡嶋神社の前の浜辺)
 私にとってこの淡路島に行く事が、上のステージへの入口だった。
ここを行った事で自信がつき、このあと色んな所に行く事ができたと言える。
 始めて淡路島に行ったのはH16年4月30日に紀淡海峡でなんとレク艇のパムリコの二人乗りでの渡航(同乗者はミーミパパさん)。スプレースカートはなし。
次が同じ紀淡海峡でH18年1月17日、ノア500で同乗者は犀さん。
紀淡海峡はここまでであとは明石海峡(ノア500・同乗者オヤジさん)と鳴門海峡(同じくノア500・同乗者オヤジさん)。
このうち2回は往復、2回は片道ツアー、そして4回ともタンデムなのでソロ艇で行った事がない。
出来ればいつか行ってみたいものだと思っていたらちょうど友が島に行こうかと思ってた日のコンディションがいい。
これは淡路島に渡るチャンスと思い、潮流を考えての渡航計画を検討する。
流石に潮目を無視して行っても流されるだけだ。

(淡嶋神社前のスタート地点)
 この日は中潮で月齢は3日。
ちょうど大潮が終って二日目になる。
5:42が転流でそこから北流、9:40が最大潮流3ノットで13:15が再び転流、そこからは南流になる。
今回のスタートは加太:淡嶋神社の前の浜。
そこから北流に乗りながら友が島の南側を通って西端へ。
やや北に流されながら紀淡海峡を渡り淡路島へ。
島についたら岸沿いに南下して再びやや北に流されながら友が島へ戻り、潮の裏になる島の北側で中の瀬戸まで移動。
ちょうど潮止まりを狙って中の瀬戸を抜けて、今度は南流に乗って淡嶋神社前に帰還という感じだ。
北流が長いのでちょっとやりにくいが、うまく友が島の島裏で潮流を避けながら行こう。
片道が大体2時間なのでスタートは9:30~10:00の間。
あまり早いとかえって帰路が漕ぎにくい。
淡路島から戻りで漕ぎだすのは12時ぐらいか。
あとは漕ぎながら修正する。

(右の後ろの屋根が淡嶋神社の社)
 メンバーは3人、私がPrijonマーリン、NMさんがRAPTORKAYAKSサンダーバード、asobimanさんがWATERFIELDシメスタ。
まずは淡嶋神社前に集合、艇を浜に下ろす。
すぐ横に淡嶋神社の駐車場があるが、ここは参拝者用だし迷惑をかけるので少し離れたTimesの駐車場に車を停めに行く。(前に淡嶋神社の駐車場の人に聞いた事あるのですが、ずっと停めるのはやめてくれと言われてます)

(前に見えるのは友が島、左奥の淡路島はかすんでちゃんと見えない)
 天気予報では明け方に風速6mほどの予報だったがほぼ無風。
気温は13℃でなかなか快適、ただ視界が悪く10km先の淡路島が見えない。
前日にPM2・5が出ると言ってたのでその影響か?
とにかく準備OK、スタートは9時37分、予定通りだ。
では淡路島めざして行きますか!

註;やや北に流されてですが、友が島から淡路島までその時間は南から北への流れなので、斜め北に進路がなるように漕いで行くと潮に乗って速いです。これが逆に潮に逆らって斜め南へ漕ぐと、時速にして2~5km/hほど差が出てきます。