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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

新カヤックコウノトリへ!

2016-03-02 08:44:00 | お店のお話

(黄色い壁が目印!)
 国道2号線を大阪市から尼崎市に入って1.1kmで東長洲の交差点に出る。そこを右のJR尼崎駅方面へ曲がり二つ目の角の一府通行を左折、150mほどで左手に黄色い壁のサンワハイムというビルが見えてくる。その1階が新しいkayak kono-toriだ。

 カヤックが並んである私にとっては懐かしい風景。ATCの店を辞めて2ヶ月ちょいか。なんかずっと昔のようだ。特に今年はずっと病院で点滴うつか、血液の数値があがるのを我慢して待つかだしね・・やっぱり変化のない生活は長く感じます。

(オーナーの中岡さん)
 店内はシーカヤック、ファルト、リバーカヤックなどは前とかわらないが、シットオンが増えた。元々釣りをしない私に変わって前の店でもシットオンを売ってたのは中岡さんだしね。やはりオーナー変わると雰囲気もかわります。

 そんな時見慣れないものが目に入る。なんと木製ハンドパドル!定価32000円が○○○○円!シャフトを持って上のマジックベルトをアームで止める。これはいいなあ。木製なので軽いし、シーカヤックはともかく、リバーカヤックならこれをスターンにほり込んどけばパドルを流してもなんとか漕げる。シットオンなら竿を持ったまま片手で横移動ができるしね。それになんといっても闇漕ぎ用に池や公園で目立たない!(ここ重要)

(早速装着してみました!なんとなく仮面ライダー気分)
 残りはあと3本しかないとの事。すぐに1本買いました。これはいいわ・・ええもん買えたわ。なんか得した気分。まあ池用はともかく、片手で漕げるパドルはほとんどないんですよ。釣りしながらの小刻み横移動には必須です!しかしマニアックなもん仕入れてますね。ジュニア用リバーパドルもいっぱい入ってたしね。まっこの調子で頑張ってください!


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残り2日、最後の土日!

2015-12-19 07:38:00 | お店のお話
 さていよいよ営業日は残り二日となった。ここからはかなりあわただしくなっていく。カヌーに限らずお店というのは気軽にいけるし、ちょっと聞きたいことなんかあると便利だとおもう。やはりネットと生きた人間の話とは違うはず。元からサービス業をずっとやってきて人とかかわってきたので、そこにはけっこうこだわりがあった。それもあと2日だ。

 ところで店をやっているといろいろお役所関係に届けだしたりしないといけない閉店するとそれに関する届け出とかがあるのだが、今年はカレンダーの関係で12/28~1/3が休みという所が多い。とはいうものの26日、27日は土日、私の入院は1/4なのでお役所まわれるのは実質21~25日しかない。

 でも撤去作業が・・・そこで廃業届とかは事情を説明すると、住吉税務署さんも早めに受理しますとのことなのでいってきました。また労働基準監督署は労災関係が最終日まであったら駄目なので処理は受理できないけれど、先にできるところまで書類を仕上げておいて郵送でいいですよといってくれたのでついでに寄りました。

 12月は暇なのかどちらもすいていて、係員が丁寧に対応してくれて感謝です。まあ廃業理由が癌の再発で、長期の抗がん剤治療なのでなんともしようがないですしね。
 これでなんとか目処がたってきた。あとは確定申告と消費税。そこで12月中には確定申告の書類をあげて、(もう11月末で一端締めてそこまでのはできてます)税理士さんにお願いします。

 店の中も商品以外で次の店舗で使うもの、廃棄するもの・・
 さてここで次の店に関するお話。私のKAYAK kono-toriは明日でおしまい、完全に廃業します。このあとのことは今のところ何も決まってません。とにかく夏ぐらいまでかかる抗がん剤治療をしてから、その時の身体の状況で考えます。
 ただうちのスタッフの中岡さんが自分でやってみる、店名もそのまま使いたいとの事ですので新たな店舗として来年開業します。HPやメールもそのまま使うとのことです。良かったらこちらのページをいいねしていただけたら、随時情報が入ります。
新しいkayak kono-toriの紹介のURL(2016/1/16 OPEN)

 明日20日は最後にATC海側のイルカの噴水池でカヌーの試乗というか撮影をします。予約は不要、飛沫がかかってよければ艇・パドル・PFDもこちらで用意してます。最後は二人とも揃ってお待ちしてますので、良かったらおいでください。時間は11時から13時までです。
 ではあと2日、張り切って行きましょう!



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5分割!担げるシーカヤック

2015-11-29 10:47:00 | お店のお話

(シメスタ入ってきました!)
 海を漕ぐシーカヤックの場合、ある程度の長さがないと漕ぎにくい。スピードが出ないというのもあるし、うねりを越えるのに長さがほしいというのもあります。しかし当然ながら長くなると運搬や保管には不便。車も軽自動車では積載オーバーになったりするんです(経験済み)。そこでファルトを使うのですが、やはりファルトがいい場所とリジットがいい場所があります。
 先日、紀伊大島にいったときはリジットでいったのですが、その横の潮岬にはファルトで言ってます。やはりファルトだときついんですね。この素材の差による剛性や操作性自体はどうしても壁があります。

(これに5mのシメスタがすべて入っている!)
 そんな時、一昨年に国産の人気メーカーのウォーターフィールドさんが5分割を試作、販売を開始した。かねてより一度実物を見てみたいと思っていたら今年7月にうちにも注文が入り、先日入荷したという事です。

(小さいほうのザックには4番目だけがはいっている)
 さっそくワクワクしながら開梱!あっこのザックはオプション品です。カメラバックのように周りにクッションがつめてあります。やはりあると便利ですね。
 まず小さいほうには4番目のボディーだけが入ってます。後ろは前に比べて高さが低いので中に入っているのはラダーだけ。逆にいえばここにPFDや4分割パドルも入れれますね。

(シートは外れるようになっている)
 そして大きいほう、当然一番大きいのはコクピット、前から3番目の部分。本体のシートが取り外してネジ留めになってます。そらそうです。これがないと出し入れできません。

 そして右側からまず2番を取り出すと・・・

 1番が入っていて、ベルトと紐で押さえるようになっています。成る程!こうやって収納するのか!

 取り出した2番のなかから更に5番がでてくる!やはり2番は深いので、キールをあわせるようにしてうまく5番を出し入れできます。いやほんとによくできています!

 結局小ザックに4番、大ザックに3番の中に1番、2番、更に2番の中に5番という順番です。
 これで飛行機やフェリーに乗れますからね。値段は高いですが、私もシーカヤックとファルトを持って使い分けてる事考えたら、1艇ですべてまかなえるのはありでしょうか。
 最後にこういう艇が入ってきて実物みれて良かったです!



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大阪を載せてください!

2015-11-18 10:44:00 | お店のお話

(カヌーライフ44号 2004年春号 11年前のです。)
 前回のカヌーワールドに続いて雑誌の話をもう1回!現在、雑誌は海専門誌のKAYAK海を旅する本、急流専門誌のPlayBoatingと前回にも出たカヌー総合誌のカヌーワールドがある。この中の総合誌の系譜としてカヌージャーナル、カヌーライフという総合誌があったのをご存知だろうか?

(カヌーライフ、パドリングエリアガイドのページ)
 そこでは日本各地のパドリングエリアを紹介しており、さらにいままで紹介したエリアの一覧が載っている。北は北海道から南は沖縄まで、関西も京都、奈良、和歌山・・・とある中で一度も大阪府の名前が出たことがない。いくら日本で一番狭い府県でもそれはやっぱり寂しかった。

(中之島の川が掲載されている!)
 当時の編集長の藤原さんは元々大阪の人、そこでなんとか大阪府を載せてもらえないですか?と頼んでみた。そうしたらありがたいことに場所を私に一任して載せましょうといってくれた。
おおっ、ついにパドリングエリアガイドに大阪府が載る!場所はどこにしよう?淀川か?それか岬公園から南の海岸線か?
 そんなときにふとどうせなら一番大阪らしいコテコテのエリアを載せてもらおう!場所は中之島がいい!
 今でこそ中之島の普通にカヌーを漕げるところと認識されつつあるが、当時はカヌーというときれいな海か川、街中はキワモノ扱い。私は好んで街中を漕いでいたらドブ専とかいろんな云われ方をした。(まあ今でもドブ専という人はいてますが・・・)

(後ろ向いてるのが私です)
 そして撮影、発売となったのですが、なんとまさかまさかの表紙にも写真をつかってもらい感激(国道1号線の銀橋と帝国ホテルがバック)。それまでカヌーといえばきれいな海か川というイメージがあったのが、街中もありと認識されたんですねえ。
 この記事はそれなりに反響もあり、こんなところでも漕げる!という評価をもらったようで、その後「東京ドブ川紀行」などの連載も始まり、私もドブ専からアーバンカヤックに呼ばれ方も変わりました。今じゃスカイツリーのお陰で東京では定番、大阪では日本シティサップ協会さんのように天満橋に拠点があるウォーターアクティビティもあるんです。本当に懐かしい思い出です。



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大阪南港にあるカヌーカヤック専門店KAYAK kono-tori



カヌーワールド11号・・・

2015-11-16 07:40:00 | お店のお話
 つい先日、舵社さんからカヌーワールドの11号が発売された。そのカヌーワールドだが、ファルトボートに首ったけ(P42-P49)という企画があって、この11号では琵琶湖から大阪湾まで漕いでいる。実は入院前の8月に3日間この企画のサポートとして参加した。
 やっぱり雑誌発刊前にBlogに書くのもどうかなというのがあっていままでアップしてなかったのだが、ようやくちょっと書くことができます!

 そもそもはじめに話が来たのが6月に琵琶湖の南端から宇治川までいった次の日の事。まあなんという偶然と思いながらこれはきついな・・・と頭を悩ませる。本文にも書いてあるが琵琶湖から大阪湾までは3箇所のポーテージ区間:南郷洗堰、天ヶ瀬ダム、淀川大堰があるうえ、急流区間、穏やかな区間、そして河口の浜風の区間と変化も多い。急流区間の瀬田川をゆうに100回以上行ってる私もファルトでは始めて。大丈夫かな・・・

(乗用車にファルト4艇積みで走り回りました!)
 いろんな打ち合わせがありいよいよ当日、朝南郷洗堰の放流量が80トンに減少!正直これで助かりました。100トン越えではきつすぎるし、15トン以下なら引っかかる。深ささえあれば曲げずに突っ込めばなんとかなる。
 ただファルトは容積が大きく、万が一急流で沈したら助けるのは一苦労。乗ってた人には延々泳いでもらうことになる。とにかく艇を曲げない、ビビッて逃げるとかえって危ないといって突っ込む!

(エデンの瀬、AL450ハイブリッド)
 実は誰か沈する絵も面白いなと思ってたんですが、全員無事クリア・・・こういうツアーの場合、川の中のカヤックはあっという前に移動できるが、陸上のカメラマンさんは一苦労。走り回ってカメラ構えるまでこちらはエディーで待機。このあたりも普段のツアーとは違います!

(本当によくまあ沈せずいけたもんです!)
 今回はエリアガイドではないので変化のない区間は車も使ってうまく移動。そして最終日、海に出るところで吹かれました。もう見事な逆風!漕いでも漕いでも前に進まず、本当にジリッ、ジリッとすすみようやくゴールの北港ヨットハーバーへ。
 しかし改めて川も海もいけるファルトというカヤックの性能に感動。ほんとにすごいもんです。
 今回記事になって読むと、そういう言い方するのか・・・と笑ったり思い出したり。ただ瀬田川をファルトで行こうかと思うみなさん、沈したら大変ですよ・・・本当にしんどいですよ・・・というわけでカヌーワールド11号発売中、読者プレゼントでうちからファルト1艇提供してますよ!



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大阪南港にあるカヌーカヤック専門店KAYAK kono-tori